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ハワード・ヒューズ氏って、
すごい人物だったのね。
全く知識がないのに
アカデミー賞ノミネートなどの
話題にのせられ鑑賞。
映画好きの風上にも置けないね。

いつの時代でも革新的な人は
「出る杭は打たれる」の
ことわざ通りに叩かれるもの。

彼も例外ではなく、
生み出しては叩かれ、叩かれては生み出すをくり返す。

今現在につながる数々のことを、
類い稀なる独創性で創造してきたんだから
その功績は素晴らしいものだよね。


映画は、そんな彼の私生活を絡めて
盛り沢山のエピソードで突き進む。
どれも削れないのかもしれないけれど…長いッス!
レオナルド・ディカプリオの表情は
いっつも眉間にシワをよせていて単調。
そういう人物だったのかもしれないけれど、
ずぅっと緊張しているから、なんだか疲れて飽きちゃった。
そして、やっぱり彼は子供っぽ過ぎて
セクシーではないんだよなぁ。

それに引き換え、ケイト・ブランシェット様の
活きいきとしていること!
ケイトのキャサリーン・ヘップバーン好きだぁ!
彼女が出ている時には、ヒューズの表情も変わっていいな。

ケイト・ベッキンセールも
ファニーフェイスながら、なかなか骨太な女優役で
魅力的だった。

モデルとなった人達を全く知らないので
そう思ったのだけれど、
昔から映画を愛してやまない人には
耐えられないキャストだったようですね。

確かに、ポートレイトを見比べると
同じ人間か?と疑いたくなるほど麗しいお姿!
造形はもとより、輝きが違うんですよねぇ。
ウットリ…。


戦争映画ではないにも関わらず、
戦闘機の空中撮影シーンの迫力がスゴイ!
昔の人が観たら、ぶったまげるだろうなぁ(笑)。

全編に流れる当時の曲。
嫌いではなく、むしろ好きなんだけど
使い方に芸がないように感じちゃった。

うぅ~ん、
僕は、この映画では夢が見られなかったなぁ~。
(原題) THE AVIATOR

すべての夢をつかんだ時、
いったい何が見えるのだろう?

マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオの組み合わせで描く伝記大作。実在したハリウッドの大富豪、ハワード・ヒューズの半生を描く。父親の急死で大富豪になったハワード・ヒューズは、映画製作に進出し大成功、キャサリン・ヘップバーンと恋に落ちる。そして次の、世界最速に飛行機を作る夢にのめりこんだとき、何かが狂い始める。共演に、「ロード・オブ・ザ・リング」のケイト・ブランシェット、「ヴァン・ヘルシング」のケイト・ベッキンセール、ジュード・ロウなど。

2004年・米・松竹=ヘラルド
監督; マーティン・スコセッシ
出演; レオナルド・ディカプリオ,ケイト・ブランシェット,ケイト・ベッキンセール,イアン・ホルム,ジュード・ロウ,アレック・ボールドウィン
2時間49分 2005/3/26公開