予告編からは
全くそそられなかったのに
意外に面白かった!
週末ごと映画を観ても
次々に上映される数には
到底及ばない。
なにを観るか?
予告編は、それを判断する
大きな材料となっているが
今まで、
どれだけ予告編に裏切られてきたか…。
逆に、予告編がイマイチだったがために
出会うことのできなかった作品も
多いんだろうけどね。
僕の中でベン・スティラーは
アダム・サンドラーと被ってて、かなり苦手なキャラ。
『ナイトミュージアム』の予告編も
見るたびに
「これは絶対観ない」と思っていたにも関わらず
なんの因果かマッポの手先。
周囲の意外な好評価に「まぁ~観てみるか」となった。
これまでも幾度となく書いたと思うが
映画って、ホント観てみないと分からないねぇ~。
あまりにも単純かつ
目新しさのない着想の作品なのに
その膨らませ方や、展開がとても丁寧で
観ていて飽きることがなかった。
ドタバタの面白さはもちろん
それに関わる人たちも、それぞれに味があってねぇ~。
ベン・スティラー演じるラリーは
何ごとからも逃げてしまいがちな若干だらしない性格。
そんな彼が、子供の存在よって
彼なりの努力をするさまは、
コメディながら心が温まる。
子供もいわゆるカワイイ顔ではないんだけど
表情が自然で良かったなぁ~。
なにより、子供を見つめるベン・スティラーの
父親の表情がイイッ!!
ロビン・ウィリアムズは
時に頼もしく、時にお茶目でイキイキしたキャラ。
いかにも彼らしい優しさあふれる雰囲気が
すごく魅力的だった。
この作品の影響で、
アメリカ自然史博物館の入場者数が
前年の2割増しになったとか?!
僕も久しぶりに
博物館に足を運んでみようかな?
なんて気持ちになった。
平日の閉館間際の博物館って、閑散としていて
ちょっとブキミだけど面白いんだよねぇ~。
上野の国立科学博物館などは、
金曜日にはけっこう遅くまで営業してるしね。
博物館から次々に出てくるキャラクター
それぞれに意味があって
説教臭くないのに、なにかためになったような気分。
いや、ちっとも残りはしないんだけど(笑)。
お祭り騒ぎの後みたいな、ハッピーな余韻をあじわえる
楽しい作品でしたぁ♪