名前は知っていたけれど、僕は本放送を見た記憶がない
この「電人ザボーガー」。

初めて聴くのになぜか懐かしい
ヒーロー物の黄金旋律!
オープニング曲を聴いただけで
ワクワクして血湧き肉踊っちゃうのです♪


作品は2部構成。

第1部は、いわゆる昔のヒーロー物を
当時そのままの雰囲気で、ちょっとパロディーっぽく
だけどけっこう真面目に作ったもの。

映画として面白いのか、ちょっと判断がつかないくらい
昔懐かしい熱血で総天然色な雰囲気満載だ!
時折混じる(ほぼ全編?)茶化したような展開は、
松本人志の『大日本人』にも通じるものがある。

第2部は、
この映画の真骨頂。板尾創路くんの主演パートだ!

第1部のハイテンションから
一転して物悲しさ漂うローテンション。
子供のころヒーローに憧れていた子供が
現実の社会で熱い心を忘れて
小さくまとまった大人になっちゃった感覚だ。

なんとなく自分に照らし合わせながら観ていくと
第2部も徐々に熱を帯び、怒濤の展開、そしてクライマックスへ!
うぉぉぉぉぉ~っ!熱いぜー!!!!

お決まりのストーリーが琴線に触れるなんざ、
まるで演歌だね~。


エンドロールで流れる当時の映像。
作りこそチープだけど、その熱さは今作以上だったのかもしれない。
胸がグワァ~ッと熱くなる、楽しい作品でしたー!!