おおぉぉぉぉぉぉ~!
ファンタジー!!!
ティム・バートン作品で
今も高い評価と人気を誇る
『ナイトメアー・ビフォア・
クリスマス』を
彷佛とさせるこの作品。
また素晴らしい作品を
生み出してくれたのだぁ~!!
ひとコマづつ人形を動かして撮影する
ストップアニメーションという
技術的な素晴らしさは言わずもがな。
急にミュージカルになる部分には若干古さを感じたものの、
そんな古典的な手作り感も魅力の一つか。
唯一無二のキャラクター達が紡ぎ出すストーリーは、
まるで生きているかのような活気にあふれていた。
…とは言え大半が幽霊だから死んでるんだけど(笑)。
ジョニー・デップが声を演じている主役のビクターは
気弱だけど優しい男。
悪く言えば優柔不断で、結果この物語が成り立っている。
いやぁ~、流される流される。
流されても、まあイイかと開き直ってしまう部分とか
案外肝が座った男なのかもしれない。
ヘレナ・ボナム=カーター演じる
コープスブライド(死体の花嫁)は
妖艶な美しさで、彼に迫る。
一途で思い込みが激しいところが可愛い。
時々落ちちゃう右目と骨だけの腕もご愛嬌。
人形だから平気だけど、ホントだったら恐いって(笑)。
対する、
エミリー・ワトソン演じる結婚相手を奪われたビクトリアは
地味だけど、けなげで真の強い女性。
結婚したら意外と尻に敷くタイプかもしれない。
それぞれが、それぞれを思う優しさで
話しが進んでいくので、
みんなに幸せになって欲しいとは思える。
最後まで、どんな結末になるのか目が離せない。
とはいえ、
展開自体は、やっぱりそうかぁ~というものなんだけど(笑)。
映像の楽しさと美しさで、ちょっと感動のエンディング!
キレイやでぇ~!!!