♪ざっんっこっくぅ~な天使の…
はっ、歌がちがうっ!

テレビ版
「新世紀エヴァンゲリオン」から
十ン年を経て
いまだに根強い人気を誇るアニメ
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」。

「エ」が「ヱ」に
「オ」が「ヲ」に変わったらしい。
音としては区別し難いし、
だから何だ?と聞かれても答えられないのだが
極太明朝体で構成されたタイポグラフィーが印象的な
ヱヴァンゲリヲンならではの変更のように思える。


今でこそ、深夜にテレビをつけると
大人向けとは名ばかりの
殺伐としたアニメが多くへき易するが
「エヴァ」放送当時は
深夜にアニメをやること自体が
目新しく感じたものだった。

もちろん作品自体の独自性も高く
それまでにあった特撮やアニメのイイ所を押さえ
社会現象とまで言われた「おたく」の心を
がっしりと掴んだ。

僕はコアなファンではなかったが
偶然つけたテレビで「エヴァ」を見ると
なんともワクワクさせられたものである。

後に、全話を通して見て
その精神性にビックリさせられたのだが…。


正直、内容は単語程度しか覚えていないが
テレビ放送時の初期部分とは全く印象を受けた。

いわゆるワクワクさせられる部分は影を潜め
主人公・碇シンジの
ウジウジした部分が前面に出されている。

そのせいか
テレビではその明るさが魅力的だった葛城ミサトが
ちょっと浮いているようにも感じられた。
まあ、
彼女のキャラクターはシリアスな部分とのギャップが
最大の魅力ではあるんだけどね。


本作「序」は4部作の1部目ということで
謎だらけ。
初めて見る人は着いていけないだろうね。
あぁ~、次が楽しみなのだぁ~!!


川崎の映画館では
平日のレイトショーは空いているのが常だが
席はかなり埋まっていた。
そして、
映画が始まると息をのみ画面に集中する観客達。
こんなに混んでるのに
こんなに静かな劇場は初めて!!
恐るべしヱヴァ!

次回、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破」も
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