映画 や行 ら行 わ

ル・アーヴルの靴みがき

 

アキ・カウリスマキ監督の新作だよー!!!!!!
この監督の独特の世界観、うぅ〜んたまらない♪


彼の作品は
「現代のおとぎばなしだ」などと言う人もいるくらい
どこか現実味がない。

どこか…というか、かなりかも(笑)。


無表情なのに伝わってくる思い。
無表情だからこそ生まれる、緊張と弛緩。

ロケをしていても、まるでセットで撮影したかのような
平面的な照明と画面構成。
不自然な動作と、単調な展開。


こう書くと、どこが面白いの?
と思われるとは思うが、仕方ない。

本当にそんな感じなのに
なんだか面白いのだから。


ただ、
『浮き雲』や『過去のない男』という傑作と比べると
本作はちょっと奇跡が唐突すぎるんだよなぁ〜。


人間の善意と清廉さ。
現実味が薄いからこそ、どぎつくならずにはんなりと沁みる感じ。

めちゃくちゃ面白い!という類いの作品ではないので
カルヴァドスでもちびりちびりと飲みながら
ゆったり観るのがおすすめです!!!

 

ロボジー

 

おもしろかった!

なんと、あのミッキーカーチスが
(今回は「五十嵐信次郎」名義だが、本名ではないw)
よぼよぼのお爺ちゃん役というだけでも
見所というもの。

いろんな邦画に引っ張りだこ
吉高由里子ちゃんの
安定のコメディエンヌぶり♪

そしてこれまた安定の
ほんわか役者の濱田岳くん。

人生の孤独や悲哀など、
ふつうは重くなりがちだし
あえて深刻に描きたくもなるようなテーマを
コメディに絡ませて描いた矢口史靖監督のみごとな手腕♪

エンドロールのちょっとレトロなイラストも
すごくいい感じなので見逃すべからず!


…と、おしなべて面白かったものの
なんとなく薄味感が否めないのはどうしたものか?

観ている間はけっこう笑えた気がするんだけどなぁ…。

 

ランゴ

 

うぅ~ん、玄人好みとでも言うんだろうか…。

子供騙しではなく、
最初から子供は相手にしていない世界観は
素直に「こりゃあ面白い!」と言わせてくれない感じ。

シュールでローテンション、
そして異常なほどのハイクオリティ。

画面の端々から映画作りへのこだわりが
伝わってくるようだ。


…だけど、
それを好きかどうかは別次元。

作り手が満足するものと、
一般人が観て楽しめるものとには隔たりがあるということか。

残念ながら僕向きではなかったなぁ。


 

洋菓子店コアンドル



「平凡そうな感じだなぁ~」と思っていたものの、 『白夜行』と一緒の深川栄洋監督ということで 興味が湧いて観に行った。 少し黄色みがかったライトを多用したり 光の扱いはとても優しく美しい。 蒼井優ちゃん演じる「なつめ」が 人の気持ちを逆なでする性格付けは新鮮だと思ったし いろんな登場人物を細かく描いていくところも好きだ。 だけど… どうしても、なつめが好きになれなかった。 天真爛漫ととれる部分もあるけど、 がさつで無神経な振る舞いや言動が嫌で嫌でたまらない! 主人公の成長も描きたいんだろうけど、 結果よければ…的な展開が続くのでは感情移入できないし ご都合主義の作品にすらみえてしまう。 精一杯頑張っている生徒さんたちを放って一服していた 江口洋介演じるパティシエの十村が なつめを気にかけたのが鹿児島弁だから…というのは雑過ぎないか? いろんな登場人物を細かく描いてはいるけれど、 描ききれているかといえば多々難ありなのもマイナス。 晩餐会のシーンで、 全てを集約するようなカタルシスがあればいいけど 全くないんだよなぁ…。
スイーツが主役の映画なのに、 シメが締まらないのがホント残念!
 

ロビン・フッド

『ロビン・フッド』といえば身が軽く、
いわゆるマッチョヒーローとは違う軽妙なイメージ。

しかぁ~し、今回主演のラッセル・クロウは男臭くて無骨。
ロビン・フッド像とは真逆のイメージだ。


リドリー・スコット監督とラッセル・クロウといえば
『グラディエーター』!!
あの映画も見事な作品だったなぁ~。
圧倒的な迫力に魅了され
映画を観たあとにもしばらく余韻に浸ることができたもの。

この『ロビン・フッド』は
いわゆるロビン・フッド像とは違うイメージでありながら
ラッセル・クロウの男っぷりが
人間味というスパイスとなり魅力たっぷりなのだ。


ヒロインにしては、ちょっと地味な役回りの
ケイト・ブランシェット様も
女としての弱さの中に気位の高さを漂わせているのは
さすが!


ラッセル・クロウを主演にもってきたのは
けっして失敗ではなかったと思う。
映画として見事なできばえで、とても熱くなった。

ロビン・フッドとのイメージギャップだけで観ないという人がいたなら
ホントもったいないなぁ~。

酔いがさめたら、うちに帰ろう



いやぁ~、イイねぇ永作ちゃん♪ あなたっていくつなの~♪ この作品の浅野忠信と永作博美ちゃん演じる夫婦は なんだかすごく自然。 いつもは、ちょっと芝居掛かってる永作ちゃんと いつもは、あまり芸達者とは言えない浅野くんとが、 ウマく化学反応をおこしたのかもしれない。 けっして模範的な人たちではないけれど、 過去の過ちを受け入れ 自然体で居られる「家族」にむかう姿勢は 夫婦が目指す理想の形かもしれないなぁ~。 「自業自得」と突き放したりしない家族。 だけど、甘やかしたりしない母と妻。 子供とのじゃれあい。繋ぐ手。 念願のシーフードカレーを食べた時の、子供のような笑顔。 いたるところに優しさが見え隠れして、とても温かい。 辛い過去。そして先が見えている未来。 だけど、今をあんな笑顔で生きられたなら きっと幸せだろうな。

 

リトル・ランボーズ


子供の無邪気さは とても残酷。 そんな、ありがちな主題を 陰湿な目線ではなく、 欲望に忠実な子供たちとして 爽快な描きかたをしていて楽しい! 出てくる人たちが、 みんなちょっと変わってるし 嫌な部分も良い部分も合わせ持っているというのが 人くさくてリアル。 パロディーやコミカルな演出も ハメを外しすぎない塩梅で、かなり笑える♪ 戒律に厳しい母親とのやりとりや 理不尽な扱いをする兄に対する信頼と愛情など ちょっと堅い内容を やわらか~く丁寧に折込んでいるのもイイ! ちっちゃいランボウたち(notランボー)♪
とても楽しかった!!
 

ラブリーボーン

スピリチュアル風なのにホラーだったり
はたまたサスペンスタッチだったりと
すべてがどっちつかずで、どう描きたいんだかが定まらず。

ただただ不快で、苦痛。

予告編でやめときゃよかった…。 

ラ-スと、その彼女

そんなに好景気という印象もなかったのだが
猫も杓子も、
とりあえず「不況」と言っていれば間違いない09冬である。

人とのつながりも危うい昨今、
なまぬるいくらい優しいと思える作品に出会えた。

『ラ-スと、その彼女』だ。


ダッチワイフに恋する主人公と
その周辺の人たちの物語である。

主人公・ラ-スの奇異な行動に対して
最初は優しさの押し付けもあるのだが、
だんだんと、それぞれがイイ距離を模索し、彼を受け入れていく。

その変化とさじ加減が絶妙。
ときおり笑いを交えたストーリー展開もイイんだなぁ~♪


映画を見慣れた人や深読みする人は、
きっと裏切られたり事件に巻き込まれるに違い無い!と思うはず。

ところが、この作品では人の悪意には話を広げない。
タイトルが示すように、主人公の変化に主軸を置くのだ。


『ラ-スと、その彼女』という邦題でこそ分かりづらいのだが
原題は『LARS AND THE REAL GIRL』。

まさに、恋に恋する少年が
現実の恋へと目覚める過程を描いていたことに気付かされる。

雪が舞い散るなか手袋をはずして握手する。
ただそれだけのシーンの、なんと温かいこと。


結末に対して酷評もあるらしいが
ダッチワイフに恋する変態男という切り口から
それに見合わないほど純粋な作品に仕上げたということで
僕はこの作品を評価したい。

人の裏側を描く作品は、確かに見応えがある。
上っ面だけを描くのは薄っぺらいというのも分かるけど、
こういう裏表なく素直な人たちが街にあふれたなら素敵ではないか!


疑心暗鬼におちいり楽しめなかった人や、
刺激を求めたい人は、他の作品でどうぞ。

どど~んと14連発!

気がつけば3月末から
一回も更新していませんでした。
実に、二カ月以上も?!

その間も、映画はぞくぞくと公開され
つぎつぎに上映期間を終え…。

とりあえず
短く感想を書いておきま~す。
時間ができたら細かく書いていきたいですが
その時点ではディテールなんて忘れちゃってるかも…(汗)。

3/28『善き人のためのソナタ』
   テーマの割になんだか安直。軽くて浅~い。
   曲自体に説得力が感じられなかった。もったいない。

4/8 『ホリデイ』
   王道のラブコメ!今さら感は否めないものの、
   なかなか堅実な創り。こういうの好きだ♪

4/20『ボンボン』
   主人公はやる気なし。可愛げ無い外見の犬も
   ただ居るだけでは可愛くも見えず…。

4/22『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
   好きけど、泣き映画だと思ったら肩透かし。
   親に対する自分の態度を、激しく反省させられました。

4/29『バベル』
   思いとは裏腹に転がっていく運命。
   「願いは叶う」「人は平等だ」なんて、安易に言えない。

5/1 『ロッキー・ザ・ファイナル』
   スタローンもボクシングも興味ないけど、何故か鑑賞。
   面白かった!!食わず嫌いは損だね!!!

5/5 『ラブソングができるまで』
   痛い頑張っちゃってる感を敢えて笑っちゃう作品。
   深い事を考えず楽しんじゃったもん勝ちだね。

5/6 『サン・ジャックへの道』
   これ、なんとも言えない面白さ!観るべしっ!!
   いわゆるエンターテインメントではないけど、
   人間って、愚かだけれど愛おしいよねぇ~。って気分。
   ※上映終了間近ということで焦って銀座まで観に行ったのに
    今現在、地元・川崎の映画館109シネマズにて上映中。

5/13『スパイダーマン3』
   登場人物が多くても見事な集約の仕方!こりゃあスゴイ!
   目を見張る映像とキャラクターを楽しむも良し。
   人間の葛藤を見守り共感するも良し!!大満足!!!

5/25『パーレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
   いやぁ~良かった。終わって良かった。
   もう観ないで済むと思うとホッとする。

6/5 『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』
   怒るのもバカバカしいくらい下らねぇ~!なんておゲレツ!!
   だけど、妙にすっきり気持ちよかったんだよねぇ~。不思議。

6/6 『大日本人』
   映画版ごっつ!どんな映画か観るまで分からなかったけど
   この衝撃をあなたにも分けてあげたい♪
   映画というより、松っちゃんそのものを観てる感じ。

6/12『300』
   ストーリーの浅さを気付かせないほど圧倒的な
   凄まじい映像のパワーだ!血飛沫派手やでぇ~!!

6/13『プレステージ』
   タネを明かせばこんなもの。
   この映画自体も、予告編で騙されたままの方が良かった(涙)。

さて、次は何を観ようかな♪
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