つまんないわけじゃないんだよ…。 そこそこ面白いものの、あまりに無難なつくりなので 嫌な気分すら残らない。 最初からけっこうしっかりした主人公なので、 いわゆる成長物語としてのカタルシスが弱く これっ!ていう、なにかが足りない。 本編ではけっこうカワイイのに 写真映えしない主演女優さんのせいなのか? 観る気をなくす映画ポスター、 はたまた、 古びたタイトルセンスのせいなのか? いや、ホントつまんないわけじゃないんだよ。 ただ、面白い!とは言えないだけ…。
2011年03月
新しいキャスト・スタッフによる新シリーズも 6作目にして、ついに名作が誕生しましたよー♪ タイトルは 『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~』 あいかわらず長々しいサブタイトルはご愛嬌。 今までのリメイクでは、 映画オリジナルの設定が活かしきれず 蛇足感ありありの改悪が多かったけれど 今回は違う! ゲストキャラクター・ピッポの加入は、 旧『鉄人兵団』のミクロスでは補いきれなかった部分を うまくフォロー。 それぞれの登場人物たちの心情もより深く掘り下げられて ストーリーに更なる厚みが加わってます。 新作でのミクロスの扱いは可哀想だけど…。 過去に干渉して、すべてを無かったことにしちゃうラストは 安直だし、反則に近い集約の仕方ではあるけど、 その矛盾点ばかりをあげへつらうのは野暮。 タイムパラドックスに関わる作品を多く描いているF氏が そんなことは糞食らえとばかりに描いた本作には、 説明できない感情に 自己犠牲をもいとわないという美しい「こころ」が とても自然に描かれてます。 うぅ~ん、素晴らしいねー!! |
こんなに一瞬にしてすべてが変わってしまうなんて…。
恐ろしい映像や不安を煽る情報があふれかえる中、 ラジオからの音楽にホッとさせられた。 避難所のこどもたちに少しでも希望を…とFMで流された アンパンマンのマーチ。 今までは GROOVE LINEでピストンさんがいじってる曲程度の印象で こんなにじっくり聞いたことはなかったけど、 やなせたかしさんの言葉のひとつひとつが、とても深く優しい。 ホントに涙が出た。 ♪そうだ うれしいんだ 生きるよろこび たとえ胸の傷がいたんでも♪ 現実を伝える報道はもちろん必要だけれど それがすべてにならないように。 悲しみだけにすべてが埋め尽くされないように。 笑顔が一日も早く生まれることを祈って、 僕も今日を生きて行かなくてはね。
頑張ろー!!!
「時代背景を知っていたほうが楽しめる」と聞いたので、 歴史に疎い僕は観るかどうかすごく迷った。 もちろん歴史を知っていたら さらに深く理解できるのかもしれないけれど、 十分おもしろかった! 主演のコリン・ファースは、 威厳の中に彼らしいナイーブさを感じさせたハマり役。 王族にしては庶民的なキャラクターと親しみやすさで ここ最近のエキセントリックなイメージを覆し 意外にも母親役が様になってたヘレナ・ボナム・カーター。 ふと垣間見える人間性と 豊かな表情がとても印象的なジェフリー・ラッシュ。 あまり出てはこないけど、 彼の奥さん役のジェニファー・イーリーも物腰が素敵だったなぁ♪ 王室が舞台とはいえ、ちょっと漫画的に感じられるくらい 分かりやすく親しみやすいキャラクター設定で 重厚な歴史映画という趣きはない。 それでも、いや、だからこそなんだろうか? 最後のジョージ6世の演説には説得力を感じ、目頭が熱くなった! この、素直で分かりやすい作りイイなぁ~。
もしかしたら、歴史に疎い人のほうが楽しめるのかも(笑)。
「東京初上陸」って、 日本初上陸かと思っちゃったじゃん。 いやらしいコピーだなぁ~。 11年前に開催された、 『日蘭交流400周年記念特別展覧会 フェルメールとその時代』。 東京には来ないというので大阪市立美術館まで足を運んで観た 『真珠の耳飾りの少女』の衝撃に隠れてしまって 正直『地理学者』は印象に残ってないけど…。 3月3日からBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている 『フェルメール<地理学者>とオランダフランドル絵画展』。 始まったばかりの3月6日ではどれだけ並ばされるのか…と思って行ったら 意外にもまったく並ばず、すんなり入場できた。 佐々木蔵之介さんの音声ガイドを借りたのだが…1つ1つが長い! 1つの作品前に意固地に立ち尽くしているのは スマートな鑑賞スタイルではない。 展示スペースに合わせた時間配分で、簡潔な解説にして欲しいものだ。 同ミュージアムでは、年末12月23日から、 『フェルメールからのラブレター展』というのを開催するらしい。 そこでは『手紙を読む青衣の女』が公開される予定。 今度こそ本当に日本初上陸(のはず)! 『手紙を読む青衣の女』とともに 『手紙を書く女』『手紙を書く女と召使い』の 手紙3作が揃う展覧会となれば、期待せずにはいられないのだー♪
光と闇が生み出す映像美に イマジネーションが刺激される。
時間を飛び越え描かれた、静寂と騒音。
まるで母胎に抱かれているかのような、 安らぎの寝息にも似た心地よさと浮遊感。 万人向けとは言えないけれど、 成熟した感性をもった高感度な人には至高のアートムービー! …てな感じで語りたい人には最高かもしれないけど…。 僕には、ただ眠気との戦いが過酷な作品だった。
うぅ~ん、つまらないわけではないんだけど
映画として作られた感がありありだし、 なんかスッキリしないんだよなぁ~。
人に対して、あまりにも無神経な態度をくり返す この作品内のデジタル人間たち。 その描き方が執拗で、 デジタル自体が良くないもののように臭わす 後ろ向きな描き方が気分悪い。 フェイスブックを題材にしていながらも 描き方はありがちで、けっこう泥臭い。 SNSをきっかけに 出会いがあり世界が広がることも多いし 実際これだけ世に広まっているということは 時代のニーズに合ったものだったから。 デジタルを介しているから人間関係が薄いとは言えないし、 逆にそれで繋がっているとも感じられない。 ようは、その道具をどのように使うかという 個人の違いだけなんだろうと思うんだけど。 時代が変われば価値観も変わる。 だけど、「尊重」や「謙譲」という考え方が まったく失われるのは好きではない。 先達をないがしろにしてまで先へは進みたくないという
僕みたいな考え方では、
一生うだつがあがんないんだろうなぁ~。
「GANTZ」とは何か? それに対する詳しい説明はまったくなく、 すべて疑問符のまま。 これ一本では何ひとつ解決しないが、 それは登場人物の戸惑いにシンクロさせる意図なのかも。 積み重ねられるエピソードは漫画的で 分かりやすく面白い。ちょっとエグい表現も多いけど…。 松山ケンイチくんのナイーブなキャラクターも良いし、 夏菜ちゃんも凄く魅力的なヒロインだ。 黒づくめの衣装や音楽も格好良い! だけど後半の展開に少々難が…。
二宮和也くん演じる玄野の変化が唐突なわりに、 戦闘シーンが妙に間延びしているのはどうしたものか? 見せ場に緊迫感がないのでは、 せっかくのお涙頂戴シーンも興醒め。 もったいないなぁ~。 エンドロール後の次回予告では 全てが説き明かされると言っていたから 続編も観るしかないね…(笑)。 次回は田口トモロヲも活躍するかな?
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ヨネえもん
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