なに?この異様な緊張感…。

時計の音だけが鈍く響く
閉め切った部屋で
神経が研ぎすまされていくような感覚。

重く立ちこめた雷雲のように
不安感を漂わせる鈍い色調。


船越英一郎さんが刑事となると
火サスや土ワイのような雰囲気かと思ったら大間違いだった。
抑えた口調からにじみ出る、思慮深い人間性がリアル。
すごい演技派の人だったんだねぇ~。

堀北真希ちゃんの冷たくか細い美しさや
ため息がもれているような口調も
この作品の雰囲気にはぴったり。


観ているこちらも生気が吸い取られていくようだし、
観終わっても決してすっきりするような作品ではないけれど
くすぶるような余韻が残った。