2007年06月

転校生 さよなら あなた

映画館を出たら
なんとなく熱っぽかった。

風邪をひいたわけではない。

好きな作品に出会うと
たまぁ~に
身体が火照ったようになるのだ。


『転校生』といえば、
『時をかける少女』
『さびしんぼう』と並ぶ
大林宣彦監督の尾道三部作の一本。

小林聡美ちゃんのあっけらかんとしたキャラが印象的で
青春映画としては唯一無二の特異な作品だ。

その作品のリメイクということで
期待半分、不安半分な気持ちだった。


まず印象的なのが、斜に構えた画角。
水平に構えるのが基本であるカメラワークを
敢えて斜にこだわって映し出す。

これによって、平凡な風景さえも
意味をもって切り取られているようだ。

僕も、写真を撮る際には
敢えて斜めにして写したりするのだが
これによって画面の隅々にまで気を配ることができ
ただ普通に写すよりも
緊張感ある、いい写真になることが多い。

これを映像で、それもかなりの時間を費やすと
観るのに疲れるのではないかとも思うのだが
そうならない微妙な配分で、効果的に使われていた。


今回の舞台は、尾道ではなく信州。
森田直幸くん演じる
主役の一夫が尾道から引っ越してくるという設定だ。

もう一人の主役、一美を演じる蓮佛美沙子ちゃん。
いやぁ~、またいい役者さんを選びましたねぇ~!
大林宣彦監督の少女像は、少年の永遠の理想像でしょうねぇ~!
彼女がピアノを弾きながら歌うシーンの瑞々しさといったら♪


前半こそ、コメディタッチで進むのだが
後半の展開では…、
「さよなら俺」「さよならわたし」ではなく
「さよなら あなた」という意味が分かってくる。

清水美砂が演じる一夫の母親のセリフが
たまらなく胸に響く。


人と人との結びつきは
結局、心と心との結びつきであるということを
信じたいと強く思えた。
文字にすると陳腐だけどねぇ~。


素敵な作品は数あれど、
恋した気分になれる作品にめぐり合えることは
そうそうない。

とても胸が熱くなる愛すべき作品でした!!
観て良かった!!!

図鑑に載ってない虫

bd998748.jpg
真面目な顔して
やってのける「おバカ」の数々。
テンポよく
絶妙な間合いのカット割り。

『亀は意外と速く泳ぐ』や
『時効警察』の
ゆるぅ~い感じはそのままに
へき易するようなグロいネタが満載。

それをサラリとやってのけ
(ちっともサラリじゃない?)
どこか、
じんわり沁みる感じになっちゃうのが凄い。

でも、途中の展開に着いて行けず
投げ出しちゃう人も多いだろうなぁ。


松尾スズキやふせえりさん♪などなど
超個性的な脇キャラに較べて
あまり印象に残らない伊勢谷友介くん。

一応主役なんだけど、なんだか中途半端だなぁ~。

『バベル』で一躍話題の人となった
菊池凛子ちゃんの、キモ可愛い演技は見物。
凄みのある目と、もちゃもちゃとした口調が絶妙。
唐突にストーリーに登場して
いつの間にやら重要な位置に。

主題歌は、なんだかこのとこイイ感じの
ナイス橋本が歌う『夏の手紙』。
『亀は…』では、レミオロメン起用だったし
旬なトコ見つけるのがウマイねぇ~♪


破天荒な展開ながら
どこか底抜けにはなりきれず、
空回りする感もなきにしもあらず。

ゆるぅ~い感じが、ちょっと死にモドキ。
惜しいっ!

監督・ばんざい!

497bcd3f.jpg
僕は、ビートたけしの
お笑いを好きじゃないんだ。
ということを再確認。

たけしワールドの
集大成とも言えそうな本作。
力が抜けていそうで
実は渾身の一作なのでは?

きっと好きな人には
たまらないでしょう。

僕はダメ。
ただ、それだけ~のこと♪(清水ミチコの桃井かおり風に)


歳取ってもあまり変わらない岸本加世子と
歳とった感が痛々しい鈴木杏ちゃんだけで
長篇一本作ってほしいな♪

どど~んと14連発!

気がつけば3月末から
一回も更新していませんでした。
実に、二カ月以上も?!

その間も、映画はぞくぞくと公開され
つぎつぎに上映期間を終え…。

とりあえず
短く感想を書いておきま~す。
時間ができたら細かく書いていきたいですが
その時点ではディテールなんて忘れちゃってるかも…(汗)。

3/28『善き人のためのソナタ』
   テーマの割になんだか安直。軽くて浅~い。
   曲自体に説得力が感じられなかった。もったいない。

4/8 『ホリデイ』
   王道のラブコメ!今さら感は否めないものの、
   なかなか堅実な創り。こういうの好きだ♪

4/20『ボンボン』
   主人公はやる気なし。可愛げ無い外見の犬も
   ただ居るだけでは可愛くも見えず…。

4/22『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
   好きけど、泣き映画だと思ったら肩透かし。
   親に対する自分の態度を、激しく反省させられました。

4/29『バベル』
   思いとは裏腹に転がっていく運命。
   「願いは叶う」「人は平等だ」なんて、安易に言えない。

5/1 『ロッキー・ザ・ファイナル』
   スタローンもボクシングも興味ないけど、何故か鑑賞。
   面白かった!!食わず嫌いは損だね!!!

5/5 『ラブソングができるまで』
   痛い頑張っちゃってる感を敢えて笑っちゃう作品。
   深い事を考えず楽しんじゃったもん勝ちだね。

5/6 『サン・ジャックへの道』
   これ、なんとも言えない面白さ!観るべしっ!!
   いわゆるエンターテインメントではないけど、
   人間って、愚かだけれど愛おしいよねぇ~。って気分。
   ※上映終了間近ということで焦って銀座まで観に行ったのに
    今現在、地元・川崎の映画館109シネマズにて上映中。

5/13『スパイダーマン3』
   登場人物が多くても見事な集約の仕方!こりゃあスゴイ!
   目を見張る映像とキャラクターを楽しむも良し。
   人間の葛藤を見守り共感するも良し!!大満足!!!

5/25『パーレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
   いやぁ~良かった。終わって良かった。
   もう観ないで済むと思うとホッとする。

6/5 『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』
   怒るのもバカバカしいくらい下らねぇ~!なんておゲレツ!!
   だけど、妙にすっきり気持ちよかったんだよねぇ~。不思議。

6/6 『大日本人』
   映画版ごっつ!どんな映画か観るまで分からなかったけど
   この衝撃をあなたにも分けてあげたい♪
   映画というより、松っちゃんそのものを観てる感じ。

6/12『300』
   ストーリーの浅さを気付かせないほど圧倒的な
   凄まじい映像のパワーだ!血飛沫派手やでぇ~!!

6/13『プレステージ』
   タネを明かせばこんなもの。
   この映画自体も、予告編で騙されたままの方が良かった(涙)。

さて、次は何を観ようかな♪
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