2011年10月

カウボーイ&エイリアン

 

荒唐無稽な設定なんて、映画では当たり前とはいえ
この有りそうでなかった「カウボーイ&エイリアン」という
タイトルのB級さ加減に惹かれて観にいった。なんで「&」?

ダニエル・クレイグの男惚れする渋さ!
砂埃とか薄汚れた姿が似合うなぁ~。

かなりハードで謎だらけな登場と、
西部劇ならではの土臭さにワクワク♪
眼力鋭いオリヴィア・ワイルド演じる謎の女の存在。
いつもと変わらぬ演技で外しのないハリソン・フォード。
圧倒的な強大さを感じさせるエイリアンが
どう絡んでくるのか読めない前半は
少々ダラダラした展開ながらもすごく興味惹かれた。
そう、前半は。


正体があらわになってからの
説得力がなく脆弱なエイリアンには口があんぐり。
前半で膨らませてきたものは一体なんだったのか?

エイリアン抜きで見れば
男通しの友情やら家族愛やら人間愛やら、男臭い見所満載で
そこそこ面白くは見られるんだけど…。

傑作になり得ただろう要素をいっぱい持っていながら、
なんだか物足りない凡作になっちゃったね。

 

東京オアシス

 


うぅ~ん…何もないにもほどがあるぞ。

無駄なシーンが多い…というか
必要なシーンすらないという感じ。


絵になるシーンがちょっとはあるけど
写真集じゃなくて
映画なんだからさぁ…。

映像とチグハグだし、
台詞とくらべて急に音が大きくなるわでイイとこなしのBGM。

「東京オアシス」ってエンディングで
なんとなくキレイにまとめられても
なんだかなぁ~。


僕にとっては、
映画を観ずにボォ~っとしていたほうが
よっぽどオアシスな時間だったと断言できるよ。

劇中、映画館のポスターで使われていた
アキ・カウリスマキの『過去のない男』や『街のあかり』は
何もないのに何かが滲み出てくる見事な作品だというのが
ホント皮肉だ。

 

猿の惑星:創世記(ジェネシス)

 

類人猿たちの目の表情が、怖いくらいすごい!
ウッキィ~!!

2001年に作られた
『PLANET OF THE APES/猿の惑星』は
まったく記憶に残っていないが、
この作品は、面白かった!

知性をもったチンパンジー・シーザーと
人間との交流が描かれる前半は、
映画の先行きが見えているだけに切ない。

セリフがないにも関わらず、
目の表情だけですべてが伝わってくるようだ。


人間のエゴによって生み出されてしまった彼ら。
そして自分たちのエゴによって、自滅してく人間…
という割には、人間のエゴの部分が矮小。

暴走を始めるシーンには鳥肌がたったものの、
類人猿たちが暴走するに至るには説得力不足な感は否めないかな。

なんだかあっけない終焉に、尻すぼみ感があったけど
エンドロール前にその補足が!

映画の尺やテンポを考えると、
こういう端折り方は嫌いじゃないし、むしろ潔くて好きだ。

小さな不満点はある。
だけど、映画を観ているあいだは圧倒され続けた!
満腹です!!


 

ミケランジェロの暗号

 

全然ミケランジェロの暗号なんかじゃないじゃん。


第二次世界大戦下のユダヤ人を描いた作品といえば
重々しく、観ていて辛くなるばかりというイメージだが
この作品はちょっと違った。

コミカルな演出もあり
どこか軽快で、観賞後に爽快感さえ残る。


「ミケランジェロの暗号」というタイトルから
ミケランジェロの絵に隠された秘密を解読して
真実に近づいていく…みたいな展開を想像したけど
全然違うよ!
意味ありげなタイトルだけど、
まったく内容にそぐわない。

この作品を観た人が作ったとは思えないくらい
ポスターやチラシにも重々しい悲愴感が漂っている。

小難しい雰囲気のほうが客を呼べるのかもしれないが
ホントにこの作品を観てほしいなら
もっと内容に合ったものにしないと意味がないよなぁ〜。


とはいえ、この映画自体は素晴らしい出来だ!

宣材で使われている写真の印象とは違って
感情にあふれた素晴らしい表情を見せてくれる
主演のモーリッツ・ブライブトロイ。

父親役のウド・ ザメルと母親役のマルト・ ケラーの
品があって味わい深い表情も、これまだすごくイイ!

一癖ありそうな恋人役
ウルズラ・シュトラウスの個性的な顔立ちも印象的だ。


初っぱなからグイグイ引っ張られて
目の離せない展開。
ちょっと端折り過ぎかな?と思う部分もあったけど
そのおかげでテンポよく楽しめた。

地味な印象だけど、なかなかどうして!
印象だけで観るのをやめちゃわなくて
ホントよかった!!

邦題だけで判断して、観なかったら損ですよー!!

 

モテキ

 

タイトルからして僕の好みではない。
むしろ毛嫌いしちゃうくらいだったのに、
ふと観てみたくなっちゃったんだよねぇ~。

んで、これがかなり面白かったんですよぉ~♪

内容は取り立てて突飛ではないものの
今まで観たことがないような
斬新な演出と勢いにあふれていて、なにより楽しい!

Perfumeと一緒に歌い踊る
「Baby cruising Love」サイコー!!


主役の森山未來くんは外見的にはイマイチなのだが
その表現力と身体能力は素晴らしい!

ヒロインの長澤まさみちゃんも魅力全開!
男の子がグッとくる表情満載です♪

麻生久美子ちゃんの
清楚な女性から重い女へと変貌する演技も必見!
グシャグシャになりながら「B'zはもう聴かないから~」と
定子ばりにのしかかりながら観客を笑わせちゃうんだもんね♪

「モテキ」のポスターを見ると
仲里依紗ちゃんや真木よう子ちゃんがもっと活躍するのかと思ったんだけど
添え役的な感じだったので、ちょっと残念。
むしろリリー・フランキーのほうが出番が多いよね。

演出はぶっ飛んでるけど、
見えないところでは嘘がなく、しっかり練られている感じ。
だからこそ勢いが活きてくるんだろうね。

意外に長い上映時間を感じさせない面白さ!
これは、めっけもんでした♪
楽しかった!


 

サンクタム

 

息苦しいぃ~!

前人未到の洞窟を探索中に嵐に見舞われ
決死の脱出を試みる探検家たち…と
あらすじはよくあるもの。

見所も、
脱出中にあらわになる人間関係と業。
親子の人間愛など、
これまたありがちな手堅いつくり。

わかっちゃいるけどハラハラし
やっぱりね…な展開でドキドキし
期待以上でも以下でもない無難な感動が
もれなく付いてくる感じだ。


この作品も3Dしか上映されていなかったので
仕方なくも3Dを観に行ったのだけれど
水中から見るレンブラント光線がすごくリアルだったし、
水の存在感などに3Dはすごく向いているんだなぁと
ちょっと感動した。

まあ、でもやはり僕は
映画は2Dがいいんだけどなぁ~。

ってか、観たくもない3Dしか選択肢がなくて
さらに3D料金が加算されているというのが
なんとも腹立たしいのだよ!


この日、隣の席には
僕の肩にぶつかるほど肘掛けに肘をかけ、
落ち着きなくよく動くおデブちゃんが座っていた。
それも両隣に!
映画に加えて現実にも息苦しさがあって
まさに4D!

おデブちゃん特有の匂いがなかったので
あわや5Dという危機からは免れたけど…、ハァハァ…嗚呼〜息苦しかった。


 
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