ホラーって、観たい時と
観たくない時の差が激しい。
『着信アリ2』で
ホラーものスイッチが
入ったかと思って
テレビで放送された、
日本版『呪怨』を見た。
こ、恐い…。
行く気満々だった
ハリウッド版『呪怨』は見送ることに…。
情けない…。
それでも
『泣けるホラー』という異名をもつ、
この作品を観た。
東山紀之と和久井映見の落ち着いた雰囲気が
とても良い。
まるで、現代日本画のような趣きだ。
この作品に出てくる幽霊たちは
けっして人を襲ったりはしない。
ただ暗がりから、じっと見つめるだけである。
恐いのは、三輪ひとみと河合美智子が演じた
生きている人間の方だった。
霊が見えない人達は、とても明るい。
作品に合わせて、暗くなったりしないというのは
現実的には間違っていないと思う。
だけど、やはり同じ作品の中で
あそこまでテンションが違うと、逆に不自然だ。
いつもは大好きな室井滋さんやベッキーも、
ただ賑やかでふざけているようにも感じてしまう。
リアル=現実ではなく、
作品の中でのリアルさが大切なんだよね。
あ、結局は幽霊が出てくるだけで
ホラーじゃないです。はい。
河口圭吾の主題歌、良いですよぉ~!