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悲しい怒り太陽グラスベラーニ大佐役の
ベン・キングスレーがすごい!
その奥さんナディ役の
ショーレー・アグダシュルーって人もすっごいイイ!
イランからの移民家族の切なさと律した生き方には、心が洗われるようだった。

それぞれが幸せを願い、悪気がないのに不幸な結末へとすすんでいってしまう。
キャシーは自業自得だ。
レスターは最低のあさはかな男だ!
などとも思えるのだが…

自分の身内以外の他者に対して、
理解し尊重しようという気持ちが、
とみに薄くなったと思われる昨今。
この映画には、ゆとりのない自分を
じぃ~っくり考えさせられた。

僕の外国人の友達は、
日本で幸せに暮らせているのかな?
疎遠になってしまった、
仲の良かった友は?
仲のいい友達のことでさえ、僕は
分ってあげられているのだろうか?

すべてをフォローするなんて到底できないけれど、
ことあるごとに関わっていきたいな。
(原題) HOUSE OF SAND AND FOG

失って、初めて気付いた。
求めていたのは、家ではなく 家庭だったと…。

アカデミー賞で主要3部門にノミネートされた衝撃と感動の、家族の物語。主演は「ビューティフル・マインド」のジェニファー・コネリー。父の形見である家に住む孤独な女性、キャシーは、役所の手違いからその家を失ってしまう。代わりに家を手に入れたのは、政変で祖国を追われたベラーニ元大佐一家だった。新天地で妻と息子とともにもう一度幸せをつかむため、最後の希望を家に託すベラーニ。一方、キャシーも家族の思い出が詰まった家を取り戻そうと、ベラーニと激しく対立する。

2003年・米・ギャガ=ヒューマックス
監督; ヴァディム・パールマン
出演; ジェニファー・コネリー,ベン・キングスレー,ロン・エルダード,ショーレー・アグダシュルー
2時間6分 2004/11/6公開