2012年04月

別離 (べつり)

 

「人間の深部を描いていて面白かった」ぐらいのことを言わなきゃ、
あさはかな人間と言われそうだけど…
僕はこの作品嫌いです。

登場人物たちの性格をあぶりだしていく
エピソードの積み重ねは丁寧。
どうなるのか分からず目が離せないし、
長尺を感じさせない緊張感のある展開はお見事!

だけど、それぞれに悪意があるわけではないにも関わらず
ほんの小さなプライドや自尊心のために
悪いほうへ突き進んでいく様は不快。

宗教的にダメなことがたくさんあるのは分かるけど
それを犯してまで、なぜその行動を起こしたのかが理解できず
僕には感情移入できなかった。


自分の宗教観を理解してほしいと訴えつつも
他人の価値観を認めようとしない矛盾。

宗教を隠れ蓑にはしているけれど、
実は他人を思いやる気持ちが薄く
自分本意な行動をしているのではないだろうかと
穿った考え方までしてしまった。

僕はイランのお国柄を知らないので
もしかしたら
見当違いな認識をしているのかもしれないけれど…。


たとえ
10人中9人がこの作品は素晴らしいと言ったとしても
劇場を出るときに、気持ちがどんよりするような作品を
今の僕は好きになれない。

 

タイタンの逆襲

 

子供のころ『タイタンの戦い』が大好きだった。
ギリシャ神話って魅力的なんだよなぁ〜♪

大人になって見返したら相当ショボくてびっくりしたけど
CGなどがなかった時代の
コマ撮り特撮としては画期的だったのだ!

CGのおかげで映像は格段に進化したけど
よっぽどのことがなくちゃ
映像を見て驚かなくなってしまったなんて
なんたる皮肉…。


なんだかんだ言いながらも、
CMのド迫力映像によって
子供の頃に観た興奮もよみがえってきたので
この映画を鑑賞。


…あれ?続編?!

見始めた途端に把握した。
『タイタンの戦い』が近年にリメイクされてて
今回の『タイタンの逆襲』につながってたのね?

まったく知らなかった…(^▽^;)。
なぁ〜んだ、今回のにはメドゥーサは出ないのかぁ。
残念…。


神々が一様に人臭く、
神々しさではなく泥臭さが漂う。
人間ドラマとして見るにはストーリーが単純過ぎるけど
下世話なところなども含めて、それがギリシャ神話だしね。


ペルセウス役のサム・ワーシントンは
格好良いものの、特長がなくて地味。

そのかわり、
正義の人というイメージが強い
ゼウス役のリーアム・ニーソンや、
陰鬱で物悲しい眼差しと雰囲気を漂わせた
ハーデス役のレイフ・ファインズらの
それぞれの存在感がピカイチ!!

映像もスゴい迫力で
細かいことは気にしちゃいけない
スペクタクルアクション娯楽映画という感じだ。


それでも…
全体に漂う突き抜けなさ加減はいったいなんだろう?

けっしてつまらないわけではないんだけど
うわぁ〜面白かった!という爽快感がほとんどないのが
不思議でならない。


ところで…
ユマ・サーマンが演じたメドゥーサが印象深い
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』の
続編ってどうなったんだろ?

 

アーティスト

 

なにゆえ、現代に無声映画なのか?!

そんな疑問と、
どうせ「昔はよかった」に終始しちゃうんじゃないの?という
懸念もありつつの鑑賞。


いやぁ〜、なかなか面白かったです!
「サイレント」から「トーキー」へという
映画の黎明期をパワフルに描き、
そしてなんともチャーミング♪

サイレントならではの少しオーバーな表情や
効果音やサウンドトラック。
どこかで観たことのあるような
懐かしさに溢れているものの
ただの懐古趣味にとどまらない絶妙なさじ加減。

いかにもサイレント映画なストーリーも
分かりやすくて楽しい!


ただ、もし
この作品が現代に撮られたものでなかったなら
ここまで評価はされなかっただろうとも思う。

第一回 最優秀俳犬賞を獲ったという犬、
ジャックラッセルテリアのアギーは話題どおりに可愛かったものの、
肝心の主演俳優の存在に重みが感じられないのと、
主演女優に初々しさや華がなく
イマイチ微妙な感じで説得力不足なのが厳しいところだ。

まあ、それでも…
音はおろか映像まで飛び出す現代において
あえて今、サイレントを撮ったという意味と
映画への愛がこの作品には溢れているし、
なにより
映画を観る楽しさを存分に味わわせてくれたということを
僕は評価したいな♪

 

ウルトラマンサーガ

 


いわゆる「大人の事情」とも思える
不安要素がたくさんあったものの
なんとなく鑑賞。

いやはやどうしてどうして!
すごく面白かったー!!


ウルトラマンにDAIGOってどうなの?という不安も
彼のキャラクターでなければならない理由付けがされていて
見事にクリア!

あんな小娘が地球防衛隊って一体…と、
やっちまったな感ありありに思えたAKB48の投入も、
彼女たちであることの設定がしっかりなされていて
これまたクリア!!

中でも秋元才加ちゃんの存在感は光ってた!!!
あなどっていてスミマセンでした(笑)。


ウルトラマンダイナや
ウルトラマンコスモスにしてもそう。
それぞれの個性を活かし、
出てくることに意味のある存在になっていながら
ストーリーが破綻せず、ダレない展開もお見事!


ウルトラマンダイナのED曲『君だけを守りたい』が
挿入歌として使われていたのも嬉しかった。
この曲を聴くと、グッとこみ上げてくるものがあるんだよねぇ?。


映画としてのお祭り性もありつつ、
ストーリーも見応えがあった本作。
身を乗り出して画面に見入っている子供の姿からも
しっかりした作品だということが伝わってきた。

ウルトラマンという題材のせいか
大人の鑑賞に堪え得る作品…とはさすがに言い切れないけれど
こういうものを観ることに抵抗がない
大きいお友達には是非おすすめしたい傑作だと思う!!


入場者特典としてもらった、
内山まもるさんの漫画
「戦え!ウルトラ戦士 出撃!宇宙けいび隊」ミニブック。
こどものころに読んでいた「ザ・ウルトラマン」
(テレビアニメの『ザ☆ウルトラマン』とはまったくの別物)
を思い出して、懐かしかったなぁ?♪

ご冥福をお祈りいたします。


 
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