とにかく音楽の力って、すごいしズルい!!
バイタリティといえば聞こえがいいものの
音楽そっちのけでありえない行動をする人々などは観ていて不快。
ふざけているとしか思えず、ちっとも笑えなかった。
たとえ現実がどうあれ、こういう大げさな演出はいかがなものか?
人種差別的揶揄がてんこもりで、人間の逞しさは感じられるけど、
僕には好意的に受け取ることはできなかった。
とはいえ、強引な感動にもっていく
つぼを押さえた大団円はあっぱれ。
本筋を固める役者たちの確かな演技力と音楽の相乗効果で
なんだかイイ映画を観た気分にさせられてしまった。