『オール・アバウト・マイ・マザー』
『トーク・トゥ・ハー』の
ペドロ・アルモドバル監督が贈る
郷愁と女性讃歌のヒューマン・ドラマ!!

なぁ~んてうたい文句だけど
いたって気楽に観たい作品である。

けっこうハードな内容ながら
その描き方は
あっけらかんとして前向き。

逞しいにもほどがあるぞペネロペ・クルス(笑)。


男と女あっての、この世の中だと思うのだが
男なんて邪魔なだけ…と言わんばかりの扱いである。

これって、開き直りなのか?!

スペインの女性の逞しさは映画としては恰好良いけど
僕は、その中にも
たおやかさを携えた女性が好きだなぁ~。

ペネロペ演じるライムンダの姉・ソーレ。
姿形こそぱっとしないけど
その平凡さが、だんだん可愛く見えてくるよね。

他の女性達がすっごいから余計かもしれないけど…。


アルモドバルならではの綺麗な原色使い。
土っぽさがあるので、原色とはいえ
ちょっと落ち着いた風情だ。

映像とペネロペの歌声は絶品!

難しいことは考えず
肩ひじ張らず楽しめば名作かも(笑)?!
僕には面白かった♪