2005年10月

ティム・バートンのコープス・ブライド

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おおぉぉぉぉぉぉ~!
ファンタジー!!!

ティム・バートン作品で
今も高い評価と人気を誇る
『ナイトメアー・ビフォア・
 クリスマス』を
彷佛とさせるこの作品。

また素晴らしい作品を
生み出してくれたのだぁ~!!


ひとコマづつ人形を動かして撮影する
ストップアニメーションという
技術的な素晴らしさは言わずもがな。

急にミュージカルになる部分には若干古さを感じたものの、
そんな古典的な手作り感も魅力の一つか。

唯一無二のキャラクター達が紡ぎ出すストーリーは、
まるで生きているかのような活気にあふれていた。

…とは言え大半が幽霊だから死んでるんだけど(笑)。


ジョニー・デップが声を演じている主役のビクターは
気弱だけど優しい男。
悪く言えば優柔不断で、結果この物語が成り立っている。
いやぁ~、流される流される。
流されても、まあイイかと開き直ってしまう部分とか
案外肝が座った男なのかもしれない。

ヘレナ・ボナム=カーター演じる
コープスブライド(死体の花嫁)は
妖艶な美しさで、彼に迫る。
一途で思い込みが激しいところが可愛い。
時々落ちちゃう右目と骨だけの腕もご愛嬌。
人形だから平気だけど、ホントだったら恐いって(笑)。

対する、
エミリー・ワトソン演じる結婚相手を奪われたビクトリアは
地味だけど、けなげで真の強い女性。
結婚したら意外と尻に敷くタイプかもしれない。


それぞれが、それぞれを思う優しさで
話しが進んでいくので、
みんなに幸せになって欲しいとは思える。
最後まで、どんな結末になるのか目が離せない。

とはいえ、
展開自体は、やっぱりそうかぁ~というものなんだけど(笑)。
映像の楽しさと美しさで、ちょっと感動のエンディング!
キレイやでぇ~!!!

ちょろっと更新

なんとか、
今月観た3作品の評を公開できました。
仕事の待ち時間にコソコソと書いて…。

今週末、せめて一本は観たいなぁ~。
あわよくば2本観たい…(笑)。

来週の火曜日は映画の日だから、今から予定立てないとね!!

映画祭がはじまるというのに…

僕の分かりにく~い自己満足型映画評を
いつも見にきてくださっているみなさん、
ホントにありがとうございます!

今月いっぱい、週末も忙しくしておりまして
映画を観る時間がとれそうもありません。
面白そうな新作も、続々と公開されているというのに…。

10月に観た映画で、まだ下書き中のため
閲覧公開していないものもありますが
今週中にアップできるか微妙なところです。
ちなみに『8月のクリスマス』『シン・シティ』『蝉しぐれ』の3本。
今月3本しか観てないなんてぇ~、ひえぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~!!!!
ブログをアップした時点では映画公開終了しているかも…(涙)。

こまめにチェックしてくださる方には
本当に申し訳ありませんが、来月には観まくり千代子の予定ですので
もうしばらくお待ちくださいませ。

めっきり涼しくなって、体調を崩されている方も多いですが
よい秋をお過ごしください!!

蝉しぐれ

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新しいものが
すべて良いわけではない。

古いものが
すべて良いわけでもない。

どんな時代にも
その時代なりに
良いものがあり
醜いものがある。

それでも、この映画を観ると
あまりにも多くの大切なものを
失ってしまったのではないか…。と
現代を振り返って思わざるを得なかった。


日本人がありのままの日本を愛していた時代。
厳しい自然。慎ましい生活。
その中で育まれる、豊かな心。

特に若い頃を演じるふたり。
少女ふく・佐津川愛美ちゃんと
少年文四郎・石田卓也くんが素晴らしい!!

瑞々しく、力強い瞳のキラキラした輝き。
あまりにも眩しくて、
まっすぐな2人から目が離せない。
坂道で荷車を押すシーンは、
古き良き映画の名シーンのようで泣けた。

文四郎の友達との交流も、
尊重しつつ支えあう部分が
ヘンに大人びているわけでもなく
少年の中の男を感じさせて清々しかった。

父親役の緒形拳さんは、
どんなにみすぼらしい格好をしていても
父としての威厳と優しさが滲み出ていてすごいなぁ~。
多くを語らないからこそ思いが込み上げ、グッと来る。


…ここで終わっても良かったなぁ~。


大人になった二人に市川染五郎と木村佳乃。
市川染五郎の芸達者な部分が
かえって仇になっている感じ。
少年時代とのギャップが大き過ぎて、戸惑った。
話しが進むと、違和感は薄れるんだけど…。

木村佳乃は、
こんなに綺麗だったっけぇ~?!と
見紛うほどに美しい!
リアルな映像が流行っている今では
ここまで女優を光り輝くように映すのって、珍しい!!

ただ、友達役で出てる
ふかわりょうや今田耕司くんはいただけない。
演技がどうのという分けではない。
実際、とても自然でハマっていたとも思うけど…
やはりスクリーンで、それもこういった内容の映画に
彼らの顔が出てくるだけで興醒めなんだよなぁ。


「良質」という言葉がとてもよく似合う作品だ。
たまにこういった作品で
身を清めるのも良いかもしれない。
若いコは、清める前に眠くなっちゃうだろうなぁ。
あ、僕が観た回では
大イビキをかいて寝ているおじさんがいたわ…。

8月のクリスマス

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韓流ブームが来る少し前、
映画館には
年に数えるほどだが
韓国映画がかかり出していた。

僕が最初に観たのは『祝祭』。
作りは雑な感じだったけれど、
今まで観ていたアジア映画
香港や中国とは
明らかに違う文化に
少なからず感動した。

しばらくして『シュリ』の大ヒット。
映画界の韓流ブームで
様々な作品に触れることができた。

その時期の作品で、珠玉の名作と誉れの高い
『八月のクリスマス』!
女の子の設定が馴染みにくかったものの
じんわり沁み入る感慨深い作品だった。


…ただ、思い入れはすごくても
詳細は覚えていなかったりするのだが。


日本でリメイクされることになって
『八月』が『8月』になった。意味は知らない。

主演の山崎まさよしの
飄々とした風貌が、死を間近にしても
穏やかにそれを向かえ入れようと生きる主人公にぴったり。

田舎の写真屋さんにしては
いつも小洒落た素材のシャツを着てるよね…(笑)。

臨時教師の女の子と出会ってからの彼は
死をただ待つという生き方から
短い生を楽しむ生き方をしていく。
プラトニックなまま、というのが
余計に大事にしている感じでイイんだよなぁ~。


臨時教師の女の子役・関めぐみ。
うぅ~ん、ゴメンなさい。
多分に僕の個人的な好き嫌いの感覚なんだけど…
全然、初々しく見えない。
笑顔が死んでる。
フィルムから輝きを感じない。
こりゃ、ミスキャストだべ…。

彼女の生命力がキラキラ輝いて初めて映画としての
説得力が出るはずなのに…。

ちらっと出てる
戸田菜穂や大寳智子が印象に残った。
大好きな草村礼子さんは、微妙な使われ方だったなぁ。

名作のリメイクというハンデを差し引いても
何かが足りない。
もしかして、僕が変わってしまったのかな?
今、『八月のクリスマス』を観たら…。


それでもさ、
山崎まさよしの歌う主題歌。いい歌だねぇ~。

シン・シティ

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こ、こりゃあスゲエ!!

映像表現って、まだまだ
出尽くしていないんだねぇ~。

モノクロの中に原色が
なまめかしく映える。

CMや広告などでは
見慣れた表現だけど

映画として観ると、なんとも斬新で格好いい!!

背景も、かなりの部分でCG処理らしく
その安っぽさがかえってしっくりきている感じ。

出てくる女性の扱いは、すべて
「おんな」。
田島陽子氏が観たら激怒しそうなくらい
「おんな」を武器にしている。

色気たっぷり、いやらしさもここまでくると格好良い。
出し惜しみが好きな男から見ると、
エロさは控えめかも(笑)。

真っ赤な口紅と舐めるような視線が
恐いくらいに美しいロザリオ・ドーソン。
アジアチックな風貌、
クール眼差しと豪快な太刀捌きで魅せるデヴォン青木。
ファニーフェイスで
清楚なセクシーさを感じさせる、ジェシカ・アルバ。

対する男達は、みなバイオレンス。
見た目野暮ったいけれど、ストイックな感じがイイ!
内面は妙に子供のように純粋だったり。

久しぶりに、渋さ爆発のブルース・ウィルス。
特殊メイクで誰だか分からない状態ミッキー・ローク。
おいしいトコ取りのクライブ・オーウェン。

特筆すべきは、
魔太郎にしか見えない無気味なイライジャ・ウッド。
安いチンピラ警官を見事に演じ切った
怪優、ベニチオ・デル・トロ。

全編、エグイ。
全編、グロイ。

決して爽快な活劇ではないのだけれど
モノクロの映像とシルエットの使い方が生きてて
目を背けなくて済んでいる。

『キル・ビル』好きだったら
きっとハマるよぉ~!!!
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