××なんじゃこりゃ〜!?

THIS IS BOSSA NOVA

ブラジルといえば
サンバのリズムが浮かぶけれど
その対局にあるような音楽、ボサノバ。

語りかけるように
音に言葉を乗せるスタイルは
なんとも心地よい。

小洒落たカフェに必須の音楽というのも頷ける。

晴れた日曜日の朝、
テラスで珈琲を楽しみながら
さりげなくボサノバが流れていたりしたら
わたせせいぞうもビックリの
お洒落上級者である(笑)。

まあ、
ボサノバといえば「小野リサ」だし、
ジョアン・ジルベルトのアルバムすら
一枚も持ってない僕だけど…。


この作品はボサノバが生まれた時代背景と
その時代を生きた人たちのドキュメンタリー。

なぁ~んにも知識がない僕が観ても
ただ心地よい音楽が流れてるなぁ~。ってなもんで
いい睡眠導入剤にしか成り得なかったが…。


この映画を上映している渋谷のQ-AXシネマへは初めて行った。
渋谷は単館が充実してて良いなぁ~。
ラブホテルが立ち並ぶ界隈にあるので、立地は良くないけど。

ユーロスペースがここに移転していたことも
知らなかった。
前よりも
ちょっとは見やすい座席になったのかな…?

映画の半券を提示すると
併設のカフェでのランチビュッフェが800円に!!!
これは利用しない手はないね♪お薦め!!


蛇足…どちらでも構わないらしいが
どうも「ボサノヴァ」って表記が好きになれないので
僕は「ボサノバ」で行きます。

魔笛

蝶がひらひら舞う姿から
草萌える草原の広がりをとらえ
そこから、まるで羽が生えたかのように
俯瞰をとらえるカメラワーク。
更にそこから
おびただしい数の兵士へ…。

おぉ~っ!
超大作名画の誕生か?!と期待させる
素晴らしい映像に釘付け。
大画面で観るに相応しい名シーンだ!!

ミュージカルに違和感を覚える人には不向きこの上ないが
オペラ好きな人にはたまらない名唱の数々。
この歌唱を聴けるだけでも価値があるもの。

…と、言いたいけどさぁ…。

シェイクスピア作品を
第一次世界大戦を舞台に新解釈で映像化したという本作。

現実的な部分と、ファンタジーの部分が
うまく融合しているかというと、頭を傾げざるおえない。

登場人物の役柄が、前半と後半とでは
善悪が180°転換するという面白さがあるはずの原作が
まるで生きていない、ぶち壊しの演出。

空を飛ぶシーンなんて、
昭和の特撮映画かと思っちゃうチープさ。

わけが分からないよ。

ケネス・ブラナーさん、
あなたは一体何がやりたいんだ?


どんなに映画館の音響が良くなっても、
オペラを聴くためだけなら映画館に足を運ぶ必要なし。

僕は映画が観たいんじゃ!

監督・ばんざい!

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僕は、ビートたけしの
お笑いを好きじゃないんだ。
ということを再確認。

たけしワールドの
集大成とも言えそうな本作。
力が抜けていそうで
実は渾身の一作なのでは?

きっと好きな人には
たまらないでしょう。

僕はダメ。
ただ、それだけ~のこと♪(清水ミチコの桃井かおり風に)


歳取ってもあまり変わらない岸本加世子と
歳とった感が痛々しい鈴木杏ちゃんだけで
長篇一本作ってほしいな♪

パフューム―ある人殺しの物語―

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なんじゃこりゃぁ~っ!

って、もちろんエンディングの
あのシーンのことですよー!
いやぁ~、
ひさびさに驚愕です(笑)!

口をあんぐり(死語?)必至!!

CMでもちらっと映っているシーンだから
伏せなくても良いんだろうけど
やっぱり、この衝撃は
観て味わって欲しいですな!!


彼の出生から、青年になるまでが
すべて、懇切丁寧なモノローグ付き。

主役のグルヌイユが無口だというのもあるけど
すべて言葉で説明されるなら
役者の演技なんて必要ないよね。


天才的な臭覚を持つグルヌイユが嗅ぐ世界。
映画館では、
もちろん香りが流されるわけではなかったけれど
映像を観て、香りを想像するという作業は
思いのほか面白かった。

自分の記憶の中での、一番嫌なにおいや
身悶えし恍惚とさせてくれるような香りなど
観客それぞれが、思い思いのにおいを
想像しているんだろうねぇ~。


「におい」を保存し、とどめておきたい。

そのことだけに執心するグルヌイユ。
それは生まれてから、ずっと独りぼっちだった彼の
歪んだ愛への執着のようにも見える。

永遠のものを求めているかのようだが
彼には永遠にすべき一瞬すら訪れない。
哀しい物語りだなぁ~。


一見、高尚な映画だが
かなり俗的でエグくもある。
やっぱり
エンディングがすべてを物語っているよねぇ~。

この作品が英語ではなく
舞台となっているフランス語だったら
もっと違う印象になったかも?!
まあ、映画に「○○だったら」は禁句ですな。


(3/13)追記:
「モノローグ」と書きましたが間違いでした。
独白ではないので「ナレーション」ですね。

知ったかぶりして書いてしまって
うぅっ、恥ずかしい…。

無花果の顔

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新春一発目には
ゆるぅ~く笑えるものが
一番だ!
と、選んだこの作品。

うぅ~ん、笑えん。
まったく、笑えん。

そんなに、こ難しい話しでは
ないにも関わらず、
何が何だか、ちんぷんかんぷん

分かんないのである。

分かんないなりに
面白かったかというと
そうでもない。

不条理かというと
みょうに洗練され過ぎちゃってる感じもする。

桃井かおりの特異な存在感を
そのまま映画にしちゃった感じだ。

彼女のことは大好きだから
それで十分なのかと思いきや
そこは、映画。
それだけで楽しめるものではないらしい。

エンドロールでの映像が
唯一楽しかったかも…。

ついつい
期待が大きくなっちゃってたんだよねぇ~。

新年しょっぱなにハズしてしまったなぁ~。

ナチョ・リブレ 覆面の神様

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アイタタ…。

寒い。
寒過ぎる。

ジャック・ブラックの濃さは
承知の上で観たんだけど…。

こりゃあ、あきまへん。

あんなナリだけど、純粋…てな
キャラクターを期待してたので
彼が悪ノリをすればするほど
貧血になりそうだった。

ちぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っとも、笑えねぇ~。


一所懸命なのに不器用だったのなら同情もするけれど
やること成すこと、ガサツでいい加減。

失敗をぜぇ~んぶ人の人のせいにするようなヤツの
サクセスストーリーなんて、腹立たしいだけだ。


素朴な笑顔のかわいい子供達。
美しくも可愛らしいシスター。
野蛮人かと思いきや、情に厚いヤセなど、
彼の周りの人達はすっごく魅力的なのに…。

ヨネえもん杯ラズベリー賞最有力!

寝ずの番

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嫌いだ!
こういう作品は
大っ嫌いだ!

監督を見ても
予告編からでも
下ネタが
出ない訳がないけど。

全編が
下ネタやんけぇ~っっ!!!

僕は下ネタは好きだけど、
こんなにしつこく、下品でベタなのには耐えられない。
どんなにステキな部分があっても、僕には無理!!


「これを分からないようじゃ、まだまだダメだなぁ~」
なんて言われるかもしれないけど、分からなくて結構!!
嫌なものは嫌なのぢゃぁぁぁぁぁ~~~~~!!!

嫌で嫌で堪らない作品とはいえ
出演者の面々は、軽快でいい味出してた。
まあ、「いい味出して」て当たり前なぐらいの
大御所揃いなんだけど…。
木村佳乃ちゃんの存在が絶妙で、おもろかったぁ~!


関西弁って、まろやかな感じが好きなんだけど
この映画の関西弁は、どうも標準語っぽくて
わざとらしさが耳についた。
ネイティブの人と、そうでない人が交ざると
違いが気になっちゃうんだよねぇ~。


初監督作品にして「第一回」と謳ってた。
今作の評価を受ける前に次回作が約束されてるなんて、
公開初日午前中のTVコマーシャルで
「絶賛公開中」って言ってるようなものだね。


僕が映画関係者で、こんなこと書いたら
日本映画界では生きて行けないんだろうなぁ~。
良かった、自由に言えるいち観客で。

B型の彼氏

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僕はB型だ。
そう言うと、大抵
嫌な顔をされる。
このことが
日本だけに
限ったことでない事に
ちょっとビックリだ。

万国共通で言われるなら
当たらずとも遠からず
ってこともあるのかもね。

マイペースだと言われる。
興味あることには熱中し、興味がないとからっきし。

そんなの当たり前じゃん。
と、思う。

B型だろうが、なんだろうが、僕は僕。
と、開き直っちゃうところもB型の特徴らしい(笑)。


ま、映画の内容は他愛無い。
痛い、痛過ぎる。
途中で劇場を出たくなったのは久しぶりかも。
気付かず、吹き替え版を観ちゃったのも敗因の一つ。
韓国映画の吹き替えって、なんでこんなに
アニメっぽくて、安い感じなんだろうか?

ついついタイトルにつられて観てしまったが
ポスターデザインの物凄さを見た時点で
気付くべきだったなぁ~。

この映画の凄さが、もっと突き抜けたものだったら
名作になり得たかもしれないのに…。
ンなわけないっ!

それでも、
当日は映画の日とレディースデイが重なっていて
劇場は女の子で溢れかえっていた。
「予想通りの展開で面白かったね♪」
という声が聞こえた。

こういう作品を楽しめるなんて、
なに食べても「ウマいっ!」って言っちゃう
「美味しんぼ」の副部長みたいで
ある意味、幸せなのかもしれないな。


まだまだ、
映画を見極める審美眼が磨けていないです。
反省…。

ブラザーズ・グリム

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ハリウッドが
またやっちゃいました!

素直なファンタジーなど
テリー・ギリアム監督には
決して求めないけど…。

この中途半端な作りは
一体何?!

ストーリーは単純なんだから、
後は、どうひねって料理をするか
だと思うんだけど。


役者陣は、
とても楽しそうに演じていて良かった!

マット・デイモンとヒース・レジャーの配役が
逆の方がしっくりくる気がしたんだけど、
どうだろう?

CGの力を借りて、大流行のファンタジーものを
茶化したかのような作品世界。

結局、
自分で自分の首を絞めるような作品になっちゃって
御愁傷様。
プロフィール

ヨネえもん

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