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おぉっ!
グッとくる作品だねー!
初期予告編で異常なくらい
期待してしまったのと、
「よくわかんない」という
友人評を聞いたりしたので
ちょっと不安もあったんだけど…、
今の僕には
見事にツボにハマりました!

まさに、「失恋の痛みを知る
全ての人達へ」のキャッチ通り。

今回のジム・キャリーは好きだなぁ~。
8ミリフィルムで撮影したかのような質感によってか
ありえない設定を普通に受け入れてしまった。
すっごくクリアな画面だったら嘘くさくなってしまいそう。

僕が観た中では正統派なイメージしかなかった
ケイト・ウィンスレットが
オレンジのパーカーと原色のカラーリングヘアーで
今までとは違うアクの強いキャラ。
気紛れな性格が、なんともカワイく
不思議なくらい自然。
現実にいたら、付き合うなんて不可能な性格だけど(笑)。

キルスティン・ダンストの役にはびっくり!
あんな結果になるなんて。
考えさせられますなぁ~。

イライジャ・ウッドの役は嫌な奴だなぁ。
あの、お人形みたいな顔にぴったりで
可哀想なくらい憎らしい。
今度、彼を観たら思い出しちゃうかも。


それにしても、記憶を消しちゃう会社の
あのめちゃくちゃな勤務態度で
よく今まで仕事がこなせていたよねぇ~。
仕事先のベッドの上で飛び跳ねるなんてある?
やり過ぎだろ?


無くしたい記憶。

その時にはそう思ったことでさえ、
時間がたてば自然な形で心に整理される。
もちろん、一生忘れることのできない心の傷が残ったり、
虐待によるトラウマなどの例外もあるけれど…
こと、恋愛に関して言えば特にね。

離れてもめぐり逢う。
リインカーネイションにも似ためぐり逢わせはファンタジーだ。
同じセリフを口にしても、
別の人ではダメなんだ。という当たり前の事が胸に沁みる。
たとえ喧嘩が絶えなくとも、それは求めあうからこその事。
同じことの繰り返しでも「それでいいじゃん」と
思えるなんて素敵だなぁ。

観る時の自分次第で、感じる部分が全く違いそう。
僕は、そんなに同じ映画を何度も観ないけれど
この映画は、いつかまた見直してみたいなぁ。
(原題) ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND

”さよなら”の代わりに、記憶を消した---。

「マルコヴィッチの穴」、「アダプテーション」のチャーリー・カウフマン脚本、製作総指揮による切ないラブストーリー。バレンタインデー目前のある日。ジョエルは、最近けんか別れした恋人クレメンタインが、自分との思い出を特殊療法で消し去ったことを知る。仲直りしようと思っていた矢先、ショックを受けたジョエルは、自分もクレメンタインとの波乱に満ちた日々を忘れようと、記憶除去を専門とするラクーナ医院の門を叩く。

2004年・米・ギャガ=ヒューマックス
監督; ミシェル・ゴンドリー
出演; ジム・キャリー,ケイト・ウィンスレット,キルステン・ダンスト,マーク・ラファロ,イライジャ・ウッド,トム・ウィルキンソン
1時間47分 2005/3/19公開