2004年10月

笑の大学

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笑顔拍手笑い僕はシチュエーションコメディが大好きなので、この映画の空間は好きだなぁー!
もちろん派手な部分は全くないので、舞台の臨場感がないと、ちょっと地味すぎるとも言えるかな。

稲垣くんの少年のような瞳の輝き、腰の低いたたずまいや表情がイキイキしていて楽しい。役所さんの、真面目で頑固な表情からにじみ出るなんともいえない人間味が、これまたとても良かった!
あの台本が上演されたのか、椿くんが戦地から帰って来られたのか。
語られずに映画は幕を閉じるのが、なんとも切ないのだぁ~。

役所さん演じる検閲官の向坂氏が声を出して笑うシーンと、警官役になりきって走り回るシーンはちょっと長過ぎたような…。そう思いませんか、椿くん?

是非、舞台でのこの作品を観てみたいっ!!!!! 続きを読む

モンスター

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怒り自動車ダッシュ18禁お金ハート割れ誤解を恐れずに書くと、主人公達に感情移入できなかった。
児童虐待の過去を持つ人間の心の傷は、一生付きまとうものなのか。そして自分を破滅へとおいやる前に歯止めが利かないものなのか?
僕には頭では理解できても、彼女を分ってあげることはできなかった。
映画だけを観ると、アイリーンの周りにある冷たい視線は、彼女の言動によって生まれているように思えたからだ。
もちろん最初から嫌味な人間もいたけれど…。
『環境がそうさせた。』と、彼女が生まれもった不運を哀れむしかないのか?

「どうしようもなかった」という言葉に、すがるような彼女。
「生きるために」と言いながら、どれだけの他人を不幸にしたのか。
ホントにそう思うんだったら、ちゃんと罪をつぐなうことをしろよ!

セルビー。欲しがりやの嫌な子供だ。
同性愛者ではないというアイリーンが、彼女に惹かれたのはなぜだろう?
ここには、男と女のセックスの違いが大きくでているんだろうなぁ。

結局、この映画はなにを言いたかったんだろう?
結論は出なくても、いろんな「疑問符」が生まれれば良いのか?

どこの評を見ても絶対出てくるから書きたくはなかったけど、
やはり重要でしょう。
シャーリーズ・セロンの化けっぷりはとにかく凄い!困った 続きを読む

モーターサイクル・ダイアリーズ

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時代背景や人物を知ったうえで観たかったなぁ。
なぁ~んにも知識無しで観ちゃったので、意外な展開にびっくりし通し。
タイトルだけから想像していたロードムービー的な部分は、ほんの序章にしか過ぎない感じ。
後半のインカ都市の遺跡マチュ・ピチュ。リマでの多分ドキュメンタリーであろうインタビュー。アマゾン川奥地にある隔離医療施設サン・パブロ。などなど、自分の無知さ加減を恥じるような現実が突き付けられてくる。
途中入るモノクローム写真のような映像が、強烈で印象的。
ただ、普通の映画では好きに思えるような「映画的なシーン」が入ると、浮いて鼻に付くような感覚があった。怒り 続きを読む

ピエロの赤い鼻

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悲しい笑顔 関内MGAで
『ピエロの赤い鼻』を鑑賞。

公開2日目ということもあるのか、補助席まで出る満員状態。

ドイツ占領下のフランスが舞台。
人質になった4人に、
人として笑いをもって接するドイツ兵がなんともイイ味!
父親のピエロ役を快く思えなかった息子が
最後に見せる素直な笑顔の部分が、
これまた涙を誘うのですよぉ~。

途中フランス語で罵りあうシーンは「またか…」と思い
へき易するものの、後半の展開で帳消し。
何故か右目だけからの大量の感涙!
切なくも、あたたかいものが残る作品だったなぁ。

りんごグッズでピエロの赤い鼻を売ってた(笑)。 続きを読む

スウィングガールズ

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ウインク拍手学校音符川崎TOHOシネマズで『スウィングガールズ』鑑賞。

好きだ好きだ好きだー!

当日は夕方まで、台風で暴風雨が吹き荒れていた。
雨が止んだのを見計らって、レイトショーへ直行!
台風の影響で館内はガラガラ。

いやぁ~、楽しい作品だったなぁ~!
かわいらしい女の子がいぃ~っぱい出ているのに
お色気シーンは皆無。なのにすっごく愛らしい。
動物園で猿山を見ているような賑やかさにも似てる(笑)。

それぞれが、てんで勝手に生きているのに
なんとも良い距離で友情が出来上がっていく。
コミカルであり、愛だ。恋だ。友情だ。と、
声高に叫ばないところが
逆にとてもリアルで自然に入ってくる。
いいなぁ~。この無責任な感じ(笑)。

発表会のシーンは本当の演奏だとか。
イキイキした彼女達の表情やスイングからは、
鳥肌が立つような感動もついてきちゃう!!!

帰り道、全く歌詞の分らない
ナット・キング・コールの『L-O-V-E』を
鼻歌で歌って帰ったのは僕だけじゃないはず…。
まるサントラ買うべ!

後日談…
サントラ買いましたが『L-O-V-E』入ってないよぉ~!
レコード会社の関係で難しいのかもしれないけど、
絶対落としちゃいけない曲だよ。
『ウォーターボーイズ』のサントラも
物足りなかったんだよなぁ。ダメ 続きを読む

CODE46

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困ったなんじゃこれ?

中途半端で安易なSFのせいで、
設定を理解するのに追われ、肝心な部分が分りづらかった。
簡単な映画が良いわけではないけれど、
意味ありげなだけで終わるのは、監督の自己満足ではないだろうか。

設定やあらすじを読むと単純なので
単においらの頭がついていけなかっただけかもしれないけど…。

サマンサ・モートンは、相変わらずイイ表情をするなぁ。
でも次回こそは、おいら好みの作品に出てください。

さんざんなことを書いたが、
どこか魅力的な作品であるだけに
残念! 続きを読む

僕はラジオ

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笑顔ウインク音符走るキューバ・グッディングJr演じるラジオは
外見こそ「ブシェーミか?!」と
吹き出しそうな特殊メイクだけど
心がと~っても純粋な人間。

自分の中に悪意が無いから
人の悪意にも全く気付かない。

そのせいか、話しがなかなかふくらんでいかない。
ラジオ自体は物足りないぐらい良質な物語り。

僕が気に入ったのは、ラジオの存在によって
成長していく人達の姿。
人って成長するんだなぁ。と、改めて感じさせられた。
悪い所ばかり見ずに、
もっと長い目で人を愛していけたらいいなぁ。と。
せめて、こんな作品を観た直後ぐらいはね(笑)。

あふれる涙ばかりが、感動ではない。
じぃ~んわりと涙がにじむ、こんな作品もいいな!拍手 続きを読む
プロフィール

ヨネえもん

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