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これのオリジナルって
観た記憶があるんだよなぁ~。

筋は全く記憶にないんだけど
障子を開けたら
でっかい顔が出るのを覚えてた!

子供の頃から、
怪獣だの妖怪だのは大好き!!
幽霊は大嫌いだったのに…(笑)。


正直、観るのを躊躇していた。
あまりにもふざけた映画になっているのではないかと…。
でも、思っていたのとは違い、意外に丁寧に作られていた。

多分に主演の神木隆之介くんの品行方正な雰囲気が
生きているのではないかと思う。
彼はまだまだ子供なのに
フィルムへのおさまりが、抜群に良いなぁ~。

そんな彼の熱演をぶち壊す、忌野清四郎の棒読みセリフ。
もう出ないで下さい。

宮迫くんや、小豆研ぎの岡村くんなど
コメディアンからの役者組は、なかなかの健闘。
けっこう重要な役所だったりする。

河童の安部サダヲは、とてもいい味出してるのに
途中から消えちゃうような扱いってどういうこと?

深くは語られない川姫のエピソードだけど
なんだか印象に残る。高橋真唯ちゃん、いいね!
夏の少年の初恋にピッタリの瑞々しさ!!

栗山千明がやってくれます!!
メイクの力もあるんだろうけど、
血の通わない怪しい女をやらせたらピカイチだね!

「すねこすり」という妖怪の展開はありきたりで
ちょっとあざといくらいなんだけど、
とても感情移入できた。僕って単純?!


丁寧に作られてはいるんだけれど
心に響かないのは、キャラが多くてお祭り騒ぎだから。
大勢出てきても、心はひとつ!というものでは
全くないからなんだろうな。
まあ、ひと夏の夢か幻だと思えば腹も立つまい。