こういう映画、好きだなぁ~!

映画的な演出や脚色はもちろんされてるんだろうけど、
これが夢物語ではなく、実話をもとにしているということに
世の中捨てたモンじゃないと思わせてもらえる。

サンドラ・ブロック主演らしく
とてもテンポよく小気味良い展開♪
ご都合主義と言われそうな部分もあるけど
登場人物それぞれが色々複雑な部分も抱えているということも
ちゃんと臭わせているのがイイ。

人間の深部をえぐり出し
赤裸々に描いた素晴らしい作品もあるし、
そのほうが「イイ映画」という評価を得やすい風潮もあるけど、
そんなのばかりでは映画を観ること自体が辛くなってしまう。

たまに、こういう人間の良心を素直に描いた作品を観ると
僕はホッとするのだ。


善意を押しつけられるのは
あまり気分のいいものではない。

「同情」という言葉には
嫌悪感すら覚えるものだ。

人の善意をうたぐり、うがった見方をすることで
危険を回避せざるをえない昨今。

だけど、
だけどさ、 困っている人に手をさしのべたくなったり 人が喜ぶ顔を見るのが嬉しかったり そういう感情を素直に行動に移せることは、 素晴らしいことだよね。

それをしづらい世の中なんて
やっぱりどこか間違っているとしか思えないよ。

真面目な内容のわりにコミカルな演出も多く 嫌味なくらい温かくて、優しさにあふれた快作でした♪ タイトルで敬遠しちゃうと、損ですよー!! …それにしても、 もっと別なタイトルはなかったのかなぁ~? 原題では難しいのかもしれないけど、 『しあわせの隠れ場所』というタイトルは 僕には全くしっくりこなかった。