2006年03月

イーオン・フラックス

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スタイリッシュでありながら
どこかうさん臭い。

格好良いんだかも
正直微妙…。

すべてが、
まるで霧の中のような
つかみどころのない印象だ。

近未来モノって、
なんでもアリなはずなのに
使い古された感じっちゅうか…。

まぁ、そんなこたぁ
予告編を観たら分かることなんだけどねぇ~。


現在のハリウッドで、
パーフェクトビューティーの筆頭!
と、言っても過言ではないだろう
シャーリーズ・セロン嬢が
機能性度外視のキワドイ衣装を身にまとい
忍者さながらの華麗なアクションに挑むのだ!!
そりゃあ見とかんとね!!!

コミックファンに受けそうなギミックが、てんこ盛り。
これでストーリーが面白いか
テンポが良かったらなぁ~…。

「美を捨てて演技派を目指す」なんて、よく聞くけど
「美」を保ったまま、演技派の女優さんはいてます!
いろんな役に挑戦するのは良いけど、
もうそろそろ久しぶりに、正統派美女の麗しいお姿も
拝ませて欲しいものである。

ブロークバック・マウンテン

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とても静かだ。

川の流れる音が
印象深い。

雄大かつ厳しい自然。

なにも、ない。

ただ二人が居るだけだ。


アカデミー賞にノミネートされ、話題になったけど
そんな一般受けする作品か?
ここに出てくるのは、テレビで活躍している
いわゆるオカマちゃんキャラとは違う。
女言葉を話すわけでもなく
派手な衣装をまとうわけでもない。

決して人と目を合わせないことからも分かるように
自分の中の感情にとまどいを感じ、内に秘めたまま
うまく自己表現できない不器用な男
イニスを演じるのはヒース・レジャー。

僕は英語が苦手なので、確信はないんだけど
彼のセリフまわしがいつもとは違ったような…。
あれは訛りなのかな?
口調から朴訥な人柄が伝わってくるような気がした。

人の心を見透かすように、
まっすぐ相手に対峙し自己主張する
ジャックを演じるジェイク・ギレンホール。
自分のセクシャリティを受け入れ、
消化することができる男だ。

序盤で、唐突にSEXが始まったときは
少なからずびっくりしたが、
ファンタジーではないリアリティを感じさせもする。

ゲイというだけで迫害され、
殺されることもあったという封建的な時代。
もちろん大っぴらに会うことなどできないし、
お互い恋愛結婚もするのだけれど…。

「浮気をするなら見えないところで」と言う人もいる。
それが、あんなに分かりやすく
妻を顧みずに意気揚々と逢い引きし
その浮気相手が男だなんて
奥さんの辛さは、想像も及ばないよねぇ~。


奥さんの、全てを知った上での精一杯の気丈さ、
大人になっていく愛娘が父を見つめる視線の温かさ
婚約報告の際のやりとり、
そして、
愛する息子の全てを受け入れようとしてくれる両親。

そこに無償の愛を感じる。

二人は、二人だけで生きていたようにも見えるが
二人だけで生きていたんじゃない。


頭で「一般受けする作品か?」と書いた。

刺激的な部分しか見えない人もいるかもしれない。
でも、この映画で描かれていることは
普遍的なことなんだよね。

映画の余韻が、あとからじわぁ~っと滲み出てくる。
決してスッキリはしなかったけど、味わい深いなぁ。


最後にイニスがつぶやくセリフ、
字幕では
「永遠に」みたいなニュアンスだったんだけど、
実際は
「約束する」という意味の言葉を言ったらしい。
この一言は、色んな意味にとれる
とても重要なセリフなんだけど…。
また観ることがあったら、
その部分に注意して観たいと思う。

ドカァ~ンと更新

去年パソコンが壊れてて使えなかった時期に
ノートに書きためていた鑑賞感想がありました。

もう、まるまる一年が過ぎてて
読み返すと
自分でも意味不明の部分があるんですが
なんとかアップいたしました。

『オーシャンズ12』から始まり、
『オペラ座の怪人』『Ray<レイ>』
『シルヴィア』『トニー滝谷』
『ベルヴィル・ランデブー』『パッチギ!』
『もしあなたなら』『きみに読む物語』
『鉄人28号』『ステップフォード・ワイフ』
『着信アリ2』『MAKOTO』
『ビヨンドtheシー 夢見るように歌えば』
『火火』『故郷の香り』
『ボーン・スプレマシー』と、
2005年1月23日から
2005年3月4日までの、計17本!!

さかのぼって見るのは面倒かとは思いますが
もし気になる作品があったら、
読んでくださいませ~。

ステップ!ステップ!ステップ!

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おぉ~!
いいね!いいね!いぃ~ね!
ダンスっていいね!

まさに胸躍る楽しさ。
スクリーンを観ながらも
一緒に踊りたい気分だ!

この作品は、ビデオで撮られたドキュメンタリー。
映像は大画面で観るには、ちとツライ。
だけど、それを補ってあまりある勢いに溢れてる。

ニューヨークの小学校に通う子供たちが主人公。
ダンシング・クラスルームという
児童育成プログラムでボールルームダンス
(社交ダンス)のレッスンを行ない
競技会での優勝を目指す3校に
スポットを当てて追って行く。

子供達は、小さいながらも自己主張がとても強い。
こまっしゃくれてもいるが、
素直な子供の部分もあり、
既に紳士淑女の部分も覗く。
精一杯背伸びしているかと思うと、
小さなプライドが見え隠れしたりして
大人と変わらない一個の人間なんだよねぇ~。

それぞれの小さな成長が、本物の表情に見られて
気づくと見守る先生のような気分になってた。

周りの大人、親よりも先生たちの違いも面白い。
生徒のためを思っての考え方も
それを表現していく方法が違うし、
先生と子供の相性もあったりして
マニュアルがない教育現場って大変なんだなぁ~。

自分の居場所は自分で見つけるものだけれど
大人が、その道しるべとなることは
絶対に必要なことだね!

たとえ、
そこからドロップアウトしてしまった子でも
そこに合わなかったというだけの事で、
違う生き方が見つけられればいいわけだし。


競技の世界には勝ち負けがある。
そこに子供をやるには正直抵抗があるのだけれど、
勝ったことによって得ること。
負けたことによって学ぶこと。
なにより、なにかを目指して進むことは
それ自体が
素晴らしい経験を積んで行くんだよなぁ~。


んん~、観賞後スッキリ。
楽しかった!!

エミリーローズ

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映画化された
「悪魔裁判」の真実!

70年代のドイツで
「悪魔の存在」を問う裁判が
実際に行なわれたらしい。
その実話をもとに映画化。


限りなく中立の立場から、その真偽を問う。
そういうものを期待したのだけれど…。

単なるホラーかというと、ちょっと違う。
法廷でのやりとりが多く、その駆け引きが絶妙!!

医学の面からや科学的な検証など、
悪魔の存在を否定するには充分なのだけれど
「再現フィルム」は、どう見ても
悪魔が憑いたとしか思えない作りだ。

これって、結局
はじめから悪魔ありきなんじゃん?
その後
「再現フィルム」がエミリーの幻覚や幻聴かも。
と言われても、もう映画の中では
「悪魔はいる!」って思っちゃうよ。

恐怖感を煽る撮り方と音楽。音で脅かすのもズルい!
かろうじてキワモノ扱いしていない「風」であるのが
またまたズルい(笑)。

なんだかんだ、結構引き込まれマジで見入ってた。
エミリーの鬼気迫る表情の恐ろしいこと!!
夢に見そぉ~。


実際にあった話しらしい。

ただそれは、
「悪魔の存在」を問う裁判が行なわれたということ。

どうも、「悪魔がいた!と立証された」
というわけではないようである。

うぅ~、紛らわしいキャッチコピーじゃのう。

ナルニア国物語 第一章:ライオンと魔女

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普通の子供達が
等身大のまま活躍するのがイイ!

兄姉弟妹の4人兄妹が、
子供ながらのわがままな部分で
もつれ絡み合いながらも
成長し、小さな絆が生まれる。

文部省推薦!って感じ。
確か違ったけど…。


魔女役のティルダ・スィントンは、まさにハマり役!!
感情と体温を感じさせない存在感に魅入られちゃう。

子役達も、イギリスならではの上品さをたずさえてて
とても良い子たちだ。

次男がトラブルメーカーではあるけれど
勧善懲悪な世界は、見ていて楽だ。

その分、少々物足りなくもあるんだよぉ~。

ソツがなく、優等生的な作りで
適度にワクワクドキドキ。
おしなべて及第点なんだけど、
何かが足りないような気がしてならない。

惜しいっ!

ドラえもん のび太の恐竜2006

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やられたっ!!

もう、
全編泣きっぱなしである。
別に、
全編泣く作品なのではない。

ただ、懐かしさと
スタッフの熱ぅ~い思いが全編に溢れてて
観ている間中、胸が熱かった。


僕の身体の半分がドラえもんでできていると言っても
過言ではないことを差し引いても、
素晴らしい作品だと思うんだけど…どうだろう?

ドラえもんに関しては、冷静な判断ができないので
騙されたと思って観てみてくださいませ。
原作は好きだけどアニメは見ないという人や、
声が変わったのでもう見ないという人にも、ぜひ!!


スキマスイッチの歌う主題歌『ボクノート』。
ここ数日で、一体、何度聴いただろうか?
「ドラえもんに対する気持ち」
と取っても感じるところが大きいし、
単純にラブソングと取っても、深ぁ~い歌詞!
メロディーも切なくて泣かせるねぇ~。


子供に混じって映画館に行くのは、
この僕でも恥ずかしい(笑)。
でも、
子供達の楽しそうな笑い声を聞きながら観るのも
なんとも嬉しいんだよねぇ~。


去年、2005年春に声優やスタッフの一新があった。

これからの子供達のためにも、新しくなっていくことは
応援していたはずだけど、
やっぱりイマイチ馴染めなかった。

でも、
好きでこの作品に携わったであろう新しいスタッフが
今回作り上げて届けてくれたものは
期待通り、いや、期待以上の素晴らしさだった!!
僕も、できることならなんらかの形で関わりたかった!
今、すっごく悔しくも感じる。

素晴らしい作品をありがとう!
そして藤子不二雄よ、永遠なれ!!

ウォーク・ザ・ライン 君につづく道

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ロカビリーの黄金時代を
築き上げたという
ジョニー・キャッシュの半生を
赤裸々に描いた作品。

と言われても、僕は
ジョニー・キャッシュを
知らないんだよなぁ~。

ホアキン・フェニックスと
リーズ・ウィザースプーンの
魅力に惹かれて観に行った。


エピソードが次々に積み重ねられていくんだけど
背景の描かれ方がおざなりなので、
彼の置かれた状況を理解するのに時間がかかった。
理解するまでの時間にも、もちろんドラマは進行しているので
話しを追うので精一杯。
肝心の気持ちの流れをつかみにくく、全てが唐突に感じちゃった。

音楽は馴染みやすいものだったので、楽しめたんだけど…。

リーズ・ウィザースプーンは良かったなぁ~。
天真爛漫なようでいて、どこか寂し気で
彼女自身の魅力と役が、うまくシンクロしてたみたい。


映画の後半は、どうブログに書いたらいいかを
考えちゃったくらい気がそがれてた。
長い映画だったなぁ…。

燃ゆるとき

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地味です。

地味だけど、イイですっ!
好きですっ!


派手な演出や、
いい絵がある訳ではない。

物語り自体も、平凡っちゃあ平凡。

NHK特集ほど
ドキュメンタリーチックでもない人間ドラマ。
最近作られたとは思えない、古い感じもあるんだけど…。


中井貴一演じる主人公が、
感情にまかせて走り回ることなく
だけど、心の奥では静かに燃えてるようで
説得力を感じた。

彼が勤める会社社長と上司とのやりとりも
中小企業の「夢」みたいなものが描かれていて
社会人には涙ものなんじゃないかな?

外国人とのやりとりに、ステレオタイプで
ご都合主義的な部分がなかったと言ったら
嘘になっちゃうけど、
家族、会社の同僚、そして仕事に対する
真摯な努力と、人の信頼の素晴らしさに
心が熱くなった。

大傑作!とは言いにくいけど
僕にとっては心に残る秀作です!!


タイトルの『燃ゆるとき』と
中井貴一主演。そして、あのポスターだと
戦争ものと勘違いしてる人も多いんじゃないかなぁ~。
全然違うよー!
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