76a10b9d.jpg
ホラーって、観たい時と
観たくない時の差が激しい。

『着信アリ2』で
ホラーものスイッチが
入ったかと思って
テレビで放送された、
日本版『呪怨』を見た。

こ、恐い…。

行く気満々だった
ハリウッド版『呪怨』は見送ることに…。
情けない…。


それでも
『泣けるホラー』という異名をもつ、
この作品を観た。

東山紀之と和久井映見の落ち着いた雰囲気が
とても良い。
まるで、現代日本画のような趣きだ。

この作品に出てくる幽霊たちは
けっして人を襲ったりはしない。
ただ暗がりから、じっと見つめるだけである。

恐いのは、三輪ひとみと河合美智子が演じた
生きている人間の方だった。

霊が見えない人達は、とても明るい。
作品に合わせて、暗くなったりしないというのは
現実的には間違っていないと思う。
だけど、やはり同じ作品の中で
あそこまでテンションが違うと、逆に不自然だ。

いつもは大好きな室井滋さんやベッキーも、
ただ賑やかでふざけているようにも感じてしまう。

リアル=現実ではなく、
作品の中でのリアルさが大切なんだよね。


あ、結局は幽霊が出てくるだけで
ホラーじゃないです。はい。


河口圭吾の主題歌、良いですよぉ~!