2005年03月

タッチ・オブ・スパイス

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うわぁ~っ、
なんとも勿体無いこと
しちゃいましたぁ~。

ちょっと寝不足気味で
観に行ったら案の定、
前半で眠くて眠くて…。
かなりウトウトしちゃいました。
反省…。

そんなこんなで、
的外れな映画評になっていたらゴメンなさい。


オープニングが、いきなり乳房のどアップ!
そして宇宙空間に漂う傘!
これらはモチロン伏線なんだけど、
あまりにも唐突(笑)。


幼い頃の恋心を、
大人になっても持ち続ける主人公ファニス。
プラトニックな初恋の想い出だからこそ、
美しいまま残せたのだろうと思うが、そこは映画。
大人になった初恋の彼女の美しいこと!

もちろん、彼女は結婚をして子供もいる。

お互いに想い出を引きずったまま
それぞれの現実へと別れていく。
下世話な、一夜限りの逢瀬などがないのが
かえって美しく、切ないんだよなぁ。

「別れる際に振り返るのは、
 再会の約束になってしまう」と、
振り返ることなく去る彼女。
けれど、その娘が無邪気に振り返り、
あどけなくファニスに微笑む。
くぅ~っ、泣かせるなぁ~。

こういう慎ましさを
古臭いと笑い飛ばさずに
大事にしていきたいものだよなぁ。


所々にスパイスのようにちりばめられた笑いや
人々の逞しさにホッと暖められる。

映画の中に登場する料理は家庭風で
肉団子にシナモンを入れるなど
スパイスの使い方が独特。
そのせいか、作品が
ちょっと甘いシナモンの香りに思えてきた。

最新の技術で、劇場にスパイスの香りが満ちたら
面白かっただろうな。
香りを感じさせてくれるだけで、充分に成功か。 続きを読む

アビエイター

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ハワード・ヒューズ氏って、
すごい人物だったのね。
全く知識がないのに
アカデミー賞ノミネートなどの
話題にのせられ鑑賞。
映画好きの風上にも置けないね。

いつの時代でも革新的な人は
「出る杭は打たれる」の
ことわざ通りに叩かれるもの。

彼も例外ではなく、
生み出しては叩かれ、叩かれては生み出すをくり返す。

今現在につながる数々のことを、
類い稀なる独創性で創造してきたんだから
その功績は素晴らしいものだよね。


映画は、そんな彼の私生活を絡めて
盛り沢山のエピソードで突き進む。
どれも削れないのかもしれないけれど…長いッス!
レオナルド・ディカプリオの表情は
いっつも眉間にシワをよせていて単調。
そういう人物だったのかもしれないけれど、
ずぅっと緊張しているから、なんだか疲れて飽きちゃった。
そして、やっぱり彼は子供っぽ過ぎて
セクシーではないんだよなぁ。

それに引き換え、ケイト・ブランシェット様の
活きいきとしていること!
ケイトのキャサリーン・ヘップバーン好きだぁ!
彼女が出ている時には、ヒューズの表情も変わっていいな。

ケイト・ベッキンセールも
ファニーフェイスながら、なかなか骨太な女優役で
魅力的だった。

モデルとなった人達を全く知らないので
そう思ったのだけれど、
昔から映画を愛してやまない人には
耐えられないキャストだったようですね。

確かに、ポートレイトを見比べると
同じ人間か?と疑いたくなるほど麗しいお姿!
造形はもとより、輝きが違うんですよねぇ。
ウットリ…。


戦争映画ではないにも関わらず、
戦闘機の空中撮影シーンの迫力がスゴイ!
昔の人が観たら、ぶったまげるだろうなぁ(笑)。

全編に流れる当時の曲。
嫌いではなく、むしろ好きなんだけど
使い方に芸がないように感じちゃった。

うぅ~ん、
僕は、この映画では夢が見られなかったなぁ~。 続きを読む

エターナル・サンシャイン

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おぉっ!
グッとくる作品だねー!
初期予告編で異常なくらい
期待してしまったのと、
「よくわかんない」という
友人評を聞いたりしたので
ちょっと不安もあったんだけど…、
今の僕には
見事にツボにハマりました!

まさに、「失恋の痛みを知る
全ての人達へ」のキャッチ通り。

今回のジム・キャリーは好きだなぁ~。
8ミリフィルムで撮影したかのような質感によってか
ありえない設定を普通に受け入れてしまった。
すっごくクリアな画面だったら嘘くさくなってしまいそう。

僕が観た中では正統派なイメージしかなかった
ケイト・ウィンスレットが
オレンジのパーカーと原色のカラーリングヘアーで
今までとは違うアクの強いキャラ。
気紛れな性格が、なんともカワイく
不思議なくらい自然。
現実にいたら、付き合うなんて不可能な性格だけど(笑)。

キルスティン・ダンストの役にはびっくり!
あんな結果になるなんて。
考えさせられますなぁ~。

イライジャ・ウッドの役は嫌な奴だなぁ。
あの、お人形みたいな顔にぴったりで
可哀想なくらい憎らしい。
今度、彼を観たら思い出しちゃうかも。


それにしても、記憶を消しちゃう会社の
あのめちゃくちゃな勤務態度で
よく今まで仕事がこなせていたよねぇ~。
仕事先のベッドの上で飛び跳ねるなんてある?
やり過ぎだろ?


無くしたい記憶。

その時にはそう思ったことでさえ、
時間がたてば自然な形で心に整理される。
もちろん、一生忘れることのできない心の傷が残ったり、
虐待によるトラウマなどの例外もあるけれど…
こと、恋愛に関して言えば特にね。

離れてもめぐり逢う。
リインカーネイションにも似ためぐり逢わせはファンタジーだ。
同じセリフを口にしても、
別の人ではダメなんだ。という当たり前の事が胸に沁みる。
たとえ喧嘩が絶えなくとも、それは求めあうからこその事。
同じことの繰り返しでも「それでいいじゃん」と
思えるなんて素敵だなぁ。

観る時の自分次第で、感じる部分が全く違いそう。
僕は、そんなに同じ映画を何度も観ないけれど
この映画は、いつかまた見直してみたいなぁ。 続きを読む

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月

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こんなに赤裸々で
下世話な話しだったっけ?

映画の中の会話が、
シラフでは聞くに耐えない
飲み屋での会話みたい。

人に聞かれたら人格さえも
疑われかねないようなバカ話し。
そぉ~んな、
お気楽な感じの作品。

今回のブリジットは、
「頑張るけれど、ドジっちゃうところが可愛い女の子」
なのではなく
「なにをやってもヘマばかりの
 どんくさいダラダラ馬鹿おんな」に見える。
巷の女性からは、
「共感できないけど同情しちゃうわ。」なんて、
ちょっと上から見た感じで思われそう。

恋人役のコリン・ファースは、一人冷静で安心。
あのブリジットを一途に愛していけるなんて
それだけで尊敬なのだ。
秘書役の女の子もキレイでいいなぁ~。

恋敵役のヒュー・グラントは
今回、ちょっとイイ奴かと思いきや
やっぱりケーハクでサイテーな男で安心。
ハマり役だよねぇ~。
ただ、空港でのくだりは
彼ならチャンスとみて、手を回すと思うのだが…。

そんなに出てこないし
顔さえ思い出せないくらいなんだけど、
ブリジットの両親がすっごくチャーミング。
かわいくて好きだなぁ。

このハチャメチャな映画は
レニー・ゼルウィガーの「ど根性体躯」あっての賜物。
ただ、悲痛さが漂うような太り方だけには
くれぐれも気をつけて欲しいものです…。 続きを読む

<いぬのえいが>

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オムニバスでありながら、
連作的なものもあって
それが作品の格になっている。

それ以外は見事にバラバラ。

中でも特異な
佐野史郎と渡辺えり子さんが主演の
ミュージカル仕立ての作品。
ド派手な色彩とライティング。
流石組の華麗なダンスワーク。
しょっぱながこれで度胆を抜かれ
この映画を最後まで観られるのか
不安さえもよぎったが
こういうコテコテなの、けぇ~っこう好きだな。

中村獅童が主演の連作短編が、別な意味でベタ。
子供時代のエピソードは
どうにも郷愁を禁じ得ない作りなんだよなぁ~。
劇団ひまわり的な子供の演技が泣かせる。

佐藤隆太と乙葉のヘンテコな恋物語に
飼い犬の恋が絡み、モノローグが笑えるコメディも
あまりに寒くて泣かせる。

そして、
「あ、泣かせが始まった!」と、はっきり分かる
宮崎あおいちゃん主演の作品。
彼女の自然な魅力も相まって
分かっちゃいるけど、やっぱり泣けた。

うぅ~ん、予想以上のものは何もなく
面白いわけでは断じてないんだけど、
こんなに安直なものもたまにはイイかも。
…ホントか?

これを映画と言っていいのか?
という疑問は置いておいて、
とりあえず、犬と子供が出てりゃあOK!って人には
孤高の映画の誕生である(笑)。 続きを読む

ついに!

テレビアニメ『ドラえもん』の新声優が発表されましたね!
新しい声に変われば絶対違和感を覚えるでしょうけれど、それはそれ。
今、『ドラえもん』を見る子供達が楽しく見られるのであれば、
それが一番ですよね。

この春は、僕の中でも周りでもとても変化が大きいです。
お気に入りの何店かが店じまいしたり、人の異動があったり。

変わらないものはない。
その変化が自然の流れなら、受け止めて行かなくちゃ!ですね。
でもやはり、コートを脱ぐにはまだ寒い春の日です。

ロング・エンゲージメント

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ホント、
映画は観てみないと分からない。
この作品については、
特に強くそれを感じた。

『アメリ』のスタッフ。
オドレイ・トトゥ主演。
そして、宣伝・ポスター。

全てが、「ちょっと変わった
ファンタジーだろう」程度にしか
伝わってこなかった。


それなのに…、いきなり激しい戦争シーン。
物語が進んでも、かなりの比重で戦地の状況がある。
夢見る乙女の出る幕など全くない。
途中で、なんの映画を観に来たのか
分からなくなってしまうくらいだ。

そんな中、強く黒目がちで、意思にみなぎる瞳をもつ
オドレイ・トトゥの存在感がスゴイ。
彼女のまわりだけは、ベルベットが包んでいるかのようだ。
脇を固める個性的な人達は、
さながらシルク・ドゥ・ソレイユの舞台を観ているかのように
不思議な楽しさだ。
決して笑える内容ではないのに…。

物語は、こちらが心構えする間もなく
予想外の展開をみせる。
ドロドロの赤黒い血の、むせるような鉄の臭いを漂わせながら。

気丈な彼女が、彼の悲報を受け入れてから
エンディングまで目が離せない。
最後の最後まで、こんなにドキドキするなんて
ホラー映画でも滅多にないよ(笑)。

心構えが甘かったので、かなり疲れたけど
充足感を味わえる作品でした!
いい意味でも、悪い意味でも
「裏切られた!」という人が多いだろうなぁ。


日本では、
「甘く切ないラブファンタジー」みたいな宣伝だったけど
本国フランスでの宣伝は、どういう感じなんだろう?

ナショナル・トレジャー

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こういう映画って、
出演者がそれなりでも
楽しめるとは思うんだけど
ニコラス・ケイジって、
どうよ。

僕には彼の魅力がイマイチ
いや、イマニ、イマサン
分からんのです。

地味な顔だよなぁ~。
あの顔で、ああいいうことをやる
ギャップが良かったり
するのかなぁ~。

謎だ。

ただ、彼の役所は好きだ。
風貌からかもし出される庶民的な感じと
ちょっと知的な雰囲気から
この作品が、ただの宝探し冒険活劇ではないと
思わされる。

いわゆる思いつきや成りゆきで話しが進むのではなく
頭を使って謎を解き進んでいくんだけど
僕の頭では、
導き出された答えの意味がちぃ~とも理解できん。

登場人物たちが軽快に謎を解けば解くほど
観ているこちらは置き去り。
楽しむ間もなく進んじゃうから、のめり込めなかった。

賢い人には、あの謎解きが面白いんだろうな。

全体に、笑いがちりばめられていて
どのキャラクターも人間くさい。
主人公の父親にも意外な見せ場があったりして。
そつなく面白くはあるんだけれど
何か物足りないんだよなぁ~。

サイドウェイ

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飲んでばっか。
飲まれてばっかの主人公が
なんとも情けなくてねぇ~。

感情移入できるのが
逆に辛いっちゅうか…(笑)。

ワインのように
重ねた年月が香しいような作品を期待し
とっておきのボトルを開けたら
かなり酸っぱくなっちゃってたような
失望感。

カリフォルニアワインで軽くやるぐらいの
心構えの方が良かったみたい。


ワインについて語り合うシーンは
愛の言葉を交わし合うようで、とても好き!

ワインのウンチクとなると、
愛を理論だてて説明しているようで
ちょっと滑稽な感じもする。
微妙な味や香りの違いが分かるのは素晴らしいけれど
好みの違いもあるし、全否定してしまうのは
観ていて気持ちの良いものではないなぁ~。

人間とワインって意外なほど似ているんだね。
ダメなところとイイところが同居している。

この作品には酔えなかったけれど
今夜はひとりでワインでも空けちゃおうか。
そんな切なさが残りますなぁ~。

シャーク・テイル

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どぉ~しても
『ファインディング・ニモ』と
比べてしまうんだけど
魚が主人公という共通点だけで
全くの別物だね。

『アンツ』と『バグズライフ』を
比較するぐらいに野暮。

だって、キャラクターデザインからして
可愛くないし(笑)、
皮膚の感じがシーマンみたいで無気味。
目指しているものが違うんだろうね。

でも、『ポーラー・エキスプレス』のように
表情が死んでいるわけではないので
話しに入りこめさえすれば、慣れて気にならなくなっちゃう。
ま、真似しても仕方ないし、
これはこれでイイんとちゃうかな?

技術的なことを言えば、水の表現はいただけない。


それよりも、
せっかくノリのよい音楽をちりばめているのに
肝心の展開がもたついていて退屈。

底抜けに楽しいわけでもなく、
特別胸に響く何かがあるでもなく…。
大人が楽しめる作品。と言えるほど、シニカルでもない。

可もなく不可もなく…、それなり…。
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