嫌いじゃない。
…だけど
まるでテレビスペシャルを
見ているかのように感じるのは
なぜなんだろう?
僕にとっては、
作品が自分の好みに
合っているかどうかが
大切だから
映画らしいかどうかなんてのは
二の次ではあるんだけど…
映像はとてもキレイだ。
この作品を象徴する、ろうそくのともしび。
満天の星空。
なぜか、
すぐそのあとに降り出す雪(笑)。
いくつものエピソードが交差していく作りも好き。
田畑智子ちゃんって、平凡な顔立ちなのに
(むしろ個性的か?!)
可愛らしく見えてくるから不思議だ。
ろうそくに火をつけながら言う
「あなたに幸せなことが訪れますように」というセリフ。
とぉ~っても暖かくて良いわぁ~。
豊川悦司も
力の抜けた感じが、とぼけてて面白い。
田口トモロヲと原田知世の夫婦は
喧嘩するような覇気が全くないところが
逆にほのかに暖かくてよい感じ。
井川遥ってスクリーン映えすると思うんだけど
あまり言われないよね。なんでだろ?
吉川晃司はスパイス的な役で
演技がどうのではなく、イキイキした感じで楽しい。
クリスマスは、
「同じようだけど、少し違う今日が始まる」
そんなキッカケをくれる
特別な日なんだよね。
現実には、普通に仕事して終わっちゃったりするけど(笑)。
今夜は部屋の灯りを
ろうそくだけにしてみようかな?
そんな穏やかな気持ちにさせてくれる作品だった。
舞台でやったら面白いだろうなぁ~。