映画 な行

ニューイヤーズ・イブ

 

2012年です!
ドリカムの曲『時間旅行』の歌詞にあった
「2012年の金環食」の年ですよ!
その曲が収められたアルバム『WONDER3』は1990年の発売だから
あれから22年も経っちゃったんだぁ。

一人の人間が立派に成人する時間を過ごしながら
まだまだ子供とは、あらあら嫌だ(市原悦子さん風に)。

…はい。
元旦には映画を観られなかったのだけれど、
今年もいっぱい好きな作品に出会えますように♪


そんなこんなで新年一本目の映画は
『ニューイヤーズ・イブ』!
大晦日が舞台の作品なんだから、
年末に観ればよかったかとも思いながら。

うん、面白かった!
こういう群像劇、好きなんだよねぇ~。
『ラブ・アクチュアリー』とか『バレンタインデー』とか
以前にも幾度となく観たことがあるような、ありがちな設定だけど、
ありがちな設定ということは
ハズレのない設定…なんじゃないかな。


別になにかをしなくちゃいけないわけではないのに
なにかやり残したことがあるんじゃないかと
気ばかり焦ってしまう大晦日。

この映画は、
様々な人たちの大晦日を描きながら
諦めて嘆いてばかりいないで
まず行動しちゃおう!という気持ちにさせてくれる。

もちろん、すべてが想い通りにいくことはなくても
行動した達成感に満たされる部分が爽快で、
とてもイイ♪


なんだか、今年も頑張れそうな気がしてきたなぁ〜。
あえて新年に
『ニューイヤーズ・イブ』を観てよかった!!

 

ナイト&デイ


「最近、映画を観ていない…云々」 というのを書いたばかりなのに、 舌の根が乾かないうちに映画館へ。 14日はTOHOシネマズ映画サービスデー。 トム・クルーズとキャメロン・ディアス主演の 『ナイト&デイ』をチョイスしてみた。 さすがに年齢を感じずにはいられないけど やっぱりキャメロン・ディアスのコメディ演技は キュートで魅力的なのだぁ~♪ 単純な内容に、アクションシーンがてんこ盛り。 すごくテンポはいいのに、なんだかノリが上滑り。 軽ぅ~く観られるはずなのに、ちょっと緩慢…。 トム・クルーズじゃなく もっと芸達者な人がやったら面白かったのかも。
 

9〈ナイン〉~9番目の奇妙な人形~

興味を惹かれるビジュアルではあるものの
ありきたりなあらすじと強引な展開で
まったく感情移入できない。 物語を膨らまし面白くするはずであろう 意味ありげな設定の 意味が最後まで分からず仕舞いだから
消化不良このうえない感じ。 面白くなりそうな雰囲気に導かれ まあ飽きずには観られたけれど…。

 

のだめカンタービレ 最終楽章 後編


コメディのまま主人公の成長を描くのは難しいのかな?

前作より、おちゃらけシーンが抑え気味。
このくらいのドタバタ加減のほうが僕は好きだけど、
そのせいか、ずいぶん平凡な作品に落ち着いちゃった気もする。

普通の作品としてはそこそこ楽しめるけど、
これじゃあ、あえて「のだめ」でなくても…。

それにしても…
玉木宏くんの表情が全編怖かったなぁ~!
 

NINE

 PVとしてなら、見所満載!
 女優たちの圧倒的なパフォーマンスが素晴らしい!
 
 特にケイト・ハドソンの「Cinema Italiano」に首ったけ♪
 
 
 …だのに、映画としては不思議なくらい退屈。
  

ナイト ミュージアム

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予告編からは
全くそそられなかったのに
意外に面白かった!

週末ごと映画を観ても
次々に上映される数には
到底及ばない。

なにを観るか?

予告編は、それを判断する
大きな材料となっているが
今まで、
どれだけ予告編に裏切られてきたか…。

逆に、予告編がイマイチだったがために
出会うことのできなかった作品も
多いんだろうけどね。


僕の中でベン・スティラーは
アダム・サンドラーと被ってて、かなり苦手なキャラ。
『ナイトミュージアム』の予告編も
見るたびに
「これは絶対観ない」と思っていたにも関わらず
なんの因果かマッポの手先。
周囲の意外な好評価に「まぁ~観てみるか」となった。

これまでも幾度となく書いたと思うが
映画って、ホント観てみないと分からないねぇ~。

あまりにも単純かつ
目新しさのない着想の作品なのに
その膨らませ方や、展開がとても丁寧で
観ていて飽きることがなかった。


ドタバタの面白さはもちろん
それに関わる人たちも、それぞれに味があってねぇ~。

ベン・スティラー演じるラリーは
何ごとからも逃げてしまいがちな若干だらしない性格。
そんな彼が、子供の存在よって
彼なりの努力をするさまは、
コメディながら心が温まる。

子供もいわゆるカワイイ顔ではないんだけど
表情が自然で良かったなぁ~。
なにより、子供を見つめるベン・スティラーの
父親の表情がイイッ!!

ロビン・ウィリアムズは
時に頼もしく、時にお茶目でイキイキしたキャラ。
いかにも彼らしい優しさあふれる雰囲気が
すごく魅力的だった。


この作品の影響で、
アメリカ自然史博物館の入場者数が
前年の2割増しになったとか?!

僕も久しぶりに
博物館に足を運んでみようかな?
なんて気持ちになった。

平日の閉館間際の博物館って、閑散としていて
ちょっとブキミだけど面白いんだよねぇ~。
上野の国立科学博物館などは、
金曜日にはけっこう遅くまで営業してるしね。


博物館から次々に出てくるキャラクター
それぞれに意味があって
説教臭くないのに、なにかためになったような気分。
いや、ちっとも残りはしないんだけど(笑)。

お祭り騒ぎの後みたいな、ハッピーな余韻をあじわえる
楽しい作品でしたぁ♪

長い散歩

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人間関係は
いつから
こんなに希薄に
なってしまったのか。

もう何年も前からくり返し
問われ続けているが
いっこうに改善の兆しはない。

人間が変わったのか
世界が変わったのか
それとも
本来、人とはそういうものなのか。


愛情という言葉でごまかす自分本意。
虐待を受けた子供は、
自分の子供にも同じ接し方しかできないという。

他人から怒られることのなくなった昨今
道徳を教えるべき社会が、不道徳を助長し
モラルも崩壊し、
社会の浄化能力が失われ、
行く末、まっくらである。

でも、
やはり
どこかに優しさを求める心があれば。
求める気持ちを、素直に出せる機会があれば。

そんな小さなきっかけが
人の心を浄化していくかもしれない。

それは難しいことだけど。

とても、難しいことだけど…。


どんなに難しくても
放棄してはいけないことだ。

一日にして成そうというわけではない。
気付いた時にだけでも
ちょっとづつ、ちょっとづつ。

長い散歩。
その先には、
次の季節が待っていると信じたいものだ。


映画の感想としては、はなはだ抽象的で
具体的な感想は皆無だけど
この作品を観て、胸に詰まった思いを書きました。

ナチョ・リブレ 覆面の神様

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アイタタ…。

寒い。
寒過ぎる。

ジャック・ブラックの濃さは
承知の上で観たんだけど…。

こりゃあ、あきまへん。

あんなナリだけど、純粋…てな
キャラクターを期待してたので
彼が悪ノリをすればするほど
貧血になりそうだった。

ちぃぃぃぃぃぃ~~~~~~っとも、笑えねぇ~。


一所懸命なのに不器用だったのなら同情もするけれど
やること成すこと、ガサツでいい加減。

失敗をぜぇ~んぶ人の人のせいにするようなヤツの
サクセスストーリーなんて、腹立たしいだけだ。


素朴な笑顔のかわいい子供達。
美しくも可愛らしいシスター。
野蛮人かと思いきや、情に厚いヤセなど、
彼の周りの人達はすっごく魅力的なのに…。

ヨネえもん杯ラズベリー賞最有力!

虹の女神 Rainbow song

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まだ『天使の卵』の
へっぽこ演技の印象が生々しい
市原隼人くん主演だ。

ずいぶん前に予告編を見た時には
絶対観たい!と思ったものの
彼のことがネックになって
そうとう気がそがれていた。

それでも、
映画は観てみないと分からん!と
及び腰になりながらも劇場へ。


観てよかった♪


恐れていた市原隼人くんのセリフまわしが
ほとんど気にならなかった。…不思議だ。

上野樹里ちゃんって、良いなぁ~。

若干野暮ったくもあり、脱力感も漂い
だけど、
彼女なりに精一杯生きてる感じが伝わってきて、良い。

市原隼人くん演じる「智也」にノリでプロポーズをされた
上野樹里ちゃん演じる「あおい」が、泣いて怒るシーンに
不覚にも涙してしまった。


今回の蒼井優ちゃんは、目の見えない妹役。
可愛いよ。たしかに可愛いけど…
ここまで意味ありげなキャラクターにしないで
ただ内気な妹くらいでもいいんじゃないかなぁ~。
必要以上に印象が強い気がする。

変な秋田訛りを話す酒井若菜ちゃん。
あまりにも痛い、老けた相田翔子ちゃん。
などなど…
ホントに必要なのか?というシーンも多々あって
若干ダラダラした印象もあるのだけれど…。


フィルムの映像が混ざるというのは
決して新しい手法ではないけれど、イイ味出してるねぇ~。

あおいがファインダーを通して見た世界が
虚構なのか現実なのかが曖昧になって
不思議なリアルさを、かもし出していた。

見上げた空にカメラが移動するかと思いきや
水たまりに映った空を写すなど
カメラワークにもこだわりが溢れてて
キレイキレイなだけじゃないのが良いなぁ~。


死を通して大切なものに気付くという作品は多い。

その悲しみだけを全面に出す「お涙頂戴作品」ではなく、
普通に過ぎていく戻らない日々が
いかに貴重な時間なのかを気付かせてくれる
素敵な作品である。

観てよかった♪ ホントに♪

涙そうそう

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ずるいさぁ~。

泣いたさぁ~。

まさに、
涙そうそうさぁ~。

主演二人の表情が
ホントに良かったぁ~!!


妻夫木聡くん演じるにーにーと
その妹を演じる長澤まさみちゃん。

くぅ~っ、
僕も「にーにー」って呼ばれてぇー(笑)!!

ちょっと真面目路線が続いてた妻夫木くんだけど
彼の最大の武器は、やっぱりあの笑顔だねぇ~!
長澤まさみちゃんの、
ころころ変わるイキイキした表情って
初めて見た気がする。いやぁ~、可愛いっ!!


妻夫木くんの恋人役を演じる麻生久美子ちゃん。
高嶺の花な恋人と
血の繋がらない妹の間で揺れるなんて
あだち充の漫画『みゆき』みたいな設定やね。

『みゆき』そのままに妹に恋心を抱いてたら
ナマナマしくて恐いことになっちゃうだろうけど
いい塩梅で、兄妹の爽やかな愛情になっている。

いつのまにか
当たり前のように傍にあるものが
決して永遠ではないし、
当たり前ではない存在だということに気づかされ
感謝したい気持ちになれた。


他愛無い会話や挨拶、「ありがとう」の一言。
さりげない優しさと思いやりに溢れてて
ホントに、いい作品を観させていただきました。


主題歌の『涙そうそう』は、
夏川りみちゃんバージョン。
幾度となく耳にしているこの曲だけど
エンディングで流れると、またまた沁みるのさぁ~。


ちょいとネタばれ注意!!


マジで、ネタばれ注意だってば!!


すっごくいい作品だけど
にーにーは死ななくてもいいよねぇ~。

泣かないように一所懸命生きてきた兄妹。
兄の死にすら涙を堪えようとする妹に
「泣きたい時には、思いきり泣いていいさぁ~」という
沖縄おばあと言えばこの人「平良とみ」さんのセリフ。
泣かせどころ感があって、ちょっと嫌だった。
はい、それでも僕も泣きましたけどね…。

必ず来る、今生の別れ。
今は泣いても、明日はまた笑顔で行こう。
笑顔でいけば、なんくるないさ!
プロフィール

ヨネえもん

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