家ダッシュ笑顔声優ではない役者が演じるのは、
慣れてない感じが自然で好きだ。
倍賞千恵子さんの声は変幻自在でとても良かったし、
木村拓哉も穏やかな声でとてもハマって聞こえた。
僕は特に加藤治子さんの声が好きだなぁ~!
美輪明宏演じる荒地の魔女がなんとも魅力的で、とても面白いキャラだった!
神木隆之介くん演じるマルクルも、くり返しギャグがツボにハマっちゃいました。
そして、ダークホースなキャラのカルシファーがこんなに楽しいなんて!!!
ある意味主役?!

動く城の質感や面白い動きにも
大蟲が動いた時の新鮮な驚きと似ていてワクワク!


ただ、全体に絵が雑に感じたんだよなぁ~。
アニメーションも、なんとなぁ~くぎこちないような…

ソフィーの顔が、魔法が解けたわけでもないのに
ちょこちょこ少女顔に戻るのが嫌だった。
おばあちゃんの顔のままで、いい表情を見せてよ!


一見、壮大なスケールなんだけど
小さな単位に重点が置かれているようで
とても優しい印象。
その分、大きな盛上りには欠けてしまうけれど
鼻に付くメッセージがなくて、淡白な印象。

人との出会いが運命であろうと、偶然であろうと
そんなことはどっちでもいい。
ただ、出会えたことを喜んでいけるのなら
人生は豊かだなぁ。と、しみじみ思えた作品だった。

今回の主題歌「世界の約束」も
すっごくシンプルで飾らない詩がいいね!
ふたりが暮らした。

2340万人を動員した「千と千尋の神隠し」から3年、ベネチア国際映画祭で絶賛された宮崎駿監督最新作。19世紀末、魔法と科学が混在する世界。18歳のソフィーは魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆になってしまう。そんな彼女の前に魔法使いのハウルが現れ、ハウルの城で奇妙な共同生活を始める。その巨大な城は、なんと4本足で動く、人々が恐れおののく”動く城”だった。原作は英の児童文学作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」。

2004年・日本・東宝
監督; 宮崎駿
出演; 声の出演;,倍賞千恵子,木村拓哉,美輪明宏,我修院達也,神木隆之介,加藤治子
1時間59分 2004/11/20公開