2011年02月

キック・アス


キック・アスは極上のB級映画やー♪ 表現自体はきわめて下品で悪趣味。 痛々しく暴力的でエゲツなく、 目を背けたくなるようなエグいシーンもたっぷりだ。 荒唐無稽でまったく現実味のないストーリーなのに どこか筋の通った不思議な吸引力! なんといっても おマヌケで素直な主人公と他のキャラクター達が イキイキしていて魅力的♪ 徹底したおバカさ加減と キメるときはキメる塩梅が絶妙。

ニコラス・ケイジの娘役である
クロエ・グレース・モレッツちゃん演じる少女ヒロイン
ヒット・ガールのアクションシーンが凄い! 簡単に人を殺したり、死んだり、 命の軽いあつかいが気にならないわけじゃないけど コミックやゲーム好きな
サブカルチャー世代らしい突っ走り具合はお見事!! チャンバラで雑魚をぶった斬るのと同じと思えば腹も立たず、 全編通して観れば、 けっして命を軽ろんじているわけじゃないのも分かるしね。 安っぽい雰囲気に騙されず観て良かった! かなり熱くなったし、カタルシスもあって
すっご〜く面白かった!!

冷たい熱帯魚

ゔぇぇぇぇぇ~~~~
壮絶にエグかったぁ~。
観なきゃよかった。

「Winkじゃないよ」なんて、
軽い口調で始めようと思ってたけど
ちょっとそんな気分にはなれないや…。

吹越満のシュールさや
黒沢あすかちゃんの変態っぷりも凄いけど
でんでんの圧倒的な迫力と押しの強さはもの凄い!

…ただ、この作品のような表面的な刺激には
心が震える怖さは皆無。
ただいたずらに
不快感による胸焼けだけが残った。

僕は、まったく受け付けないや。

毎日かあさん


ついつい
「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」と較べてしまう。
なんでこんなに公開時期が近いのかな?

「笑えて泣ける」と評判の
西原理恵子の同名漫画を映画化ということと
小泉今日子と永瀬正敏の共演という話題性も手伝ってか
圧倒的に『毎日かあさん』の認知度のほうが高いみたいだけど…。


元夫婦だからというだけでなく、
芸達者な二人だからこその夫婦の空気感は見物!
天真爛漫で破天荒な子供たちともホントに親子みたいに見えて、
よけいに笑えてグッとくる。

それゆえ、
モノローグの多用が蛇足に思えて仕方ない。

映画なんだから、あんなに解説はいらないんじゃないかなぁ~。
まるでバラエティの字幕みたいで…。


主題歌は綾戸智絵…もとい
「憂歌団」の木村充揮が唄う『ケサラ~CHE SARA~』。
エンドロールの背景に使われた写真たちとともに
ググッと胸に響くのです♪

洋菓子店コアンドル



「平凡そうな感じだなぁ~」と思っていたものの、 『白夜行』と一緒の深川栄洋監督ということで 興味が湧いて観に行った。 少し黄色みがかったライトを多用したり 光の扱いはとても優しく美しい。 蒼井優ちゃん演じる「なつめ」が 人の気持ちを逆なでする性格付けは新鮮だと思ったし いろんな登場人物を細かく描いていくところも好きだ。 だけど… どうしても、なつめが好きになれなかった。 天真爛漫ととれる部分もあるけど、 がさつで無神経な振る舞いや言動が嫌で嫌でたまらない! 主人公の成長も描きたいんだろうけど、 結果よければ…的な展開が続くのでは感情移入できないし ご都合主義の作品にすらみえてしまう。 精一杯頑張っている生徒さんたちを放って一服していた 江口洋介演じるパティシエの十村が なつめを気にかけたのが鹿児島弁だから…というのは雑過ぎないか? いろんな登場人物を細かく描いてはいるけれど、 描ききれているかといえば多々難ありなのもマイナス。 晩餐会のシーンで、 全てを集約するようなカタルシスがあればいいけど 全くないんだよなぁ…。
スイーツが主役の映画なのに、 シメが締まらないのがホント残念!
 

白夜行


なに?この異様な緊張感…。

時計の音だけが鈍く響く
閉め切った部屋で
神経が研ぎすまされていくような感覚。

重く立ちこめた雷雲のように
不安感を漂わせる鈍い色調。


船越英一郎さんが刑事となると
火サスや土ワイのような雰囲気かと思ったら大間違いだった。
抑えた口調からにじみ出る、思慮深い人間性がリアル。
すごい演技派の人だったんだねぇ~。

堀北真希ちゃんの冷たくか細い美しさや
ため息がもれているような口調も
この作品の雰囲気にはぴったり。


観ているこちらも生気が吸い取られていくようだし、
観終わっても決してすっきりするような作品ではないけれど
くすぶるような余韻が残った。

イップ・マン


いやぁ~、大興奮!

とても地味~な主人公だ。
タイトルも、まったく興味を惹かれない。

だけど、その地味さからは想像もつかない
熱い思いが伝わってくる。
主役のイップ・マンを演じるドニー・イェン師匠、良いなぁ~!!

「人の強さ」=「拳の強さ」ではない。
というのは
今までもたくさんの作品で描かれてきているためか
新鮮味がないのが残念なところだけれど、
やっぱり王道ってのは素晴らしい!と
納得させられるパワーがあった。


僕はブルース・リーにのめり込むこともなかったし
とりたててカンフーが好きな少年ではなかったけど
「燃えよデブゴン」のサモ・ハン・キンポーの登場は、
なんだかすごく嬉しかったなぁ~。

物語の序盤こそ悪役然としていた彼なのに
尊厳のために闘う姿はまさに圧巻!
イップ・マンの静かな戦い方と対照的な激しさに
強く心を揺さぶられた。


どんな時にも自分より他人を尊重し
常に穏やかな物腰を崩さなかったイップ・マンが
闘志むき出しで闘うに至る経緯は、
まさに「やれやれー!」状態。

それでも、最後に見せる
おごらず謙虚な姿勢と言葉は
懐の深さと大きな愛情を感じさせ、
映画史上に残してもいいスピーチではないだろうか!

いやぁ~、ホントすばらしい作品だった。
熱い思いを感じたかったら、ぜひ観るべしっ!!

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