2006年05月

間宮兄弟

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のったぁ~りしたテンポ。

これが心地良いぐらいなら
好きなんだけど…。

どうも、
だらだらぁ~っと長い印象。

意味の分からないシーンも多く
そのせいで、笑えそうな部分さえも
「それなり」になっちゃって
勿体無い。

まあ、間宮兄弟自体の
空気が、そうなんだけどね。


食べるシーンはけっこうあるのに
どれも美味しそうには見えない。
塩むすびなど、もっともっと
美味しそうに撮れてもいいのに…。

全体に「蛍光灯の下」感が強いんじゃないかな?
なんとなく、くすんでて眠い。

ドランクドラゴンの塚ちゃんは
キャラクターはいいし、当たり役だとも思うけど
ソツがなさ過ぎて、なにか物足りない。
一所懸命過ぎなのかな?!

佐々木蔵之介のさじ加減はウマイねぇ~。
目つきがは虫類のようで恐いけど
しっかりしつつ、たまに危なっかしい
お兄ちゃんらしさがカワイイね。


沢尻エリカちゃん、イイわぁ~!
彼女の妹役の子もぶっ飛んでて、
信じられないくらい非常識だけど、
すっごく可愛いところがあって面白かった!!


もっとローテンションなものを期待してたせいか
思いのほか普通で残念。
つまらないわけじゃないけど笑えなかった。
ただ長いだけで、物足りないっす!

ナイロビの蜂

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静かな情熱に溢れた作品だ。

社会や企業の在り方に対する
不信感や疑問。

それに対する個人の
あまりにも無力なこと。

命を賭けて行ったことでも
巨大な権力にとっては、
蚊に射された程度のこと。
せめて蜂の一刺しのように
一矢報いることができたなら…。


レイチェル・ワイズ演じる妻への
疑念が浮かぶシーンもあるのに
限りなく信頼をおく、夫のレイフ・ファインズ。
この二人に賞賛をおくりたい!!
愛って、理屈じゃないんだなぁ~。

理屈がない分、現実には脆いものなのにね。


罪の隠ぺい。
責任のたらい回し。
利益優先。
私利私欲。

人の世を蝕む、さまざまな病巣が絡み合い
確信に近付くほど
輪郭が見えなくなってくる矛盾。

どうして、こんな世になってしまったんだろう。

もともと、人は醜いものなのか?

まだ進化途上で野蛮な原人も
知恵を得て地球に君臨する現代人も
やっていることが一緒だとしたら、悲しすぎる。

崇高な愛の姿に涙しながら
幾重にも重なる人の醜さに
心が枯渇するような気分だった。

ぼくを葬る

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若くして
「余命3カ月」と
知らされた青年が
短い期間を
どう生きるか。

どう死をむかえるのか。

こういう映画だったんだ?!

全く予備知識なしに
タイトルに惹かれて観た。

予告編さえも観てなかったから
展開の一つひとつが
驚きと新鮮さに溢れていた。

こう有るべき!という
押し付けがましい部分はないんだけど
彼の行動を追って行くと
自分はこうしたいなぁ~というのが
漠然とではあるけれど見えてくるようだった。


死というものは当たり前なのに
どうして普段は意識できないんだろう?

死というもには当たり前なのに
間近に迫ると、なぜ重く感じるんだろう?


死に別れる辛さをやわらげるための
優しさなのか
あえて傷つけることを言って疎遠にしたり
かと思えば、
今まで積み重ねてきた遺恨を清算したり。

人間とは、かく不可解なり。


大勢の他人に囲まれ
海を眺め
沈む夕陽とともに一人逝くシーンは
穏やかで、哀しく美しかった。

死に向かって生きていたくはないけれど
より生きるためにも、死はそこにあるのかも。

自分がこの世から去るということを
自分で受け入れながら旅立てるのは
幸せなことかもしれないなぁ。

明日の記憶

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「また記憶喪失モノかぁ~」
予告を観た時は
正直、そう思った。

映画の題材としては
ちょっと安易に感じてしまうくらい
流行っているように感じる。


…でもね、

現実に起こりうることだけに
やっぱり身近な題材なんだよね。

忘れてしまう悲しみ。
忘れられてしまう哀しみ。


渡辺謙と樋口可奈子という美男美女夫婦だからこそ
美しい話に見えるのだろうし
現実は、こんなにキレイなものじゃないと
僕の母親も言ってましたが…(笑)。

夫婦の在り方は、もちろんしっかりと描かれていて
娘と父親という家族の部分にも泣かされたんだけど
僕が一番グッときたのは、職場の部分。

生き甲斐として頑張ってきたものの
根幹が揺らいで行く恐さ。先の見えない焦燥感。
社会で生きるものとして、言いようのない不安を覚えた。
僕は、そんなに頑張っちゃいないんだけどさ。

仕事を介して繋がった人間関係でも、
確かな人とのつながりを感じられた部分には
やってきたことが無駄ではなかったという励みにもなり
思わず涙が溢れた。


いっそ忘れてしまいたいことも多いけど
忘れたくないこと達が、僕を支えてる。
先も見えない状態になったら
一体どうやって生きて行けばいいんだろう?
これは認知症という病気に限ったことではない。

人は必ず死に至るのだから…。

ただ心臓が動いているだけということに
どんな意味があるんだろう?
意味がない。と言い切ることもできない。


美しい夕陽。
物言わぬ植物たちは
その答えをもっているのだろうか?

僕には、まだ分からない。

小さき勇者たち GAMERA

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圧倒的迫力で
一部に熱狂的な支持を得た
平成ガメラ三部作。

この作品は、
それらと関係があるようで
内容的には全くの別物。

少女がイコンとなっていた時は、
ちょっと神憑かり的でもあって
その神秘的な雰囲気も魅力だったのだけれど
今回のキーは少女ではなく
主役の少年を含めた、子供達だ。

ガメラは子供達の味方だもんねー!

ガメラ自体のデザインも丸っこく
まるでミニラのような面持ち。
昭和ガメラの名残りを感じるのだぁ~。


津田寛治演じる父親と、その子供・透くんとの関係も
成長を見守り、信頼しあうところに愛情を感じて
グッときた。
親の年代になった僕には、こういうのが響くんだよぉ~。
隣に座っていた親子連れのお父さんも、鼻すすってた(笑)。

タイトルの「小さき勇者たち」は、
主役の少年と、生まれたてのガメラのことかと思ったら…!
ほほぉ~ん、そうきたか!!
僕が子供だったら
こういう展開は嬉しいよなぁ~!!!


エンドロールで流れる、minkの歌う主題歌。
彼女の歌は大好きで、アルバムも持っているんだけど
この映画にはどうよ…。


ぜぇ~んぜん話題になっていないし
多分に優等生的な作りだけれど、思いのほか面白かった。
こういう、少年の成長の描き方もあるんだねぇ~。

クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!

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大人が観ても楽しめる!と好評な
劇場版クレヨンしんちゃん。
過去の作品は、何本かビデオで観た。
これがけっこう面白いんだよねぇ~。

タイトルや絵からは想像できないけど
ちょっと泣けたりしてね。

今回、初めて劇場に足を運んでみた。

サンバのリズムにのって
軽快な展開かと思ったら…
すこしホラータッチな始まりで
日常に潜む不安感みたいなものを感じた。

うぅ~ん、冗長な展開だなぁ~。

一気に盛り上がるでもなく
サンバのメロディーが、妙に物悲しい。
これじゃあ、大人どころか
子供も楽しめないんじゃ?!


いい評価を得ると、次からが大変なもんだけど
まさにそういう風に感じた。
アクの強いキャラクターたちが
活きる場を与えられず、空回りしているようだ。

初めにキャラクターありきの作品で
それがイマイチ動いていないとなると
魅力は半減だよねぇ~。

チェケラッチョ!!

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沖縄が舞台なのに
敢えて海が
前面には出て来ない。
土地の感じが出てて
嫌みがない。

沖縄訛りも可愛くて
とにかく生きがイイさぁ~!!

ドタバタしてて
まったく落ち着きはないけど
無理に笑いをとろうという感じでもなく
勢いが気持ちいいな!

がむしゃらであり、どこか抜けてて
愛すべきキャラクターがいっぱい登場。

主役の市原隼人くんは、沖縄ネイティブなのかな?
訛りがすっごく自然だった。
井上真央ちゃんは、ちょっと都会っぽさが強いけど
男前さ加減と、あの年代特有の
大人びた少女のバランスが、とても魅力的。

男友達二人は、のほほぉ~んとおとなし目で
イイ奴らです♪

適度にポップ。
これが、いかにも沖縄な感じ。
ゆるやかな時間が流れる青春映画で
気張らず楽しかった!!

ブロークン フラワーズ

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眠い!

イマイチな映画だと
普通は長く感じるけど
この映画は短く感じた。

もしかしたら
寝ちゃってた?!

眠気をかみ殺すのがやっとの
緩慢な進み具合。

主演のビル・マーレイの
無表情からにじみ出る
滑稽なおかしさが際立っているので
つまらないわけではないんだけど…。

差出人不明の手紙の主を探すために
昔の恋人達を訪ねて行くのだけれど
その恋人役として次々に登場する女優たちが
まさに華となって作品を彩る。

それぞれに、色も香りも違う花たちが
盛りを過ぎた中にも
ふと漂わせる芳醇な香り。

エンディングに向かって
大きく盛り上がることもなく
あ、なにか起こるかな?ってところで
唐突に終わる。
キツネにつままれたかのようで釈然としない。

ここまで持ってきて
そりゃ、ねえだろ!

観る者に想像の余地を残すのはいいけど
これは委ねすぎなんじゃん?

なんとか映画祭では話題になったとか。
エッジな方々はお好きなんでしょうねぇ~。

名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌

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もう10周年?!
人気シリーズなんだねぇ~。

そうは言っても
僕が劇場で観るのは2回目だけど。

謎が謎を呼び、テンポ早く進むので
観ているこちらは
推理どころじゃない(笑)。

まあ、
名探偵たちが活躍しているのを
黙って観ていればイイんだけど。

次から次へと飽きさせない展開で
次第に、事件の全容が見えてくるのが快感だ。

コアなファンじゃない僕には分からないんだけど
これまでのシリーズで出て来たらしいキャラが
総登場して、話しに絡むのは楽しいんだろうな。

終盤、長ゼリフで推理の説明をしていた部分は
かなりダレちゃったけど、
終わったかに見えて、また一波あったりするので
気が抜けない。


横浜を舞台に、スピード感あふれた展開。
力作です!!

あ、感動はまったくないです。念のため。

RENT

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とにかく
歌のパワーが凄い!!
ストーリーは単純だけど
こんなに
素敵な気分になれるなんて!!


映画館だと一緒に歌ったり
曲に合わせて身体を動かすことも
普通は、しにくいものだから
一歩引いた傍観者になる。

もちろん
ナマ声のウェーブは味わえないけど…
それでも説得力の有る迫力があって
しょっぱなから鳥肌がたった!


こういう映画を選ぶくらいだから
もちろんミュージカルは嫌いじゃないんだけど、
見始めには若干の違和感を覚えた。

舞台だと完全に芝居と割り切れるけど
映画では、リアルな風景の中で
突然歌い始める感が強調されるからなのだろう。

往年のミュージカルナンバーとは違い
ロック調なのもあるのかな?


それでも、この映画のキーとなる
女装のエンジェルがノリノリで登場すると
その楽しさの虜になってたけど。


流れるテーマは、かなり重く深刻なものだ。
登場人物それぞれが置かれている状況も
けっして笑っていられるものではないはずなのに
あくまでポジティブ!!

同じ一分一秒を過ごすのなら
悩んで閉じこもって、死んだように生きてるより
その中での歓びや幸せを見い出して
より楽しく生きる方を選びたい!と思わせてくれる。

最期には、
「死」というものに覆いつくされるとしても…

人間として生まれたことを、
人を好きになり
友情を感じ
「こころ」をもって生まれたことを、
いい人生だったと
エンジェルのように、
気高い微笑みを浮かべて向かえられるように
生きていきたいものである。

♪52万5600分、あなたは1年を何で数えますか?
♪昼、夕焼け、深夜飲んだコーヒー、
♪インチ、マイル、笑い、けんか…
♪あなたは何で数えて 1年を過ごしますか?


とても愛おしい作品です♪
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