うわぁ~っ、
なんとも勿体無いこと
しちゃいましたぁ~。
ちょっと寝不足気味で
観に行ったら案の定、
前半で眠くて眠くて…。
かなりウトウトしちゃいました。
反省…。
そんなこんなで、
的外れな映画評になっていたらゴメンなさい。
オープニングが、いきなり乳房のどアップ!
そして宇宙空間に漂う傘!
これらはモチロン伏線なんだけど、
あまりにも唐突(笑)。
幼い頃の恋心を、
大人になっても持ち続ける主人公ファニス。
プラトニックな初恋の想い出だからこそ、
美しいまま残せたのだろうと思うが、そこは映画。
大人になった初恋の彼女の美しいこと!
もちろん、彼女は結婚をして子供もいる。
お互いに想い出を引きずったまま
それぞれの現実へと別れていく。
下世話な、一夜限りの逢瀬などがないのが
かえって美しく、切ないんだよなぁ。
「別れる際に振り返るのは、
再会の約束になってしまう」と、
振り返ることなく去る彼女。
けれど、その娘が無邪気に振り返り、
あどけなくファニスに微笑む。
くぅ~っ、泣かせるなぁ~。
こういう慎ましさを
古臭いと笑い飛ばさずに
大事にしていきたいものだよなぁ。
所々にスパイスのようにちりばめられた笑いや
人々の逞しさにホッと暖められる。
映画の中に登場する料理は家庭風で
肉団子にシナモンを入れるなど
スパイスの使い方が独特。
そのせいか、作品が
ちょっと甘いシナモンの香りに思えてきた。
最新の技術で、劇場にスパイスの香りが満ちたら
面白かっただろうな。
香りを感じさせてくれるだけで、充分に成功か。 続きを読む