とかく声優を務めたタレントさんたちばかりが
取り上げられているだけな気がする本作。
監督は、あの『河童のクゥと夏休み』の原恵一氏。
「あの」といっても、映画を観終わってから
どんな人が監督なんだろう?と調べ
「ああ、あの作品の!」となったのだが…。
イマドキのアニメとは違う丁寧さと、
アニメーションならではのリアルさを追求した
キャラクターたちが良い。
微妙な心の動きをする役が多いわりには
オーバーアクションや演技が目につき、
わざとらしく感じられたのが残念。
特にプラプラというキャラは、ただキンキンと大声で耳障り。
僕は嫌悪感すら覚えた。
ラストには、すごくいいキャラに思えるんだけど…。
デジカメで撮った写真を
まんまデジタル加工したかのような
お安く薄っぺらい背景が多かったのも気になった。
広角28mmレンズっぽいものがあったかと思えば
パースが乱れている背景があったり…。
水面や電車など、異常に凝った美しい映像もあるので
どれかに統一されていれば
そういう世界観なんだと割り切れるんだけどな~。
一貫されず混在すると、違和感が気持ち悪い。
人が犯した過ちを、いつまでも責め続けることなく
色んな人がいるんだと認めてあげること。
それが、
自分を認めてもらうことにもつながるのだということ。
こう文字にすると、普遍的なテーマなんだよね。
全編、自問自答や叱責が続いくので
いたたまれないくらいツラいところも多いけど、
「カラフル」というタイトルの意味が明らかにされ
結びにいたるくだりの前向きなメッセージは、
とても気持ちいい。
また観たいかと聞かれたら微妙だけど、
いろいろ考えさせられる、イイ作品だった!
2010年08月
クンフー!! 単純な内容にベタな演出、これがこの作品に まさにピッタリ! だけどテキトーに作られたのではなく むしろ、丁寧に作られているのが伝わってきた。 主役のドレ役ジェイデン・スミスくん。 ハリウッドスターの子供というだけでの配役かと思いきや 多感でナイーブな表情と 身体をはったアクションに驚嘆! 中国人の陰湿ないじめ少年達はすご~く嫌な役だったけど、 試合後に自分達の意志によって挨拶するくだりや エンドロールに流れるスナップでの笑顔がホント素晴らしかった。 ヒロイン役の少女が、 「残念な原田知世ちゃん」という感じだったのが 実に惜しいんだけど、 最後には可愛らしく見えてきたから不思議(笑)。 そして、やっぱりジャッキー・チェン! 彼という存在があってこそ、 この作品が単なる焼き直しにはならなかったんだろうな。 中国人少年達とのアクションシーンにワクワク♪ やっぱりアクションって興奮するし、面白いのだぁ〜♪ 最後のカンフー大会では息もつかせぬ怒濤の盛り上がり! いやぁ~、大満足!! 対戦となれば勝ち負けが重要になるのは仕方ないし、 ともすれば力だけに固執しがちだけど すべてのものに対する敬愛があってこそのものだという メッセージがわかりやすく良かった。 いたずらにポーズの完成だけにとらわれないよう 精神の在り方が重要であるところなど、 カンフーとヨガは、ちょっと似ているのかもしれないなぁ。 …と言いつつ、映画館からの帰り道で 木の葉めがけてハイキックした(つもり)のは ナイショね(笑)。
予告編で、
なんだかパッとしない主人公だなぁ。…と思ってたら
本編でもパッとはしていなかった(笑)。
子役の子はすごく可愛かったのにね。
だけど、そのパッとしなさのおかげなのか
思いのほかニコラス・ケイジが格好良く見える。これは計算?
主人公が恋する女の子役のテリーサ・パーマー
めちゃくちゃキレイなコだったなぁ~。
気だてのいい役だったしね。
アルフレッド・モリナの徹底した悪人っぷりも、
なんだか新鮮。さすがウマいなぁ~!
モニカ・ベルッチは相変わらずの美貌で
敵の魔女といったほうがしっくりくるほど妖艶…。
ところどころ挟み込まれるギャグ要素も
緊張感やスピード感を阻害しない絶妙さ加減。
ディズニー映画の名作『ファンタジア』へのオマージュにも
ついついニンマリさせられた。
ああ、だからこのタイトルなのね♪
これといって目新しいストーリーではないものの
大人も楽しめる子供向け王道エンターテインメントとして
とても面白かった!
思いのほか単純な内容だった。 重低音鳴り響くBGMが印象的な予告編と 『ダークナイト』の監督作品と言われちゃあ 斬新で重厚な作品を期待しちゃったんだけど、肩すかし。 ディカプリオ演じる主人公コブの 失った妻に対する後悔と執着に終始し、 せっかくの個性的な登場人物たちも 何故その人たちが必要だったのかが大して描かれず仕舞い。 やっぱり「重低音鳴り響くBGM」は この映画の曲としては、ちょっと重厚すぎて ピアノ協奏曲とかのほうがしっくりくる気がするなぁ。 逆に、いっそ『ミッション・インポッシブル』のような スパイアクションものにしちゃったほうが良かったのでは? とも思ったが、 カーチェイスシーンのカット割りを見る限りでは アクション大作にしちゃうセンスには乏しかったのかも。 期待していただけに 辛口レビューにはなってしまったけれど、 そこそこ面白くは観られたほうかな。 と、付け足しのように書いても これを読んだ人は誰も信じないね(笑)。
自分が男の子の親だったら、 こういう作品を一緒に観たい。 3Dではなく2Dを鑑賞したんだけど、 迫力ある美しい映像と疾走感は見ごたえ十分! こういう映像は、もう見慣れちゃったよ…と思いきや ゾクゾクして鳥肌が立った♪ 素晴らしいなぁ~。 主人公ヒックとドラゴンが安直に『友達』になってしまうことなく 意志疎通の過程がとても丁寧に描かれているため、 ありきたりな凡作からは一歩抜きん出てる。 たくさん出てくる様々なドラゴンと 雑魚っぽいヒックのライバル達が生かされる終盤も なんともワクワクしちゃう展開! 地味な題材ではあるけれど 素直に楽しめて、すごく面白かった!!
初期プレデターに原点回帰やー! 意味がわからないまま突っ走り、 ただただ心拍数が上がっていく快感! 一人また一人と死んでいく王道プロットなのに、 すごく引き込まれ見ごたえがあった。 後から考えたら細かい疑問点がないわけじゃないけど、 観ている間に騙してもらえたらそれで十分! プレデターに息づく侍スピリットと緊迫感。 妙にフューチャーされていた ヤクザとプレデターの一騎打ちにやられた~♪
もろツボにハマりましたーっ!!!!!!!!!!! 上條淳士が描く格好いいカバーイラストに
ふしぎなタイトルという原作文庫本を見た時点で
とても興味を惹かれた。
いつもだったら絶対に観ないであろう
あまりにも安っぽいアイドルアイドルした映画ポスターには
かなり気がそがれたものの…
やっぱり観て良かった!!!
爽快で、すっごくおもしろいっ!! 気軽に観られる軽妙さの中に 一本筋が通った骨太さも感じられる。 男とは、女とは、家族とは、人間とは…と いろいろ考えさせられるテーマが 説教くさくなく散りばめられていて、すごく魅力的だ。 楽しみながら背筋が伸びる感じ♪
錦戸亮くんにともさかりえちゃん そして子役の鈴木福くんの
なんと素敵なファミリーっぷり♪ 愛情をもって人と接することの大切さ そしてその意味をしっかり把握して 厳しさのなかに優しさがあることを受け入れる姿勢の必要性を あらためて考えさせられた。 娯楽作品として チャーミングかつ素晴らしいできばえ♪
タイトルで敬遠しちゃう人も多そうだけど
是非こういう楽しい作品を
多くの人に観て欲しいなぁ〜!!!!!!!!!
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ヨネえもん
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