冒頭で、
「あ、失敗したかな…」って思いがよぎった。
主人公のダヴィットいい加減さが、許せない感じだったので……。

だけどだけど!
物語りが進むうちに、なんともいい男に見えてきたのが不思議。

爆笑があるわけではないし、
泣き所をさらりと流してしまう軽いタッチだけど
観賞後の満たされた気分がたまらない\(≧▽≦)/♪
こういう作品、好きだなぁ〜〜〜〜♪♪


ダメダメな登場人物が
人との関わりによって魅力的な人物に成長する……なんて話は
今までにもごまんと観てきたけど
この作品のあたたかい視線はとにかく好印象!

普通だったら描くであろう部分をばっさりカットしてるから
ちょっとウマく行き過ぎちゃってる嫌いはあるけど
むしろそうであって欲しいとも思えるし、
現実を緻密に描けば
「リアルでいい映画」というわけではないもんね。

荒唐無稽な設定の中にも
監督のメッセージが穏やかに散りばめられてて
僕にとっては
ものす〜ごく説得力のあるファンタジーだった。

「人生、ブラボー!」ってベタなタイトルのせいで
観る気がおこらない人も多いだろうし、
上映館自体が非常に少ないので
観たくても観られない人もいるんじゃないかと思うけど
この作品と出会えたことはすごくラッキーだったと思う!!

気負いなく観られて、すっごく面白かったヽ(=´▽`=)ノ!!!