白夜行

洋菓子店コアンドル



「平凡そうな感じだなぁ~」と思っていたものの、 『白夜行』と一緒の深川栄洋監督ということで 興味が湧いて観に行った。 少し黄色みがかったライトを多用したり 光の扱いはとても優しく美しい。 蒼井優ちゃん演じる「なつめ」が 人の気持ちを逆なでする性格付けは新鮮だと思ったし いろんな登場人物を細かく描いていくところも好きだ。 だけど… どうしても、なつめが好きになれなかった。 天真爛漫ととれる部分もあるけど、 がさつで無神経な振る舞いや言動が嫌で嫌でたまらない! 主人公の成長も描きたいんだろうけど、 結果よければ…的な展開が続くのでは感情移入できないし ご都合主義の作品にすらみえてしまう。 精一杯頑張っている生徒さんたちを放って一服していた 江口洋介演じるパティシエの十村が なつめを気にかけたのが鹿児島弁だから…というのは雑過ぎないか? いろんな登場人物を細かく描いてはいるけれど、 描ききれているかといえば多々難ありなのもマイナス。 晩餐会のシーンで、 全てを集約するようなカタルシスがあればいいけど 全くないんだよなぁ…。
スイーツが主役の映画なのに、 シメが締まらないのがホント残念!
 

白夜行


なに?この異様な緊張感…。

時計の音だけが鈍く響く
閉め切った部屋で
神経が研ぎすまされていくような感覚。

重く立ちこめた雷雲のように
不安感を漂わせる鈍い色調。


船越英一郎さんが刑事となると
火サスや土ワイのような雰囲気かと思ったら大間違いだった。
抑えた口調からにじみ出る、思慮深い人間性がリアル。
すごい演技派の人だったんだねぇ~。

堀北真希ちゃんの冷たくか細い美しさや
ため息がもれているような口調も
この作品の雰囲気にはぴったり。


観ているこちらも生気が吸い取られていくようだし、
観終わっても決してすっきりするような作品ではないけれど
くすぶるような余韻が残った。

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ヨネえもん

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