映画界随一のガーリー番長
ソフィア・コッポラ待望の新作やー!

…と書き出したものの、今までは
「あたしっていいセンスしてるでしょ」的な部分が
鼻についてはいたんだよね。

今回の『SOMEWHERE』は
ガーリーな華やかさや豪華な装飾に頼らない
シンプルな表現が高印象♪

表面的なソフィア・コッポラらしさを排除したことで
ホントにセンスいいんだなぁ~と唸らせられた。


ハリウッドスター役のスティーヴン・ドーフは
華がなさ過ぎてまったくスターに見えない。
父親としてはすごくいいけど、設定に無理があるよなぁ~。

その娘役エル・ファニングちゃんは
大人と子供の狭間の輝きがフィルムの中からあふれていて
目を奪われるほど素晴らしい!!
これだけでも観る価値あり!!!!

…というか、そこ意外は観る価値なし!

あ、双子のポールダンサーズの
モヤモヤした感じも見所かも♪ 装飾に頼らず『ヴァージン・スーサイズ』や 『ロスト・イン・トランスレーション』のような ダラダラした展開を見せられては、ただ退屈なだけ。 「あたしって高感度な映画が好きなの」って人にはお勧めだけど、 けっこう眠くなるよ。