2006年02月

県庁の星

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ちっとも笑えねぇ~!

権力に対する悪意に満ちてて
不愉快だ。

織田裕二演じる県庁の人間が
民間のノウハウを
学ぶために向かった
問題ありのスーパーで
すったもんだをするのだが…。

スーパーの人達は、なんで最初っから感じ悪いの?
柴崎コウの表情なんて、あんな顔してたら
恐くて客が寄り付かなくなっちゃうっつーの!

延々とお決まりの展開。
仏頂面の人達を観続けるのは苦痛だ。

起承転結の「転」で、やっと盛りかえす。
うぅ~ん、長かったぁ~。

規則、規制はお仕着せのものではなく
自分達のためにも必要なのだ。
小さな力も、少しづつ何かを動かせる!
その人なりの器の中で、
やっていけばいいのだ!という部分には
とても共感できた。

だけどやっぱり…
終わり良ければ全て良しとは言うものの
「起承」の部分が、あまりにも僕には合わなかった。

ジャーヘッド

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いわゆる戦争映画は苦手だ。

映画の選択肢には、ほぼ入れない。

そんな僕が、
この作品に興味をもったのは
戦闘シーンの派手さや
リアルさが売り物なのではない点。

主人公が一人も殺さない。
というところからも、
戦争を美化したり、格好良く撮ったり
していないんだろうと思った。

そういう点で裏切られなくて、ホント良かった。


ジェイク・ギレンホール演じる主人公は
嫌々戦争にかり出されるのではない。
血気盛んな若者が、リビドーのはけ口として
勢いで参加しちゃった。という感じである。

集まった者達も、それぞれに理由はあっても
「お国のため!」という悲愴感など微塵もない。
まるで、アメフトの試合にでも行くかのような勢いで
戦地へと向かう。

まだ戦闘の始まっていない砂漠での、
いつまで待てばいいのか皆目分からない苛立ち。
気持ちの鉾先を持て余し、憔悴していく様がリアルだ。

戦地という現実味が薄れたころ
何のために戦っているのか考える間もなく
過酷な現実が襲う。

観ている僕の心は、なんとなく麻痺してしまって
何も考えられず画面を見つめるだけ。

戦争って、感情も死んじゃうんだな…。


もしかしたら、
人間は戦争自体が好きなのでは?とも思った。

この作品の後に残る空しさは
そのまま、戦争に対する空しさなんだろうな。

クラッシュ

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またまた衝撃的な
問題作だよ!

予告編を見ても、
あらすじを聞いても、
なんだか分からない。

かろうじて
「群像劇」だ。ということだけ。

「著明な役者たちが、こぞって出演したがった」
とか、
「アカデミー賞有力」などの
まゆつば物の噂に乗せられて、観ちゃいました。


人種差別を題材にした作品は、
今までも数多く観てきた。
やり場のない憤りに震えた作品もあった。
人間の嫌らしさ描き、
輪廻のようにくり返される偏見による悲しい出来事。
絶望に似た徒労感に涙すらも出ないこともあった。

この映画の中でも、堪え難いシーンは多く描かれる。
それはそれは執拗に。
だけど
「それでも、人は繋がっている」
「ぶつかり合うのは、
 互いの存在を感じていたいがため」
と、この作品は言う。

きっかえさえあれば分かりあえるかもしれない…と
奇蹟を臭わせながらも
一方では、思いとは裏腹の悲劇が起こってる。

嗚呼、無常。

どんな展開になるのか、人物がどう絡んでくるのか
一瞬たりとも目が離せない。というより
目を離さなかったはずなのに、疑問符がたくさんだ。
誰か、分かりやすく解説をお願い!


陰&陽。
万物全ては、光と影のように表裏一体。
とは言え
この作品を観る限り、人の世の影は濃いよなぁ~。

12/18の鑑賞分を公開しました。

『ハリー・ポッター 炎のゴブレット』の
12/18の鑑賞感想は、かなり辛い印象です。
なので、お好きな方は読まれない方が良いかも…。

いつも、僕が好き勝手に書いたことによって
観るのを止められたら嫌だなぁ~と、思ってます。
僕は、映画が好きなだけの単なる観客なので
「一意見」程度に捉えてもらえれば嬉しいです♪

PROMISE

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たぶん、日本人には
生み出せないであろう
民族的な感覚の映像美。

キレイキレイなだけじゃなく
どこか、血や人の
臭いが漂ってくる感じ。

そうかと思うと
信じられないくらい
チープな映像があって…。

壮大なスケールのおバカ映画とも聞いていたけど
超駄作とは言い切れないパワーにも溢れている。
…気がする(笑)。

なんといっても役者陣の熱いこと!

韓国代表のチャン・ドンゴン。
彼の骨太な雰囲気と目ぢからのおかげで、
重厚な作品を見ているかのような錯角におちいる。

日本代表の真田広之。
人間味溢れる将軍を熱演。ホントに熱い!!
彼のオーバーアクションは、アジア向きかも。

迎え撃つニコラス・ツェーの甘いマスク(←死語?)。
ずば抜けた美形とは思えないんだけど
絶妙なバランスが生み出す端正さが良いんだろうね。

んで、紅一点。
アジアの至宝と言われるセシリア・チャン。
んん~?言い過ぎじゃん?
当人はハスキーボイスで、声は吹き替えなんだとか。
変なの。

いろんな意味で、笑える部分あり。
真面目な映画を期待しちゃうと
かなぁ~りなお粗末くんだけど…
金をかけた、豪華なアクション漫画だね。

今さらですが、12月分の鑑賞映画評をば

書き込みして下さっていたのに
ずっと放置状態で失礼いたしました。
いつも、ありがとうございます!

こんないい加減な更新ペースですが、
これからも、何とぞヨロシクお願いします。


今年に入ってから鑑賞した作品は
かなり順調にアップしているのですが
去年の12月分が、まるまる抜けておりました。

『エリザベス・タウン』12/1 鑑賞
『ブラザーズ・グリム』12/4 鑑賞
『トゥルーへの手紙』12/9 鑑賞
『Mr. & Mrs. スミス』12/10 鑑賞
『S A Y U R I』12/11 鑑賞
『チキン・リトル』12/31 鑑賞

もうほとんどの公開は終わってしまいましたが、
新たに映画評をアップいたしましたので
お時間のある方はご覧くださいませ。

追伸:『ハリー・ポッター 炎のゴブレット』12/18 鑑賞は
   ちょっとした手違いにより、後日に載せますね。

ミュンヘン

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「実話を元にした物語」って
「実話」とは違う
 …ってことだよね?

その事件の詳細を
ほとんど知らないまま
映画を観た。

人間に根深く残る
人種差別による悲しい事件。

そして、それに終わりがないこと。

こういう映画を観るたびに、
憎しみを正当化するという行為に
怒りを感じざるを得ない。

目には目を、歯には歯を。
正直、僕もそうしたいと思いだろう。
それは、小さなことから始まって
歯止めがきかなくなることも
分かっているはずなのに…。


平凡な市民が報復のために働き、
最初は戸惑うものの、途中から慣れてくるのが恐い。
結局は、
良心の呵責に悩まされることになるんだけど…。

この世には、人を殺しても何も感じないどころか
快感にすら思う奴がいるんだよね。

エリック・バナの穏やかで優しい目が
悲しさを募って、切ない。

この映画の中でも、解決法はなにも描かれない。
そんなものは、きっと存在しないのだろう。
ただ、決してくり返してはいけない悲しみが
この世には多いということを
僕たちは忘れてはならないんだろうね。

報復による解決などはなく、
次の憎しみと悲しみを産むだけなのだから…。

オリバー・ツイスト

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お涙頂戴の
荘厳な感動巨編かと
想像していたんだけど
意外や意外、
魔法使いの出てこない
ファンタジーのような
優しい雰囲気。

小学校の図書室で借りた
課題図書みたいにも思える。

お子さまランチだからと手を抜かず
しっかりと料理された逸品のような作品。

主人公のオリバーは孤児。
行く先々で嫌な大人達と出逢い、翻弄される。
それでも純粋さを失わないところは、
子供ならではの強さなのだろう。
声高に文句を言わず、柔軟に対応していく姿は
やる気のない大人の姿を揶揄しているようで哀しい。

ステレオタイプのキャラクターには
少々へき易とさせられたけれど
そのキャラクターに息を吹き込む
ベン・ キングズレーの演技。お見事!

孤児の彼に、とても親身になってくれた少女
ナンシーが、彼を守るために勇気をもってしたことで
悲しい結果になるのは、とても辛かった。
今の子供が見たら、
「人のことなど思いやらず、
 知らんぷりしてれば良かったのに。」
なんて言いだすんじゃないかと心配。


よく
「大人の鑑賞にも耐えうる」なんて表現があるけど
「耐えうる」って、微妙な表現だよね。

この作品、とてもよくできてはいるけれど
どことなくなんとなく、物足りないんだよなぁ~。

B型の彼氏

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僕はB型だ。
そう言うと、大抵
嫌な顔をされる。
このことが
日本だけに
限ったことでない事に
ちょっとビックリだ。

万国共通で言われるなら
当たらずとも遠からず
ってこともあるのかもね。

マイペースだと言われる。
興味あることには熱中し、興味がないとからっきし。

そんなの当たり前じゃん。
と、思う。

B型だろうが、なんだろうが、僕は僕。
と、開き直っちゃうところもB型の特徴らしい(笑)。


ま、映画の内容は他愛無い。
痛い、痛過ぎる。
途中で劇場を出たくなったのは久しぶりかも。
気付かず、吹き替え版を観ちゃったのも敗因の一つ。
韓国映画の吹き替えって、なんでこんなに
アニメっぽくて、安い感じなんだろうか?

ついついタイトルにつられて観てしまったが
ポスターデザインの物凄さを見た時点で
気付くべきだったなぁ~。

この映画の凄さが、もっと突き抜けたものだったら
名作になり得たかもしれないのに…。
ンなわけないっ!

それでも、
当日は映画の日とレディースデイが重なっていて
劇場は女の子で溢れかえっていた。
「予想通りの展開で面白かったね♪」
という声が聞こえた。

こういう作品を楽しめるなんて、
なに食べても「ウマいっ!」って言っちゃう
「美味しんぼ」の副部長みたいで
ある意味、幸せなのかもしれないな。


まだまだ、
映画を見極める審美眼が磨けていないです。
反省…。
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