クンフー!!

単純な内容にベタな演出、これがこの作品に
まさにピッタリ!
だけどテキトーに作られたのではなく
むしろ、丁寧に作られているのが伝わってきた。


主役のドレ役ジェイデン・スミスくん。
ハリウッドスターの子供というだけでの配役かと思いきや
多感でナイーブな表情と
身体をはったアクションに驚嘆!

中国人の陰湿ないじめ少年達はすご~く嫌な役だったけど、
試合後に自分達の意志によって挨拶するくだりや
エンドロールに流れるスナップでの笑顔がホント素晴らしかった。

ヒロイン役の少女が、
「残念な原田知世ちゃん」という感じだったのが
実に惜しいんだけど、
最後には可愛らしく見えてきたから不思議(笑)。


そして、やっぱりジャッキー・チェン!
彼という存在があってこそ、
この作品が単なる焼き直しにはならなかったんだろうな。
中国人少年達とのアクションシーンにワクワク♪
やっぱりアクションって興奮するし、面白いのだぁ〜♪

最後のカンフー大会では息もつかせぬ怒濤の盛り上がり!
いやぁ~、大満足!!


対戦となれば勝ち負けが重要になるのは仕方ないし、
ともすれば力だけに固執しがちだけど
すべてのものに対する敬愛があってこそのものだという
メッセージがわかりやすく良かった。

いたずらにポーズの完成だけにとらわれないよう
精神の在り方が重要であるところなど、
カンフーとヨガは、ちょっと似ているのかもしれないなぁ。

…と言いつつ、映画館からの帰り道で
木の葉めがけてハイキックした(つもり)のは
ナイショね(笑)。