たぶん
かなりイメージ通りの
フワッとした世界観を
表現しているんだろう
とは思うんだけど…。
まるで
懐かしい写真のように
大切にしまっておきたいような
いいシーンもたくさんある。
それぞれのキャラクター分けも
さすが漫画が原作!という感じだ。
僕自身、多少なりとも絵を描くので
彼らが創作する姿は刺激的だし
心の葛藤が作品に現れる部分には
ふむふむと感じ入る部分があった。
ほとばしるような激情は
僕には、まるでなかったけど…(笑)。
「好きな人が、自分を好きになってくれる」
ただそれだけのことなのに…
うぅ~ん、青春だねぇ~。
あ、恋愛に関しては
自分の現状も空回りばかりで、大差ないけどねぇ~。
映画と現実は違うなぁ~、当たり前だけどさ…。
永遠にありがちなテーマを持ちつつ
この漫画原作だけがキラリと人を惹き付けた魅力を
僕は、この映画からはイマイチ感じ取れなかった。
悪くはないけど、かなり平凡な青春映画だ。
竹本くん役の櫻井翔くんに
はぐみちゃん役の蒼井優ちゃんなどなど
役者さんたちはすっごく魅力的だけど、
キャラクターの枠を出ていない感じもする。
原作ファンの人から観たら、
どういう作品として見えるんだろう?
主題歌であるスピッツ『魔法のコトバ』。
どこかで聴いたような懐かしさと
草野マサムネの心地よい風のような歌声。
切なくもあたたかい感じがイイねぇ~!!