2005年06月

電車男

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映画化されると聞いたとき
原作を手に取ってみたのだけれど
僕には読みづらくてメゲた。

でも多くの人に指示されているものに
自分だけなにも感じないのは
勿体無い気がして、映画に挑戦!

このところ、
立て続けにハリウッド大作を
観ていたせいもあって
こういう見慣れた雑多な風景を見るとホッとする。

電車男役の山田孝之くんの、
シャイな雰囲気がとても似合ってる。
ポスターにも出ている、
映画前半の電車男くんの髪型がスゴイ(笑)!
あのカワイイ顔でも、ああなっちゃうんだねぇ~。
本編では、
かなり早い時点で普通の髪型になるのでご安心を。

お互いに顔も知らないチャットの世界で
電車男くんを励まし応援する人達は分割画面で表現。
どの人も、とても漫画チックなんだけど
どことなくリアルな感じもした。いるいる、こういう人!
「ちゅらさん」で、姉弟だった
国仲涼子ちゃんも看護婦役で出演。

それぞれが胸に抱える問題も、電車男くんを応援し
一喜一憂する連帯感の中で、少しずつほどけていく。
ちょっと違うかもしれないけれど
「情けは人のためならず」って言葉が浮かんだ。

「大好きだよ、おまいら」
「おまえには、俺達がついてる!」

面と向かっては、
恥ずかしくてとても言えないようなセリフだけど
飾らないからか、ストレートに伝わってきた。

ネット上だけで友情が育まれるのか
はなはだ疑問ではあったんだけど
ツールを使うのが人間である以上は
結局、使う人次第なんだよなぁ。

たった一本のメールが、胸に沁みることもあるしね!


電車男くんの恋のお相手・エルメス役の中谷美紀ちゃん。
今回は色気よりも、母性みたいなものを感じた。
セリフまわしが独特で、とっても不思議ちゃんで素敵だ!!

山田くんと並ぶと、
どぉ~見ても釣り合いが取れないんだけど…(笑)。


楽しく、ジーンともさせられ
生きていくことに少しだけ前向きになれる。
そんな、余韻の気持ちいい作品でした!

ORANGE RANGEの主題歌『ラヴ・パレード』は
映画の前にFMでくり返し聴いていたせいか
今回はスッと入ってきた。いい歌やね♪

バットマン ビギンズ

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バットマンといえば、
シリーズでありながら
作品ごとのカラーがバラバラ。

独特なダークさを極めた1、2。
極彩色でアメコミまんまの3、4。
賛否両論あれど、
僕はそれぞれに好き!

今回の作品は
今までのどれにも属さない
さらに新たな別物の誕生だ!!


キャラクターの生い立ちと背景を丁寧に掘り下げ
バットマンであることを大真面目に創造。
作品世界の中でのリアルさを確立して、とても説得力がある。

若くして、暗い影を背負った表情に定評のある
クリスチャン・ベール演じるブルース・ウェイン。
ちょっと神経質でストイックな雰囲気がまさにバットマン!
時々うかべる微笑みさえも、どこか憂いを帯びている。
彼主演での、
新バットマンシリーズを観たいくらいハマってる。


リーアム・ニーソンは、今回も若者を導く役じゃん。と
思ったのだけれど…
彼の剣さばきは格好いいね!姿勢がいいのかな?
見栄えのするおじさんである。

執事アルフレッド役のマイケル・ケインは、
この作品の味を決める大切なスパイス。
出るシーン出るシーン、全てが見せ場になりそうな感じ。
エレガントでお茶目、誠実で色気もあるような…
おじいちゃんだけど(笑)。

ケイティ・ホームズ演じる、幼馴染みのレイチェル。
予告編を見た時には、
彼女の所だけギャラをケチったのか?とも思った。
ヒロインにしては野暮ったいんだけど、
ブルースが気にかける女の子となると
すごく自然で、まさに適役。
彼女も負けず劣らず、笑顔に影がある感じです。

モーガン・フリーマンが、またまたおいしい役で出てる(笑)。

それにひきかえ渡辺謙さんの扱いは一体…?!
存在感がどうの。とか、英語のセリフがどうの、なんてのは
全く関係なぁ~し!
殺陣のシーンはあるものの、あれじゃぁ可哀想すぎるよぉ~!


街の風景がとてもクール!
濫立する建物。錆。モノレール。
このダークな世界観はバットマンならではだね!


映画とは直接関係ないけれど、
パンフレットの俳優略歴が
ただの情報の羅列ではなく、読みごたえがあった。
印刷も、ツヤ有りとツヤ消しのスミを使い分けたりして凝っていたし。
こういうパンフだったら、お金を出した甲斐があるな!

50回目のファーストキス

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全編が
アダム・サンドラー。

良くも悪くも
アダム・サンドラー。

ゲップが出るほど
アダム・サンドラー。

終いにゃ怒るぞ
アダム・サンドラー。


『ウエディング・シンガー』の黄金コンビ復活!
『パンチドランク・ラヴ』では微妙だった。

すごく好きな雰囲気の映画なのに
なんだかイライラしちゃうんだよなぁ~
アダム・サンドラーの「顔」に!

彼が日本でウケないのがよぉ~く分かる。
とにかく、笑いが卑屈でクドくてしつこい。
そのくせ、害のない従順な犬みたいな表情をしちゃって
それをカワイイ!と思えたらいいんだけど…僕には無理!

カフェで、彼女の気を惹こうとするくだりは
いくらなんでもやり過ぎだろぉ~!
僕は完全に、ひいてました。


それにひきかえ、ドリュー・バリモアの
魅力的なことったら!
決して清楚でも、上品でも、スタイルが良いわけでもないんだけど
ぱぁ~っっと華開いたような天真爛漫な笑顔!
深刻ではないまっすぐさと、
ふざけ過ぎないけど、とんでもなくはじけた感じ。
好きだなぁ~!


こういう話しって、あるわけないじゃんという視線から観ちゃうと
元もコもないんだけど…(笑)、
素直に受け入れられたら、とても素敵なファンタジーの世界だよね。


彼女をとりまく環境は、
父親と弟は無償の愛を注いでいるし
カフェの女主人は母親のような愛情で接してくれているしで
とても幸せそう。

一方、アダム・サンドラーのまわりには
えげつないキャラクターばかり(苦笑)。


真剣なシーンでさえ笑わせるのが彼らしさなんだろうけど
「笑い」を強制されているようで好きになれない。
ホント、彼とはトコトン相性が悪いみたい。


まだ公開になっていないけど、韓国映画の
「私の頭の中のケシゴム」ってのと比較してみるのも
お国柄の違いが出て、面白いかもしれないな。

スターウォーズ エピソード3 シスの復讐

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今回のブログは、
評にはなってないと思うけど
ご了承くださいね!

何故なら、
『スターウォーズ』は
僕の中で
「映画」という枠に
おさまらない
唯一無二の存在だから。


子供のころから大好きだったんだよなぁ、
このシリーズ。
前3部作への想いは郷愁にも似ているのかも。

新たなシリーズには、
正直そこまでの思い入れは感じないんだけど
金字塔的エピソード4に繋がる位置の作品とあれば
「期待するな」と言うのが無理というものですよ。


今回は先々行レイトショーより先の
「ジャパンチャリティープレミア」というのに
行くことができた。
券を譲ってくれた友達のやまさんには、
足を向けて寝られないです。

この試写会の券は、ネットオークションにも
高価で出回ったらしいですねぇ~。
オークションで高く売るために、
様々なチケットを買い占める人がいるらしいですが
純粋に観たい人からしたら、シスのような存在ですな!


当日は、座席指定のために1時間ほど前から並んだんだけど
指定券との引き換えが始まる頃には、もんのすごい行列に!!

会場に入ると、コスプレの人がウジャウジャ!
ライトセーバーを振り回している危険な大人も大勢いて
一種異様な世界に紛れ込んだようだった。
まぁ、お祭りだから良しとしましょう(笑)。


さあ、いよいよ上映開始!

『スターウォーズのテーマ』が流れると満場の拍手が!
くぅぅ~~っ!この感じ最高!!
いやぁぁぁぁ~~、今回はすっごいよぉ~!!!
『エピソード2』で溜まっていたものを、全て吹き飛ばす勢い。
まさに、一瞬たりとも目が離せないし、
一体どこを見ていいのか分からないほどの密度の濃い画面。
すべてを集約するために息をもつかせない展開。

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内容は分かっていたはずなのに、
予想を超えた映像に驚き、
鳥肌がたった。
特にダースベイダーのくだりね!!

人間は描かれていない。などと
言われていた『スターウォーズ』。
その物語の根底にあったものが
人間の奥の部分の象徴だったのがスゴイな。


多くの人を熱狂させ続けているこの作品。
今だったら、DVDボックスで
まとめてちょちょいと見られちゃうし、映像に驚きもしないよね。

エピソード4~6を心待ちに観て、
エピソード1、2。そして今回のエピソード3で完結という流れを
リアルタイムで観られたのは、大袈裟だけど幸福だったなぁ!


今回、全てのエピソードが繋がったことによって
完結ではあるけれど、
永遠に終わらない作品になった気がするよ!

サハラ 死の砂漠を脱出せよ

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爽快っ!!

なぁ~んにも
考えないでいい
単純明快な
活劇かと思ったら、
意外にも骨太な作品。

僕には、ちょりっと
難しかったかな(笑)。

それでも、
オープニングからワクワクさせられて
なんとも心地いい高揚感!
全編を彩る楽曲も、太陽を感じさせるラテンのノリ。

マシュー・マコノヒーは、デビュー当時のイメージと
全く変わっちゃいましたねぇ~。
マッチョだけど、ちょっと知的な感じを残していて
白い歯がめちゃくちゃ格好イイのだ!!

どんな逆境に陥っても文句を言わず
逆に笑い飛ばしてしまうような力強いキャラクター達の
活力がみなぎっていて、すごく楽しい。

ぺネロぺ・クルスは華を添えて
けっこう頑張っていたように思えるんだけど、
見せ場を思い出せないんだよなぁ。
それでも、いつにも増して優しい表情で
美しく微笑んで見えたのは、撮影中に恋したせいか?

こぉ~んなに楽しめて、すっごく良くできているにも関わらず
どこかB級感が漂っている。

字幕がどぉ~も、読みづらかった。
「ら」抜き言葉などは目をつぶるとしても、あまりにも説明調で
まんま直訳なんじゃないの?と疑ってしまうほど。
翻訳が違ったら、もっともっと面白く観られたんじゃないかなぁ~。

それでも…。
すっげー楽しい映画だった!!

エレクトラ

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スピンオフ映画って、
どこかユルイ。

『ハムナプトラ』
から生まれた
『スコーピオン・キング』
もそうだし、
『キャットウーマン』に
至っては、栄えある
ラズベリー賞受賞である。

ハル・ベリーの受賞スピーチは
最高に面白かったなぁ~!

この作品は『デア・デビル』で美しく死んでしまった
(何故か瀕死の重傷という設定に変わっているが…)
ジェニファー・ガーナー演じるヒロイン・エレクトラが
主人公として復活!
生前の話しかと思ったら、生きかえっての登板である。
確かに、殺しちゃうには勿体無いキャラクターだった。

アメコミ原作とあって、設定が漫画そのもの。
敵は『Xメン』を彷佛とさせるような怪人たちである。
うひょー!バカバカしくて楽し~い!!

『デビルマン』でスクリーンデビューし、
今回ハリウッドデビューのボブ・サップ演じるストーンは
散弾銃を打ち込まれても微動だにしない岩のように固い身体の男。
なのに、自分でなぎ倒した木で潰れちゃう。
どうしてぇ~?

タトゥーで描かれた動物たちを
身体からニョロニョロ出しちゃう気味悪い奴や、
生気を吸い取ってしまう、まるでランちゃんのような
アジアンビューティー姐さんとか、
なんとも言えない賑やかな敵である。

敵のリーダーである、
中居くんとキムタクを足して割ったような
アジア系の色男・キリギは、思わせぶりな登場と設定なのに
呆気無くアディオス!
それこそ、ここからまたスピンオフが誕生しそう?!


何よりも、主役のエレクトラのコスチュームがスゴイ!!
普段はストイックで清楚な出で立ちなのに
いざ、戦いとなると化粧はケバくなり
真紅のSM嬢みたいな格好で、バッサバッサと敵を討つ!
かえって戦いにくいだろうに(笑)。

あんな格好をしていても、いやらしさがないのは彼女の持ち味かな。
アクションもキレがあって格好いいしね。

日本語のセリフが入ったりして、全編みょぉ~なアジア風。
で、『キマグレ』って一体なに?

さあ、君も『キマグレ』の習得目指し
日々精進(笑)!

最後の恋のはじめ方

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観ておいてなんだけど
このタイトルセンスどうよ!?

まるで、
「森の小人の
 にぎやかスープ下さぁ~い。
 てへっ。」
ってな感じの
気恥ずかしさがあるんですけど。

確かに、原題の「HITCH」では
よく分からないけどさ….


とにかく、全てが大袈裟。
無理矢理笑いを取ろうとしている感じで
そのうえ、それが大して面白くないので腹が立つ。
ケヴィン・ジェームズ演じるアルバートが特にそう。
彼があんなにドタバタコメディアン調ではなく
「普通なのにドジ」という役だったら、どんなにか可愛く見え
且つ、応援したくなっただろうか。
作品を生かすも殺すも、彼次第という
大事なスパイス役なのに…。

それに比べるとウィル・スミス演じるヒッチは大人しく感じた。
決してチャラチャラしていない仕事っぷりにも好感がもて、
上手く行かないすれ違いにも感情移入できた。
「自分の恋には不器用」になんて、とても見えないけど(笑)。

エヴァ・メンデス演じるサラは
勝ち気でありつつ、男嫌いという感じではないので
可愛らしい部分が随所に出ていて、いい女だねぇ~。

サラがヒッチをデートコンサルタントだと暴いた後の
周りの反応が、またまた大袈裟!
ゴシップ誌の一面に載ったくらいで、
町中のみんなが知ってる訳ないじゃない。
なんで、こんな安い漫画みたいな展開なの?


エンドロール前のダンスシーンは
みんなイキイキしていて楽しいねぇ~!
全編、こんな感じだったら良かったのになぁ。 続きを読む

フォーガットン

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随分前から
流されていた予告編。

決して派手ではないけれど
素晴らしい女優
ジュリアン・ムーア主演とあって
かなぁ~り期待度が
高まっていました。

んが、しかぁ~し
僕の周りの評判は、どうも芳しくなかった。
口を揃えたように「がっかりした」
「観る価値なし!」など、酷評の嵐。

映画は観なけれりゃ分からないとは言うものの
さすがの僕も及び腰。
だけど、こんな煮え切らない状態では
次の映画に進めないと考え(大袈裟)、
自爆覚悟で行ってみた(笑)。


んで、本編。
Why? 何故に?―by 矢沢栄吉よろしく、
不可解な現象や不思議なことが、次々に投げかけられていく。
一体、彼女には何が起こっているのか?!
なんだ、けっこう面白いじゃん。

様々な憶測をしながらも
「オチは期待しない方がいいよ!」という友達の言葉がよぎる。
そこで、ふと思いついた。
主人公テリーのセリフ「結論を急いじゃいけない」。
まさに、その通りの映画なのだと。

そっか、謎解きによる驚きを求めず、
今のまま、緊張感や
不穏な雰囲気などを楽しめばいいのだ!

みんなが扱き下ろした部分は、とぉ~ってもよく分かる。
ある意味、ジュリアン・ムーアの高尚さが仇となったような…。
周りの評判のおかげで、
僕は十分楽しく観られましたよぉ~ん。


この映画に限ったことではないんだけど、
「ドカーン!」とビックリさせるような仕掛けのある作品では
字幕の3点リーダー(「…」←これね)で、
あっ、来るな!って、先が読めちゃうことがあるね。 続きを読む

ライフ・アクアティック

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うぅ~ん、
こんなにも
形容し難いのは珍しいなぁ。
主演のボブ・マーリー
もとい、ビル・マーレイ演じる
スティーブ・ズィスーの
なんだか哀しくなるような
おとぼけぶり。

異常なくらい個性的な
キャラクターたちなのに
意味があるんだか、ないんだか…。

たぶん、制作者自身には
面白くてたまらないんだろうなぁ。と思われる
いたるところにちりばめられた
細部へのこだわりとギャグ。
こういうのが好きな人にはサイコーでしょうな。

笑えないのなら
気付かずサラッと通り過ぎてしまえばいいのに
妙に引っ掛かって、どうにも心地よくない。
楽しめそうな要素はたっぷりなのになぁ。


そんな、僕になどお構いなしに(当たり前だけど)
積み重ねられたエピソードがつながってくる。
どうやらクライマックスらしい。
テンションが最初からずぅ~っと高いので
なんとなくホッとする。

今までバラバラだった登場人物たちが
狭い潜水艇に集結。
改めて見ても、そうそうたるメンバーだ。
相変わらず、人をおちょくったような映像なんだけど
とても暖かい安堵の気持ちに満たされている。
なぜだっ?!

ジャガーザメの登場に至っては、
ほんのりと感動的ですらある。

セウ・ジョルジ演じる船員ペレが弾き語りする
ボサ・ノヴァは秀逸!アルバム購入しちゃおうかなぁ。

エンディングの曲に乗って、
プロモーションビデオかのようにハツラツと行進する
チーム・ズィスーの面々。
終わり良ければ全て良しとは言うが
ここまでエンディングだけで爽快になれるなんて不思議?!

あぁ~、摩訶不思議な映画だった。


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←で、ボブ・マーリーはこの人 続きを読む
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