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細かい文言は
全く覚えていないのだが
以前、
ユースケ・サンタマリアは
スクリーンで観るには
安い役者だ云々
というニュアンスのことを
書いたかと思う。

で、この作品での彼はというと…

思いのほか良かったんですよ、これが。


たぶん、演技自体は
そんなに変わっていないと思う(笑)。

それでも、ちゃんとスクリーンの中で
息をしているような自然なおさまりかた。

これは、監督の力なのかしら?
彼がうまくなったのか?
それとも、僕が見慣れたのか(笑)?

どちらにしても
映画として楽しめるのは嬉しいことです♪


スクリーンでは初めて見る「友近」。
芸人のまんまのようでもありながら
お母さんとして、すっごく良い感じ。
やるじゃん友近(笑)!


他愛無い思春期の子供と家族の物語なんだけど
ちょっとしたエピソードや
キャラクター設定が、ひとくせあって楽しい。

長男の次雄くんの青春映画としても楽しめて
そこに家族がおざなりになっていないところが好きだ。

ああ、あるあるこういうこと!と
共感できる部分があまりないのも珍しいけど
なんとなく、こんなだったかも?!と
不思議なシンクロ感を味わったりして。


過ぎてみればなんでもない日々。
だけど、かけがえのない日々。

忘れてしまった記憶の、おぼろげな輪郭を
いつの日か思い出して
笑える日がくるかもしれない。

「しあわせ」って色々あるけど
そんな、ささやかなのも立派な幸せだよね!!