冒頭で、 「あ、失敗したかな…」って思いがよぎった。 主人公のダヴィットいい加減さが、許せない感じだったので……。 だけどだけど! 物語りが進むうちに、なんともいい男に見えてきたのが不思議。 爆笑があるわけではないし、 泣き所をさらりと流してしまう軽いタッチだけど 観賞後の満たされた気分がたまらない\(≧▽≦)/♪ こういう作品、好きだなぁ〜〜〜〜♪♪ ダメダメな登場人物が 人との関わりによって魅力的な人物に成長する……なんて話は 今までにもごまんと観てきたけど この作品のあたたかい視線はとにかく好印象! 普通だったら描くであろう部分をばっさりカットしてるから ちょっとウマく行き過ぎちゃってる嫌いはあるけど むしろそうであって欲しいとも思えるし、 現実を緻密に描けば 「リアルでいい映画」というわけではないもんね。 荒唐無稽な設定の中にも 監督のメッセージが穏やかに散りばめられてて 僕にとっては ものす〜ごく説得力のあるファンタジーだった。 「人生、ブラボー!」ってベタなタイトルのせいで 観る気がおこらない人も多いだろうし、 上映館自体が非常に少ないので 観たくても観られない人もいるんじゃないかと思うけど この作品と出会えたことはすごくラッキーだったと思う!! 気負いなく観られて、すっごく面白かったヽ(=´▽`=)ノ!!!
映画 さ行
ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品にして 歴史的な大赤字といった 表面的な情報だけが先行して伝わってきたものの、 映画としてどうなのかはわからない。 観もせず他人のレビューを読んだだけでは 自分が面白いと思えるかどうかは分からないしね。 んで鑑賞。 ぬおぉぉぉぉ〜〜〜〜〜!! 満足!!!満腹!!!!! CGしか見所がないというレビューもあったけど キャラクターもよく描かれていたし アクションや展開もすごく面白かった! 迫力とスピード感に溢れた映像に アトラクションムービーとしての面白さ、 そして、 てんこ盛りのストーリー展開にも ググッと引きつけられた。 あまりにてんこ盛り過ぎて 途中置いてきぼりになりそうなくらい(笑)。 僕はあまり疑問をもたずに 事象を受け入れながら映画を観ちゃうほうだけど 細かいところを気にしちゃったり、 想像力が乏しい人は 「よくわかんない」ってなるだろうな?。 原作「火星のプリンセス」は相当古いものらしく(1912年発表らしい) 今ごろ映画化されても…という古さも否めない。 洗練された斬新さを求める現代人に この作品の泥臭さは合わなかったのかもしれないね。 ジョン・カーター役のテイラー・キッチュも格好良いし 火星のお姫様デジャー・ソリス役のリン・コリンズも お姫様というには庶民的な感じだけれど 映画評論家のLiLiCoさんをシャープにした感じのパワフルな美人♪ あれ?偶然にも 二人とも『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』に出てたね。 CGで描かれる、まるで6本腕のアバター サーク族との民族を超えた交流や ジョン・カーターの相棒として出てきた ぶさいくで巨体な生き物ウーラの愛玩犬っぷりが最高! これって、制作費と興行収益との関係で「大赤字」というのが 「大コケ」に改悪されて伝わっちゃったってことないのかな? 他のSF大作と較べても、 そんなにひどくないと思うんだけど…。 …ってなことで、 エンターテインメントSF大作としてお腹いっぱい♪ とても面白い作品でした! これがヒットしないなんて、アメリカのほうが変なんじゃない? 前情報のせいか、日本の興行収益も微妙だというのがなんとも残念…。 それにしても「ウォルト・ディズニー生誕110周年記念」を なぜアニメーションにしなかったのかが 気になるところだね。
こういう作品、好きだぁーーーーー♪ 140分という長尺にも関わらず、 飽きずに笑いっぱなしというのがスゴい。 初っぱなこそサスペンスタッチ(?)ではあるものの そこから先はずぅ~っとコメディ。 体を張ったドタバタコメディというよりは セリフや行動から醸し出される可笑しさ満載。 顔の売れている役者さんたちが 一歩間違えばキャリアに傷がつきそうな役を 実に楽しそうに演じている。 主演の深津絵里ちゃんは、やり過ぎにならない コメディエンヌぶりが可愛らしい♪ 甲斐甲斐しい木下隆行くんもよかったなぁ~。 阿部寛は、 相変わらずウマいんだか大根なんだか分からない 奇天烈な迷演技っぷりが思いっきり笑える。 中井貴一は、締めるとこをきっちり締めて 緊張感と弛緩の妙で笑わせる。 ホントに素晴らしい役者さんだなぁ~! そしてやっぱりこの人、西田敏行! 言わずもがなの演技派だけれど この人の表現力があって初めて成り立つシーンの多いこと。 落武者・更科六兵衛(さらしなろくべえ)役、 いやぁ~、笑わせていただきました! クリームソーダをぶくぶくやるシーンがサイコー♪ 他にも大勢の役者さんたちが入り乱れ、 玉手箱をぶちまけたかのように賑やかで 楽しく温かい映画に仕上がっている。 やっぱり僕は三谷幸喜監督作品、好きだなぁ~♪ すっごく面白かった!! 蛇足: 大泉洋が、エンドロールに写真だけの出演。 これは彼の登場シーンがカットされたのではなく 三谷幸喜との舞台つながりでの計らいらしいです。 本編が長かったのでカットされたのかと思った…(^▽^;)。 カットするなら、市村正親が演じる陰陽師「阿部つくつく」のくだりは 一切合切カットしちゃっても問題ないなぁ~…とも思ったんだけどな。
類人猿たちの目の表情が、怖いくらいすごい! ウッキィ~!! 2001年に作られた 『PLANET OF THE APES/猿の惑星』は まったく記憶に残っていないが、 この作品は、面白かった! 知性をもったチンパンジー・シーザーと 人間との交流が描かれる前半は、 映画の先行きが見えているだけに切ない。 セリフがないにも関わらず、 目の表情だけですべてが伝わってくるようだ。 人間のエゴによって生み出されてしまった彼ら。 そして自分たちのエゴによって、自滅してく人間… という割には、人間のエゴの部分が矮小。 暴走を始めるシーンには鳥肌がたったものの、 類人猿たちが暴走するに至るには説得力不足な感は否めないかな。 なんだかあっけない終焉に、尻すぼみ感があったけど エンドロール前にその補足が! 映画の尺やテンポを考えると、 こういう端折り方は嫌いじゃないし、むしろ潔くて好きだ。 小さな不満点はある。 だけど、映画を観ているあいだは圧倒され続けた! 満腹です!!
息苦しいぃ~! 前人未到の洞窟を探索中に嵐に見舞われ 決死の脱出を試みる探検家たち…と あらすじはよくあるもの。 見所も、 脱出中にあらわになる人間関係と業。 親子の人間愛など、 これまたありがちな手堅いつくり。 わかっちゃいるけどハラハラし やっぱりね…な展開でドキドキし 期待以上でも以下でもない無難な感動が もれなく付いてくる感じだ。 この作品も3Dしか上映されていなかったので 仕方なくも3Dを観に行ったのだけれど 水中から見るレンブラント光線がすごくリアルだったし、 水の存在感などに3Dはすごく向いているんだなぁと ちょっと感動した。 まあ、でもやはり僕は 映画は2Dがいいんだけどなぁ~。 ってか、観たくもない3Dしか選択肢がなくて さらに3D料金が加算されているというのが なんとも腹立たしいのだよ! この日、隣の席には 僕の肩にぶつかるほど肘掛けに肘をかけ、 落ち着きなくよく動くおデブちゃんが座っていた。 それも両隣に! 映画に加えて現実にも息苦しさがあって まさに4D! おデブちゃん特有の匂いがなかったので あわや5Dという危機からは免れたけど…、ハァハァ…嗚呼〜息苦しかった。
これ、すっごぉ〜く面白いっ!! 原題は「やれば出来るさ」という意味のイタリア語らしいが、 まさにそんな感じ。 僕だったら「協同組合180」って付けたかも。 邦題の『人生、ここにあり!』という うさん臭さいお涙頂戴っぽさが漂うよりはマシではないかと…(笑)。 精神病という、笑うことはタブーかのような題材で ここまで気持ちよく感情移入ができて 一緒に笑い、悩み、喜び、切なくなることができるなんて ホント素晴らしい! 映画史上に残してもいいと思える、美しく微笑ましいキスシーンあり♪ 不安定な登場人物たちに最後までハラハラさせられ通し。 失意の出来事もあり、順風満帆ではないんだけど それもまた人生。 だからこそ前向きに生きる力強さと なにより生きる楽しさを感じられる作品だった! 人生は映画のようにいかないけど、 後ろ向きにとらえ過ぎて閉じこもっていたら 希望に向かって一歩踏み出すことすらできないよね。 いやぁ~、パワフルで楽しく切ない、とてもイイ映画でした!!
つまんないわけではないし そこそこ面白いんだけどさぁ~… 古い! とにかく古いんだよぉぉぉぉぉ~!!!!!!!!! 列車の爆発シーンなど、今の技術を駆使した 迫力ある見所は随所にあるものの、 作品全体に漂う古くささは否めない! 観客が喜びそうな行動をする子供たちも 異形でありながら物悲しい異星人の設定も 何もかもが、いつかどこかで観たような…。 キャラクターたちの個性が活かされていないから 作品に覇気がなく、感情移入ができない。 しまいには映画作りのくだりにさえあざとさを感じちゃって…。 一見、人物描写は丁寧にみえるんだけどねぇ~。 型にハマり過ぎの正統派ばかりでは物足りないのだ。 作り手が「イイだろ?これ、名作だろ?」って 自己満足に終始してるようにも感じたなぁ〜。 たぶん30年前に観たんだったら、 名作になり得たんだろうけど…。ひじょぉぉ〜に残念!!
このごろ流行りのアマンダ・セイフライドが主演。 やっと名前を覚えたと思ったら 「アマンダ・サイフリッド」って表記もあって…一体どっちよ! いわゆるOLが好きそうな 「本当の自分」やら「本当の愛」をみつけちゃう系の作品だ。 アマンダ・セイフライド演じるソフィーと ガエル・ガルシア・ベルナル演じるビクターとのズレは、 お互いに価値観が違うので仕方ないこと。 自分を相手に合わせようともせず 何も言わずに不満を募らせるだけでは、いつまでも平行線。 それじゃあ、いい関係を育む気がないのと同じだよ。 「一緒にいたいと思えない」のなら たとえ新しい恋の対象が現れなくても 遠からず破局しただろうし、 結婚前にわかっただけラッキーだよね。 ソフィーが恋に落ちるチャーリーが クリストファー・イーガンのような男前でないほうが さらに本当の愛をつかんだ感が増すのでは…?と考えるのは モテない男のひがみだろうか(笑)? 影の主役、ヴァネッサ・レッドグレイヴが演じるクレア。 すっごく魅力的な女性だね~♪素敵だなぁ~。 クレアが探していたロレンツォ役のフランコ・ネロは 実生活でも再婚した仲なんだとか。 映画のようにキレイじゃ済まないことも色々あったろうけど、 絵になる夫婦だなぁ~。憧れます。 ロミオとジュリエットのように 恋い焦がれるような恋愛に憧れる女性はもとより いつまでも新鮮な気持ちでパートナーと向き合っていきたい人にも ぜひ観てもらいたい、魅力的な作品だねー!!
映画界随一のガーリー番長 ソフィア・コッポラ待望の新作やー! …と書き出したものの、今までは 「あたしっていいセンスしてるでしょ」的な部分が 鼻についてはいたんだよね。 今回の『SOMEWHERE』は ガーリーな華やかさや豪華な装飾に頼らない シンプルな表現が高印象♪ 表面的なソフィア・コッポラらしさを排除したことで ホントにセンスいいんだなぁ~と唸らせられた。 ハリウッドスター役のスティーヴン・ドーフは 華がなさ過ぎてまったくスターに見えない。 父親としてはすごくいいけど、設定に無理があるよなぁ~。 その娘役エル・ファニングちゃんは 大人と子供の狭間の輝きがフィルムの中からあふれていて 目を奪われるほど素晴らしい!! これだけでも観る価値あり!!!! …というか、そこ意外は観る価値なし! あ、双子のポールダンサーズの
モヤモヤした感じも見所かも♪ 装飾に頼らず『ヴァージン・スーサイズ』や 『ロスト・イン・トランスレーション』のような ダラダラした展開を見せられては、ただ退屈なだけ。 「あたしって高感度な映画が好きなの」って人にはお勧めだけど、 けっこう眠くなるよ。
うぅ~ん、つまらないわけではないんだけど
映画として作られた感がありありだし、 なんかスッキリしないんだよなぁ~。
人に対して、あまりにも無神経な態度をくり返す この作品内のデジタル人間たち。 その描き方が執拗で、 デジタル自体が良くないもののように臭わす 後ろ向きな描き方が気分悪い。 フェイスブックを題材にしていながらも 描き方はありがちで、けっこう泥臭い。 SNSをきっかけに 出会いがあり世界が広がることも多いし 実際これだけ世に広まっているということは 時代のニーズに合ったものだったから。 デジタルを介しているから人間関係が薄いとは言えないし、 逆にそれで繋がっているとも感じられない。 ようは、その道具をどのように使うかという 個人の違いだけなんだろうと思うんだけど。 時代が変われば価値観も変わる。 だけど、「尊重」や「謙譲」という考え方が まったく失われるのは好きではない。 先達をないがしろにしてまで先へは進みたくないという
僕みたいな考え方では、
一生うだつがあがんないんだろうなぁ~。
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ヨネえもん
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