2011年11月

映画 怪物くん

 

ピキピキ、ドカァーン!じゃぁぁぁーーーー!!

漫画の実写化を云々言うなら
最初から観なければいいだけの話しである。

かといって、それを避けては通れないのも事実。
テキトーに映像化されて嬉しい原作ファンはいないのだ。


藤子不二雄A原作の漫画『怪物くん』は、
怪物という異形の存在に
悲哀を感じさせないのが魅力だ。
ダークな世界観ながらナンセンスに徹して、
ドタバタのスラップスティックギャグを繰り広げる。

そういう意味では、この実写版は
絶妙な配役なのかもしれないが、
いくら大野智くんがベビーフェイスとはいえ
怪物くんというキャラクターには厳しいよなぁ~。

作品中でもしきりに言われていた
「わがまま」な性格。
子供だと笑えるものでも、
大人にやられると可愛げがなく
観ていてイライラするだけだ。
もちろん、そのわがままの裏に見え隠れする情の厚さが
表現されていたならば良かったのだが、それも曖昧…。


アニメの唄をカバーした主題歌と挿入歌
「ユカイツーカイ怪物くん」や「おれたちゃ怪物三人組よ」が
イマイチしっくりこないのは、
この映画がドタバタコメディになりきれていないからだろう。
かと言って、TV版 西遊記のように最後に「ガンダーラ」を流して
涙を誘うようなつくりでもないという、非常に中途半端な感じ。
むしろ、嵐が歌う「Monster」のほうがしっくりくるのだから
そんなイメージの作品にしちゃえば良かったのにな。

せっかくの個性的なキャラクターたちが
ちっとも個性的に動けていないのも敗因か。

僕は実写版のテレビシリーズを見ていなかったのだけれど
こんな感じだったのだろうか?
これで評判が良かったのだとしたら
ただ単に、僕には合わない作品だったというだけだ。


この映画を観てよかったことは、
来春の『映画ドラえもん のび太と奇跡の島』の予告編を観られたことだな…。

 

ランゴ

 

うぅ~ん、玄人好みとでも言うんだろうか…。

子供騙しではなく、
最初から子供は相手にしていない世界観は
素直に「こりゃあ面白い!」と言わせてくれない感じ。

シュールでローテンション、
そして異常なほどのハイクオリティ。

画面の端々から映画作りへのこだわりが
伝わってくるようだ。


…だけど、
それを好きかどうかは別次元。

作り手が満足するものと、
一般人が観て楽しめるものとには隔たりがあるということか。

残念ながら僕向きではなかったなぁ。


 

花に包まれる

 

花に包まれるなら何がいいだろう。

色も香りも豪華な薔薇や、
大人っぽくトルコキキョウ?

桜の花びら…なんてのも粋かな。

いや、僕だったら
色はシックで、
ふんわりといい香りに包んでくれるような
そんな花がいいな。


親友のお父さんが旅立った。

たくさんの菊の花に包まれていく穏やかな寝顔。
あまりに白く清らかな香りに、涙が出た。


家族に見守られ、
花に包まれて旅立てること。
たったそれだけのことが、
とても有り難く、幸せなことなのかもしれない。

 

ステキな金縛り

 

こういう作品、好きだぁーーーーー♪

140分という長尺にも関わらず、
飽きずに笑いっぱなしというのがスゴい。

初っぱなこそサスペンスタッチ(?)ではあるものの
そこから先はずぅ~っとコメディ。
体を張ったドタバタコメディというよりは
セリフや行動から醸し出される可笑しさ満載。

顔の売れている役者さんたちが
一歩間違えばキャリアに傷がつきそうな役を
実に楽しそうに演じている。


主演の深津絵里ちゃんは、やり過ぎにならない
コメディエンヌぶりが可愛らしい♪
甲斐甲斐しい木下隆行くんもよかったなぁ~。

阿部寛は、
相変わらずウマいんだか大根なんだか分からない
奇天烈な迷演技っぷりが思いっきり笑える。

中井貴一は、締めるとこをきっちり締めて
緊張感と弛緩の妙で笑わせる。
ホントに素晴らしい役者さんだなぁ~!

そしてやっぱりこの人、西田敏行!
言わずもがなの演技派だけれど
この人の表現力があって初めて成り立つシーンの多いこと。
落武者・更科六兵衛(さらしなろくべえ)役、
いやぁ~、笑わせていただきました!

クリームソーダをぶくぶくやるシーンがサイコー♪


他にも大勢の役者さんたちが入り乱れ、
玉手箱をぶちまけたかのように賑やかで
楽しく温かい映画に仕上がっている。

やっぱり僕は三谷幸喜監督作品、好きだなぁ~♪
すっごく面白かった!!


蛇足:
大泉洋が、エンドロールに写真だけの出演。
これは彼の登場シーンがカットされたのではなく
三谷幸喜との舞台つながりでの計らいらしいです。

本編が長かったのでカットされたのかと思った…(^▽^;)。

カットするなら、市村正親が演じる陰陽師「阿部つくつく」のくだりは
一切合切カットしちゃっても問題ないなぁ~…とも思ったんだけどな。

 

電人ザボーガー

 

名前は知っていたけれど、僕は本放送を見た記憶がない
この「電人ザボーガー」。

初めて聴くのになぜか懐かしい
ヒーロー物の黄金旋律!
オープニング曲を聴いただけで
ワクワクして血湧き肉踊っちゃうのです♪


作品は2部構成。

第1部は、いわゆる昔のヒーロー物を
当時そのままの雰囲気で、ちょっとパロディーっぽく
だけどけっこう真面目に作ったもの。

映画として面白いのか、ちょっと判断がつかないくらい
昔懐かしい熱血で総天然色な雰囲気満載だ!
時折混じる(ほぼ全編?)茶化したような展開は、
松本人志の『大日本人』にも通じるものがある。

第2部は、
この映画の真骨頂。板尾創路くんの主演パートだ!

第1部のハイテンションから
一転して物悲しさ漂うローテンション。
子供のころヒーローに憧れていた子供が
現実の社会で熱い心を忘れて
小さくまとまった大人になっちゃった感覚だ。

なんとなく自分に照らし合わせながら観ていくと
第2部も徐々に熱を帯び、怒濤の展開、そしてクライマックスへ!
うぉぉぉぉぉ~っ!熱いぜー!!!!

お決まりのストーリーが琴線に触れるなんざ、
まるで演歌だね~。


エンドロールで流れる当時の映像。
作りこそチープだけど、その熱さは今作以上だったのかもしれない。
胸がグワァ~ッと熱くなる、楽しい作品でしたー!!

 
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