今年も、たくさんの
映画を観られました。
なっかなか更新しない
このブログを
気長ぁ~~~に
見守って下さっている皆さん
感謝感謝でございます!
書き込みをしてくれる方々、
いつもありがとねー!
今年、最後の一本に選んだのは
松本大洋原作の「鉄コン筋クリート」。
人の「光」と「影」を、とても分かりやすく
だけど薄っぺらにならずに表現している。
日常で使う言葉に、神々しさまで
感じちゃう。なんて書くと大袈裟かな?
「光」を象徴するシロというキャラクターと
「影」を象徴するクロの二人が出てくる。
普通に考えると
「光と影」は「表と裏」だけど、
この作品では
「光」は必ずしも表ではなく
「影」は決して裏とは限らない。
一人の人間の中に、複雑に絡み合っていて
ややもすると「影」が
「光」を覆い隠している場合もある。
それは、しごく当たり前のことなのにも関わらず
それをここまで素直に表現されると
かえって新鮮だ。
「ネコふんじゃった」を楽譜にすると
かなり高度な作品になるらしい。
そんな曲なのに、小学生でも
聞きかじって弾くことができる。
生きていくことも「ネコふんじゃった」と一緒。
頭が良過ぎて
生きるのが辛くなっちゃう人もいるし
頭で考えれば考えるほど、生きていくことは大変。
だけど
それでも大半の人が、なんとなぁ~くで生きていける。
思慮深いのは、もちろん悪いことではないけれど
なにごとも、ほどほどがイイのかもしれないね。
松本大洋って、サラッと哲学的。
凄いなぁ~!