説明がすごく少なくて 想像によって補う部分が多いから、 「意味がわからない」人もいるんじゃないかな。 だけど、僕にはそれがイイほうに働き 見事ツボにハマった♪ 菅野美穂ちゃん演じる「なおこ」の みんなの中にいるのに独りであるかのような不安げな表情と 江口洋介演じるカシマとの間に漂う穏やかで幸福な空気とに 一喜一憂させられる。 夏木マリや宇崎竜童、小池栄子ちゃんたちの 人間味あふれるキャラクターや、 パンチパーマのおばちゃん達も強烈で楽しい! 人は皆それぞれ、ちょっとだけ狂ってる。 それを受け止めあいながら ぬるま湯のように生きていっても良いのではないだろうか? 僕は、世間のルールには異常に厳しいほうなので 自分の余裕のなさに辛くなるときがあるのだけれど この作品を観たら、 あまりキッチリし過ぎるのも考えものだな。と、反省させられ ちょっと気がラクになった。 子供に声をかけられ 振り返った菅野美穂ちゃんの表情 絶品です♪
2010年05月
マット・デイモン主演だけど 超人的なキャラクターが闇を暴き倒すような娯楽作品ではない。 かといって、反戦や、リアルさだけを追求した社会派作品とも違う。 現実に対する憤りの中にも冷静さが感じられ 奮起すら促しているかのような味わい深さ。
ハリウッド作品にしては珍しいくらい思慮深い視点だ。
イラク人青年・フレディの考え方が 一般的なものなのかは分からないけど 僕の心には、彼の言葉や行動が直球で響いてきた。 こういう作品をアメリカ人は 一体どう観るんだろうか?聞いてみたい。
コメディのまま主人公の成長を描くのは難しいのかな?
前作より、おちゃらけシーンが抑え気味。
このくらいのドタバタ加減のほうが僕は好きだけど、
そのせいか、ずいぶん平凡な作品に落ち着いちゃった気もする。
普通の作品としてはそこそこ楽しめるけど、
これじゃあ、あえて「のだめ」でなくても…。
これじゃあ、あえて「のだめ」でなくても…。
それにしても…
玉木宏くんの表情が全編怖かったなぁ~!
とにかく音楽の力って、すごいしズルい!!
バイタリティといえば聞こえがいいものの
音楽そっちのけでありえない行動をする人々などは観ていて不快。
ふざけているとしか思えず、ちっとも笑えなかった。
たとえ現実がどうあれ、こういう大げさな演出はいかがなものか?
人種差別的揶揄がてんこもりで、人間の逞しさは感じられるけど、
僕には好意的に受け取ることはできなかった。
とはいえ、強引な感動にもっていく
つぼを押さえた大団円はあっぱれ。
本筋を固める役者たちの確かな演技力と音楽の相乗効果で
なんだかイイ映画を観た気分にさせられてしまった。
北乃きいちゃんがのんびり屋役で、
成海璃子ちゃんが豪傑役というのは
イメージが逆じゃない?と思ったものの
どっこい、しっくりハマってる!
むしろハマり役だ!!
成海璃子ちゃんの般若の表情や雄叫びのド迫力には
度肝を抜かれ、思わず笑ってしまったし、
北乃きいちゃんの天真爛漫さには
思わずこちらもほっこりさせられる♪
北乃きいちゃんの天真爛漫さには
思わずこちらもほっこりさせられる♪
後半、邦画特有の間延び感はあるものの
手堅くまとまってて爽快!イイねー!!!
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ヨネえもん
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