c68a88c4.jpg
随分前から
流されていた予告編。

決して派手ではないけれど
素晴らしい女優
ジュリアン・ムーア主演とあって
かなぁ~り期待度が
高まっていました。

んが、しかぁ~し
僕の周りの評判は、どうも芳しくなかった。
口を揃えたように「がっかりした」
「観る価値なし!」など、酷評の嵐。

映画は観なけれりゃ分からないとは言うものの
さすがの僕も及び腰。
だけど、こんな煮え切らない状態では
次の映画に進めないと考え(大袈裟)、
自爆覚悟で行ってみた(笑)。


んで、本編。
Why? 何故に?―by 矢沢栄吉よろしく、
不可解な現象や不思議なことが、次々に投げかけられていく。
一体、彼女には何が起こっているのか?!
なんだ、けっこう面白いじゃん。

様々な憶測をしながらも
「オチは期待しない方がいいよ!」という友達の言葉がよぎる。
そこで、ふと思いついた。
主人公テリーのセリフ「結論を急いじゃいけない」。
まさに、その通りの映画なのだと。

そっか、謎解きによる驚きを求めず、
今のまま、緊張感や
不穏な雰囲気などを楽しめばいいのだ!

みんなが扱き下ろした部分は、とぉ~ってもよく分かる。
ある意味、ジュリアン・ムーアの高尚さが仇となったような…。
周りの評判のおかげで、
僕は十分楽しく観られましたよぉ~ん。


この映画に限ったことではないんだけど、
「ドカーン!」とビックリさせるような仕掛けのある作品では
字幕の3点リーダー(「…」←これね)で、
あっ、来るな!って、先が読めちゃうことがあるね。
ジュリアン・ムーア主演の衝撃サスペンス!
9歳のひとり息子サムを飛行機事故で失ってから14ヶ月。テリーは未だに愛する息子の死から立ち直れずにいた。そんな彼女の周りで異変は静かに始まった。家族3人で撮った大切な記念写真からサムの姿だけが消えていたのだ。動揺する彼女に精神科医は冷静に告げる。「息子など最初から存在しなかった」息子サムの存在を取り戻すため、テリーの孤独な戦いが始まる。だが、それは想像を絶する物語の序章に過ぎなかった……。


『めぐりあう時間たち』『エデンより彼方に』などの演技派女優、ジュリアン・ムーア主演のサスペンス。息子や夫など、自分の愛したものが全て消えていくという恐怖に直面した女性の孤独な戦いを描く。監督は、『愛がこわれるとき』『危険な遊び』をはじめ、サスペンスを得意とするジョセフ・ルーベン。『シックス・センス』をも凌ぐという衝撃の結末が待ち受けているが、映画全体に伏線も張られているので、見破りたい人は注意深く観るべし。

【STAFF】
監督:ジョセフ・ルーベン(『愛がこわれるとき』『危険な遊び』)
?
【CAST】
ジュリアン・ムーア(『ハンニバル』『めぐりあう時間たち』)
ドミニク・ウェスト(『シカゴ』『モナリザ・スマイル』)
ゲイリー・シニーズ(『アポロ13』『クローン』)
アルフレ・ウッダード(『光の旅人 K-PAX』『ザ・コア』)
ライナス・ローチ(『すべては愛のために』『リディック』)

2004年 アメリカ