「平凡そうな感じだなぁ~」と思っていたものの、 『白夜行』と一緒の深川栄洋監督ということで 興味が湧いて観に行った。 少し黄色みがかったライトを多用したり 光の扱いはとても優しく美しい。 蒼井優ちゃん演じる「なつめ」が 人の気持ちを逆なでする性格付けは新鮮だと思ったし いろんな登場人物を細かく描いていくところも好きだ。 だけど… どうしても、なつめが好きになれなかった。 天真爛漫ととれる部分もあるけど、 がさつで無神経な振る舞いや言動が嫌で嫌でたまらない! 主人公の成長も描きたいんだろうけど、 結果よければ…的な展開が続くのでは感情移入できないし ご都合主義の作品にすらみえてしまう。 精一杯頑張っている生徒さんたちを放って一服していた 江口洋介演じるパティシエの十村が なつめを気にかけたのが鹿児島弁だから…というのは雑過ぎないか? いろんな登場人物を細かく描いてはいるけれど、 描ききれているかといえば多々難ありなのもマイナス。 晩餐会のシーンで、 全てを集約するようなカタルシスがあればいいけど 全くないんだよなぁ…。
スイーツが主役の映画なのに、 シメが締まらないのがホント残念!